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一 括 講 読

投稿時間:18/09/10(Mon) 16:23
投稿者名:happiM
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タイトル:自分を伸ばす生き方の研究
素直な心

自分を伸ばす生き方は、すなおな心で生きる事が大切だろう。
すなお・従順・「はからわない心」というのは、「自然に服従し、境遇に柔順な心」である。たとえば、親や先生から命じられることは、それを無理だと思い反抗的な気分がおこっても、とにかくためしに命じられるとおりにやってみることである。
また自分の職業や地位に不平不満があり、 あるいは自分の能力に自信がなく不安があっても、そのままに毎日の仕事にかじりついていくことである。
あるいはまた、頭が重く不快な感じがあっても、医者が診察して勉強(仕事)してもさしつかえな いと言えば、医者の言葉を疑い自分の身体を心配しながらも、まずためしに医者の言うとおりにやってみることである。
それと反対に、腹を立てて親や先生に反抗し、不平をこぼして自分のするべき仕事をせず、医者の言葉を疑って言うこともきかないのを、わがままとか、強情とかいうのである。

投稿時間:18/09/10(Mon) 16:24
投稿者名:happiM
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タイトル:自分を伸ばす生き方の研究2
ゲーテはその創作夛アウスト」の中で、ある人間の一生を詳細に記述して、「人生は努力である」という人生観をしめしたのである。それは人生を、欲望、執着、奮闘という主観的な面から観察したものと言うことができる。もしそれを客観的に外面から観察するときには、「すべて人間の生活は絶えざる活動である」といえよう。それは「動物」という名称ができた理由である。さらに それを価値批判の方面から見るならば、「人生は創造」であり、「日に新たに、また日々に新たな り」といわれるように、絶えざる進歩であり、前進である。ベルグソンのいう「創造的進化」もこの意味をふくんでいるのである。

投稿時間:18/09/10(Mon) 16:32
投稿者名:happiM
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タイトル:自分を伸ばす生き方の研究3
「短い一生は面白く、気持ちよく、自分の好きなようにくらすのでなければ生きる甲斐がない。生きている価値がない」というように考えるのを、私は気分本位と名づけている。それは人生の事実や実際を無視して、ただ自分の気分を標準にして人生を判断しようとするものである。享楽主義とか耽溺主義とかいうものは、そこからおこるのである。

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