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一 括 講 読

投稿時間:07/07/31(Tue) 23:01
投稿者名:直人
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タイトル:治癒の出口は一箇所
神経症の治癒の出口は一箇所しか無いと思います。
それは症状について考え無い、相手にしない、改善の努力をしない状態になる事でしょう
症状をいっさい相手にしない生活は、自己えの思考は無く、苦悩の無い明るいものになります
それが続けば治癒です。ここに至る道に2通りあと思います。

一つ目は
先生や先輩の話を聞き(読み)症状を相手にしない、考えるのを止めようと決心して
症状を相手にしない考え無いを実行した場合です。
今まで治す努力しかしなかったが、治さなくなったら、自然に明るく元気になってきます。
この自分の体験から、症状を相手にする生活は間違っていると理解出来るのです。
そこから症状をいっさい相手にしない生活が出来上がり治癒に向かうのです。

二つ目は
自覚の道であり、自分の日々考え努力している事は幼児的な自己中心的あやまちだと
はっきり自分で自覚できた時です。
これは一種の懺悔であり、心の底からこう思えた時には、症状の有るまま生きて行こうと
硬い決心が出来て、症状をまったく相手にする気持ちが無くなってしまう。
そうなると一生症状を持って生きるつもりが、どんどん症状が改善されて来るので驚いてしまう
まさに症状を相手にしないなら治癒は向こうからやって来るのです。

文学者の倉田百三氏が「治さずに治った」と言ったそうですが、まさにその通りです。
宇佐博士は「治そうとする病気」と言い、「療法では治さない稽古をする」と言われている
そして治す「囚われから解脱」したら治癒だと言われている。
鈴木博士が「今に生きる」と言う、自己を治して未来に生きるのでは無く、今に生きるのです。
森田博士が「あるがまま」と言う、自己を治し変えるでは無く、今ある有るままに生きるのです。
「治さ無いと決心して、治さない稽古をして、あるがままに、今を生きた」時に治癒があります。

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