尺八便利グッズ

@尺八用スタンド

尺八の演奏も、時代と共に、三曲以外にから洋楽器との演奏の機会も多くなってきました。
この場合、ほとんイスに座るか、立奏になります。
そして尺八を複数使う場合や、別の楽器に持ち換える場合などには、尺八を置いておく場所を考慮しなくては成りません。
そこで、こんなものを手作りしてみました。
費用はほぼ1万円で、制作は2時間も有れば十分と思います。

【資材】
1) パール ツインタムスタンド[T-800WA] 実勢価格 ¥8,300〜8,500
別売りのタムホルダーは必要有りません。

2) ステンレスマキパイプ16Φ  \260
3) ダイカストソケット16Φ 2コ組  \210
4) 杉表面塗装材 350×200×15t  \400
5) モール  \430
6) ねじ釘 3本、接着剤 少々 等々


【制作法】
出来るだけ手間をかけないためにも、尺八を置く台は尺八を置くのに適した大きさのものを購入する事です。言い換えれば、置く台の大きさは、入手可能な大きさの木材から選択する事です。
今回はコーナンで、加工の不要な、表面が加工済み(塗装済み)の適当な大きさの木材を入手しました。
この木材を台に尺八を最大3本程度置けることを想定しています。
木材の長手側の両隅は尺八が落ちないように、断面が直角三角形のコーナー材(高さ10mm)を接着剤で固定しています。
この尺八置き台材の中心部裏側にソケットを取り付けます。
ソケットは、手すりなどを取り付けるときに使う終端部用の円形のもので、丁度パイプが治まるものを選びます。ここでは16mm径のステンレス製のパイプ用です。
ただ、このソケットは固定のためのものなのですが、置き台を搬送や収納などの場合に分解し易いように差込式にします。この場合、台の固定が安定するように一工夫します。ソケットが貫通穴なのを上手く利用して、二つのソケットを二段に重ね併せて木ねじで取り付けることにしました。こうすれば、置き台をパイプに取り付けてもぐらつきが少なくなります。ただ、この場合には付属の木ねじでは固定する長さに大分短くなってしまいます。そこで少し長めのもの木ねじを使いました。このために、木ねじの径も太くなってしまい、ソケットの取り付け穴に入らなくなり、ドリルを使って既製の穴を加工、大きくしました。この部分は、力も掛かる部分なので、もっといいものを工夫されるならそちらを試してみて下さい。私は念のために、2液混合型の接着剤でソケットと木材の間を補強しました。
次に、パイプの長さはですが購入したステンレスパイプの長さが1mであったので半分くらいに切ってもいいのかなと思ったのですが、結局、そのままの長さで使っています。
以上の工作が出来ましたら、まず、スタンドのクランプでパイプを固定します。そのパイプに尺八置き台を取り付けます(台座のソケットにパイプを差し込むことです。)

できあがってみると、思ったより見た目も良く、舞台映えもします。
私はJAZZ演奏の時、エレキギターと両方受け持っていますので、結構便利です。