アトピー性皮膚炎
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(2000/2/7 update)

長介と三太がアトピー性皮膚炎です。母親であるアママもそうです。

2000年2月4日(金)  三太6ヶ月
三太は6ヶ月にしてアトピー性皮膚炎と診断された。生まれた時から、軽い湿疹は出たり引っ込んだりしていたのだが、やはりアレルギー体質らしい。
今は、離乳食も始まってヨダレが多いために、アゴのあたりの湿疹がひどい。それと、オデコと頬の耳の前あたりがカサカサした感じである。
そこで、医者に「ノブベビー マイルドウォッシュ」「ノブベビー マイルドローション」という全身シャンプーとローションを勧められて、さっそく購入した。全身シャンプーの方は、家族が使っているものとそれほど差は感じないが、ローションはいい。乳液みたいで、いかにも「保湿できました」という感じである。お風呂上がりに、このローションをつけて、湿疹の部分にアンダームクリームをつける。
アゴはヨダレでなかなか難しいが、オデコや頬はなんとなく良くなっているような気がする。

医者が、
「長介君の時はどうでしたか?」
と聞くので、
「やっぱり。こんな感じでした。アゴなんかは傷になって血が出てました。で、皮膚科からステロイド軟膏が出ていたので、それを使ってました。」
と答えると、
「ステロイドはダメだよ。昔はよく出たんだけど、最近は出さなくなってきた。このくらいの軽いうちによくケアをしておけば、ひどくならないから。」
と言われた。
そうだよなぁ。長介の時は実に安易にステロイド軟膏が出た。しかも、副作用の説明もなければ、使い方の指導もいいかげん。こっちは副作用の知識はあるので、薬局で
「大丈夫ですか?」
と念を押すのだが、
「これは、赤ちゃんにも使える弱いものですから大丈夫です」
と言われてしまう。医者が処方しているものをダメだとは言えないのだろう。しかたがないから、傷になっているひどいところだけ、遠慮がちに使っていた。それはそれでよく効くから、納得はしてたんだけどね。

でも、一概に当時の医療を非難する気にはなれない。こういうものは、日々進歩してよりよく変わっていくものだ。レベルやモラルの低い医者は論外だが、それなりに勉強して真面目に取り組んで医者は信頼する他はない。今だってそうだ。正しいとされている治療法が、数年後には否定されるかもしれない。それを、今判断しようとしても無理というものだ。

三太のアトピーも気長につきあっていきましょう。


99年7月9日(金)  長介8才
2週間前の診察の時、おりしも暑い日が続いていたこともあり、長男のアトピーはひどい状態であった。 首の回り、ひじとひざの裏の湿疹が化膿して掻き壊すので、服の襟首は血だらけである。主治医もあきれて
「これでは、かわいそうだ。学校から帰ったらまずシャワーを浴びて、入浴前にイソジン塗ってやってください。それで、きれいになるはずだから」
と言った。
アトピーの治療歴も長いので、家には症状に合わせた3種類のステロイド軟膏とイソジン(あのウガイに使うヤツ)の原液の瓶がある。イソジンは、脱脂綿に含ませて患部に塗り5分程おいてからお風呂に入って洗い流す。
その時、我々は何をしていたかというと、本人がかゆみにまかせて、一番強い軟膏を塗るだけであった。学校から、泥まみれの汗まみれで帰ってきても、麦茶を一杯飲んですぐに外へ飛び出して行ってしまう。 イソジンも、お風呂タイムはバタバタしていて面倒なこともあり、存在すら忘れていた。
さっそく、その日から医者のいう通りにする。帰宅したら、ぬるめのシャワーを浴びさせる。ホントに浴びるだけ。しかし、暑いので本人気持ちいいという。イソジンはしみて痛がった。お風呂上がりは、私が丹念に症状に合わせて軟膏を塗った。本人に任せておくと、手の届くかゆいところしか塗らない。
すると、なんと、3日程できれいになってしまった。もちろん、スベスベというわけにはいかないが、赤みが消え傷もなくなり血も出なくなった。梅雨空が戻って、涼しくなったこともよかったのかもしれない。ズボラな我々(私と長男)は、そこでシャワーとイソジンを止めてしまった。きれいになったし、ま、いいか...という感じ。

そして今日...
医 「きれいになったね。ちゃんとケアしたようですね。」
私 「はぁ、3日程イソジンつけたらきれいになりました」
医 「僕が思うに、アトピーのほとんどはきちんとケアすればよくなるんですよ。ケアしないで、いろんな治療法をやっても、なかなかよくならない」

なるほど。でも、ちょっとよくなると面倒になって続かないんだよね(恥)。


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