不定記

1998年6月 / 7月 / 8月


1998年6月

1998/06/28

今日買った自転車の慣らしついでに寄った本屋で、長編版夜来たるを発見。
アシモフとシルヴァーグの共著という事になっているが、アシモフの中編を元にシルヴァーグが書き下ろしたそうな。アシモフは一通り読んでいるが、夜来たるに関して言えば世間の評判ほど面白いとは感じなかった。だから、この長編版もいまいち興味がわかず、後書きを立ち読みしただけで棚に戻したのだが、最後のページに恐ろしい事が書いてあった。

シルヴァーグは夜来たるだけではなく、停滞空間二百周年を迎えた男まで長編化したらしい。夜来たるはまぁいい。停滞空間もなんとか許せる。しかし二百周年を迎えた男はアシモフのベスト短編(私にとっての)で、あれに付け足すものは何もない(私にとっては)。他人の作品を壊す(決め付けちゃイカンぞ)暇があったら、シルヴァーグ自身の新作書いてくれい、と思ってしまった。

とはいえ、翻訳されたら買ってしまいそうな気はしているのだが。

1998/06/27

攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLを見た。
見終わっての印象は押井守のニューロマンサー。情報過剰なのに説明不足な辺りや、冬寂と人形使いの類似性が、見ていてやたらと気になった。とりあえず楽しめたから、別にいいんだけど。

そ〜いや、ニューロマンサー映画化の話はどうなったんだろう。ハリウッドじゃJMが限界なのかな。

1998/06/25

入社して三ヶ月近く。研修は未だに続いている。
今日はTCP/IPの基礎と実装(だったよ〜な気がする)という本のIP/UDP/TCPの章を読んでいたのだが、退屈で眠くてしょうがない。仕方無いので、眠気覚ましIP packet(あ、datagramか)の送信・受信を行うスケルトンを書いていた。

で、思ったのだが、IPの実装は難しくない。MSXとAssemblerという組合せでも、マッパを使えばそれほど苦労せずに実装できそうな感じがする。
UDPもIPに毛が生えた程度なのでなんとかなりそうだが、問題はTCP。こいつをAssemblerでやるとなると、きっちり見通しを立ててからでないと無理じゃなかろうか。


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