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投稿時間:18/05/15(Tue) 09:40
投稿者名:第5巻P512 神経質のの本能と療法 P187
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タイトル:不安は過大な欲望、自然に従え

不安は・我々が、精神の進歩発達とともに、ますます増すものです。小児の時よりも、年とるほど心配事は多くなる。医者になるにも、病の事を多く知れば知るほど、気になる事は多くなり、貧乏よも、金持ほど苦労が多く・・・
ジソンのような発明家になれば、発明したい事が、いくらでも増してくるのである。我々は不安があり、取越苦労が多いほど、多々ますます弁じて、初めて人生の生き甲斐を感ずるのである、そこに初めて、強迫観念は跡をたつのである。

自然というのは、人生の実際の事実であって、ただ人生を有りのままに観、人生は人も我もともに苦痛であると覚悟して、苦しきを苦しみ、恐ろしきを恐れ、喜びを喜べばよい。釈迦が大悟したのも、人生を安楽として安心したのではない。人生の最も悲観である諸行無常、是生滅法ということを覚悟して、はじめてそこに安心立命を獲たのである。

人は火を涼しく感じ、水を温かく思いたいというときに、そこに迷妄を生じるのである。人は自然に帰れば、冬は寒く、病は恐ろしく、不潔は厭わしく、人に対しては差恥を感じるべきである。人情の本に帰れば、そこに強迫観念があるはずはない。強迫観念は、冬を暖に、夏を冷に感じようという欲望を逢しくするものである。
たとえば赤面恐怖は、常人以上に衆人の前でも怖めず臆せず、大胆になろうとする分外の欲望から起こる、とかいうようなものである


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