投稿時間:20/10/04(Sun) 14:10 投稿者名:happiMU
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タイトル:神経症を治すには
だから対人恐怖に限らず、神経質症状を治すには一つ一つの症状を治そうとせず、生活全体を 積極的に推進さして、毎日することが多くて、忙しくて一日が短い、というような生活をするよ うにするのがよい。生活の外向化はどしどし仕事をするに限るのである。気のついたことは直ち に手を下してやる、という生活態度が身につけば、すなわち自己に即せず、外界の事物に即して ゆく生活が実現すれば、神経質症状はおのずから消散するのである。
強迫観念は神経質症状の中でも複雑なものであるが、それは普通の人にもありがちな観念を、病的 あるいは異状なものと思って心配するだけでなく、それをなくそう、克服しようとムリな努力をする ために、こんがらかった煩悶をおこし、苦悩を増すものである。なくそうとするから、ますますその 感覚や観念ばかりにとらわれることになる。言葉をかえていえば、わざわざ自分でその苦悩をよび起 こし、養成し、増悪させてゆくのである。
治そうとする気を捨てるとか、捨てないとか、その言葉あるいは自分の気持の持ち方ばかりを問題にし いったい何を治すかということは忘れてしまっているのであります
神経質症を治すには、心の執着・葛藤をそのまま人間本来の生の欲望へ転換させれば良い 病気を治そうとする工夫と止めて、苦しみをそのまま忍受し、病気の重荷を負ったまま 自分の仕事に精出すことである
そもそも恐怖とは、自己にある災害を予想したり、危険が身に迫ると感じるときに湧き起る
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