わたつみの都に祭りは数あれど、どうせ何処行ったって余計もんだろと思ってたら、ベアーズkito来襲の知らせが届く。あ、そうだ、こんな自分にも、参加できる祭りがあったんだ。。やっぱり、浪速の夏はノイズだろ？是非、皆さんも本業から旋回し、繰り出される秘儀のかずかずに本来の自分を取り戻して頂きたいと思う次第であります！
　
　と、くだらない前書き入れた割に、実はkito初参戦だったんですけどね(笑)。まあ、色々あって。。なんか、一見さんに敷居が高そうじゃないですか？でも、今回大阪だったし。。だけど、そういう場所に横入りして、でかい顔出すのもなあ。。いやいや、7年目デビューでも遅くはない、君子は豹変す。。ああ、ほんと、めんどくさい男ですみません。えっと、これライブレポの書き込みでしたね？

　「ヘロー、エブリワン。アイムスチューデント」(…だったかな。わすれました)というテコンドーのMCと、客の「何だよ、それ」のナイス突っ込みで幕開けたkito。お約束らしいYellow Classから始まって、まあ、何というか、噂通りグジャグジャのやりたい放題、昨年の長谷川静男のインテリ臭さを微塵も感じさせない、ド直球なはじけッぷりが良かったです。自分、CD、テープ、結構聴いてたんですが、レコードとライブは迫力が全然違いますね。何か、昔のRCサクセションに通じるというか（反論ありましたら、すぐ撤回します）。こりゃ、オルタナとか、スカムとかじゃない、知らん間に無茶苦茶、ロック魂が入ってるじゃないすか！！いつからこんな事に。。本当、これだとライブ観ないと、分かりませんわ。

　曲は、テコンドーの「怒っちゃいますよ！」とか、新作テープの「ホテルテポドン」とか、あとヒロトモさんの生声を久々に聴いた「分速」（盛り上がりました！）が良かったです。ほとんどテコンドーのヴォーカルでしたが、これは予備知識もあったので、それは驚きませんでした。テコンドーさんは咽喉が鍛えられたのか、昔より、ちょっと声が甲高くなった気がしました。そうすね、風体がそれっぽいので、もっとR&Bシャウトに磨きがかかったら面白いと思います（なんで上から目線なんだ）。

　あとはやっぱり、３人のステージングの異様さというか。。トップページにも貼ってますが、ヒロトモさんの腰の動きが。。何か、「やっぱ、大阪ってこうでしょ？」って言われてるようで。。（いつもやられてるのかもしれませんが。）まあ、西川のりおのツクツクホーシ、岡八郎の「隙があったらかかってこい」を継承・完成させたのは、今の吉本芸人ではなく、kitoだった、つー事ですね！橋下市長も観た方がいいっすよ。大阪、抜かれてますよ！あと、ついフロントの２人に目がいきがちですが、ビッグパパ・静男さんが、もう。。とにかく、「眼力」に尽きます、「眼力」に！普通、ドラムの人の「目」はほめないと思いますが、あの日、ベアーズに居た人は納得してくれるでしょう。

　こんなライブ開催してくれるなんて、ベアーズはやっぱり我らのアジール、憩いの場ですよ。出店の日本酒も美味しかった。離れがたきは。。と少し長居したけど、マゾンナに腰どつかれて（痛くない）、ようやく覚醒して帰りました。さあ。。仕事。さあ、逃げろ。