私のプライベート写真集 大瀬崎編3

お盆休みに行って来た、東日本のダイバーズ天国「伊豆・大瀬崎」での水中写真をお届けします。

うわさには聞いていましたが、透視度のスバラシイこと!
前行く人の頭がまるで見えないのですから!

しかし、この時期にしては珍しく、水深18m付近にサーモクラインがあって、
その下では、スッコーンと透視度が上がっていました。
(そのため、表層の透視度がよけい悪かったのかもしれませんが。)
ただ、水温が表層と比べて、6℃も低かったため、そのギャップにも驚きました。

まさに今年の夏を象徴しているようでした。

ナイトダイビングでは、海の水全体が青白く光るほど、夜光虫が多く、
水から上がってきたボクの体まで、青白く光っていて、不気味でした。

そんな伊豆・大瀬崎の水中写真集を、お楽しみください。


★タイトルのイヌは、ダイビングハウス「マンボウ」の、ミッキーくんです。





キンチャクダイ

キンチャクダイ科 Chaetodontoplus septentrionalis
分布:太平洋
日本の中部太平洋岸に住む温帯種で、沖縄にはいないとのこと。
「そういえば、見たことないなぁ」と、再認識しているところです。
デザインが比較的派手で、よく目立ちますが、
大瀬崎・湾内にいるとは思いませんでした。
どんより灰色の世界にポツンと紅一点・・・って、感じでした。

撮影日1996.8.18
撮影地伊豆・大瀬崎・湾内/水深18m
撮影機材フジ・リアラ/F−801+デルフィナス/絞り8/絞り優先オート



オキゴンベ

ゴンベ科 Cirrhitichthys aureus
分布:サンゴ礁域を除く南日本、東シナ海
この「オキゴンベ」クンも、よく止まっていてくれるので、
水中写真の被写体としてはとてもGoodです。
今回は、敢えて海の色が出るように、下から見上げるようなアングルを試してみました。
この子に出会ったら、色々なアングルを試してみたいものです。

撮影日1996.8.18
撮影地伊豆・大瀬崎・湾内/水深18m
撮影機材フジ・リアラ/F−801+デルフィナス/絞り8/絞り優先オート



カゴカキダイ

カゴカキダイ科 Microcanthus strigatus
分布:日本の中部太平洋
カゴカキダイも、沖縄で見ることは非常に希だという。
「そういえばそうかなぁ」って感じです。
成魚は10〜20匹が群れているとのことで、
この写真を撮ったときも、たくさん群れていました。
皆同じ方向を向いていたら、絵になったのですが、
写真を焼き付けてみたらバラバラで、格好悪かったので、
1匹だけをアップにしてみました。


撮影日1996.8.18
撮影地伊豆・大瀬崎・湾内/水深18m
撮影機材フジ・リアラ/F−801+デルフィナス/絞り8/絞り優先オート



ミノカサゴ

フサカサゴ科 Plerois lunulata
分布:日本の中部太平洋岸
英語では、ミノカサゴのことを「ライオンフィッシュ」と呼ぶらしい。
なるほど、きれいなヒレがまるでライオンのたてがみのようである。
実にうまい名前の付け方であると、感心してしまった。

実は、ミノカサゴくんの登場は2回目なのですが、
正面からの写真は珍しいので、再登場させてみました。

撮影日1996.8.17
撮影地伊豆・大瀬崎・湾内/水深20m
撮影機材フジ・リアラ/F−801+デルフィナス/絞り8/絞り優先オート



イソカサゴ

フサカサゴ科 Scorpaenodes littoralis
分布:サンゴ礁域を除く南日本
特に珍しい種類ではないのですが、
突然、写真を撮っているボクの手の上にちょこんとのっかってしまい、
多少動かしても逃げないので、珍しいと思いシャッターを切りました。
魚とスキンシップが楽しめるとは思いませんでした。

撮影日1996.8.17
撮影地伊豆・大瀬崎・湾内/水深20m
撮影機材フジ・リアラ/F−801+デルフィナス/絞り8/絞り優先オート

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1996.9.8 新規掲載  Copyright(C)Aki.SAEGUSA 1997.1.15 一部変更