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D・O・T 2012年9月15日青山レッドシューズ 杉本 [2012/10/07,01:46:23] No.3092
●D・O・T 2012年9月15日青山レッドシューズ


HIROSHIさん(B)とMARU(Dr)さんを中心に、2010年にライブデビューしたD・O・T ですが、
このたびメンバーも変わり、約11ヶ月ぶりとなるライブが青山レッドシューズで行われました。
その模様をレポートします。

新メンバー(Vo)はREIKAさん(元NURSEのNEKO)。
現在メンバーは3人で、ライブはギターレスで行われるとのこと。
いつもギターの陰に隠れていたHIROSHIさんのベースが思いっきり聞けるいい機会!
と始まる前からとても楽しみでした。

ベースは、ベースアンプとギターアンプ両方につなぎ音を出していて、かなり歪んでいました。
私が大好きなあぶらだこADKソノシート時代の音に近かったような気がします。
ドラムは生音でしたが、会場が小さくかなり大きな音で響いていたので問題なし。
MARUさんのドラミングもライブごとにパワーアップされ、しばらくハードなドラムは叩いていなかったはずですが、
そのブランクを感じさせません。

NURSE時代のナンバー「赤い月」からスタート。
NURSEのことはよく知らない私ですが、
おそらくNURSE解散後、音楽シーンから姿を消したREIKAさんが、
HIROSHIさんとMARUさんに会ったことで20数年前の衝動に呼び起こされて、
この曲で再びNEKOとなり完全復活を果たした、ということなのでしょう。

現在REIKAさんは、エジプシャン・ダンスの第一人者として活躍する創作舞踊家で、
日本に初めてエジプト・アラブ舞踊を紹介したパイオニア的存在であるとのこと。

ストレートなツー・ビートのハードコアを基調としていたD・O・T サウンドは、
エジプト・アラブ系の民族音楽的要素が取り入れられて、
さらにREIKAさんのダンスという”見せる要素”も加えられ、
大きく変化していました。

演奏された8曲のうち、6曲が新曲でしたし、
Voが変わったというより、新生D・O・T として生まれ変わった、と解釈したほうが正しいかもしれません。

新メンバーでの初ライブということもあり、まだ三人の強力な個性がぶつかりあって融合しきれず、
荒削りのまま放りだされている部分もあったように感じました。
しかし、とにかく勢い、パワーがあるので、私としては逆に、そこがとてもスリリングで面白かったです。
(でももし日本の80年代ハードコアに、ピラミッドパワーが融合しちゃったら、もの凄い世界ができてしまうかも・・・これが本当のエキゾチック・ジャパンコア!?)

曲の感想については、私もまだ消化できてないのでまたの機会とさせていただきますが、ただ、AQUARIUSはHIROSHIさんらしい名曲だと思います!

10/21,11/22(ワンマン)とライブも決定していて、これからが楽しみ!


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