自分の悪い所を、自分から進んで告白すること、つまり懺悔することによって早く治ります。治った人はみな、自分は恥ずかしがりやであり、人前に出ればまごつくし、演説をしても声が震える、とかいうことをありのままに告白することができるのであります。
素直でありさえすればラクにできることで、それほど苦しいことではありません。この素直の反対が、強情とかヒネクレとかいうものであります
人前で恥ずかしいのは当然のこと、しかたのないことと観念できるようになれば、その震える事がすっかり治るのであります。
人間として発展したいのなら、震えながらでも面接試験を受けなければなりません。要するに、どのような目的にたいし、どのような手段をとるべきか、ということを正確に設計し、実行してゆけばよいのです。