[リストへもどる]
一 括 講 読

投稿時間:18/05/13(Sun) 20:43
投稿者名:森田正馬全集第五巻 P390,38
Eメール:
URL :
タイトル:逃げ道は無い治す事は出来ぬと決まれば強迫観念は治る
強迫観念は、ひとたび、逃げ道はない、治す事はできないという事を、よくよく知り分けさえすれば、その苦痛はただこれを忍受し恐怖を突破して新生面を切り開くよりほかに方法は なくなり、初めてそこに悟りがあり、強迫観念が全治するのである。

兵法でも・強迫観念の治療法でも、「背水の陣」という事が必要になってくる。後に水があって、逃げる事ができないと決まると、勇気は百倍して、死地に入って、初めて生をうるようになる。強迫観念も、逃げる事ができぬ・治す事ができぬと決まれば、そこで初めて全快するのである。

強迫観念であり、神経質であった時には、その本来性として一度自覚する事ができさえすれば十年二十年の迷いでも、必ず一朝にして悟る事ができるのであります。

投稿時間:18/05/13(Sun) 20:45
投稿者名:HapiN
Eメール:
URL :
タイトル:治す方法道がある間はダメ
「逃げる事ができぬ・治す事ができぬ」との覚悟、決心はなかなか出来ない、これが出来るには10年くらいの苦悩の時間がいる様に思う、どう努力しても治す事はできないと挫折、絶望して、前向きにトボトボと歩き出す、そこで初めて新生面を切り開く方向に進むのです、そして治癒があるのだが
治す方法、道がある間は、ここにはとどかず幾年たってもなんのうるところもない。ただ苦悩にさいなまれるだけだろう。

[記事リスト]

-