cmos clock とマシンタイムについて
linux-users ML に流れたヤツを抜粋しただけ。



Date: Tue, 9 Jun 1998 13:45:51 +0900
From: Takayuki Maeda
Subject: [linux-users:27831] Re: startx.log(Red Hat の画面)

前田@Teradyneです。

@ Tue, 9 Jun 1998 13:16:43 +0900
Ishioka Takashi wrote:
> いしおかです.
(略)
> kazue> さて次はネームサービス…あ、その前に時計が9時間進んでる。
>
> もういちど, timeconfig っすね(slackware のばあい)
> /usr/lib/zoneinfo/localtime の へんを 手で直してもいいけど.
> CMOS の時計は GMT ですか? それとも日本時間? というのもあるかも.

9時間進んでいるので思い出したのですが、ハードウェアの時計
(いわゆる CMOS クロック)をGMTに設定していて、
それを日本時間で解釈すると当然9時間進んで見えます。
(以前私がはまった現象でっす ^^;)

詳しくは、[linux-users:24895]を御参照ください。
また、man clockで clock コマンドのパラメータを研究すると面白いです。:-)

#簡単なことのようだけど、時差とハードウェア・ソフトウェアの
設定間のズレがあるので、はまってしまうんですね…




Date: Wed, 10 Jun 1998 14:00:13 +0900
From: Takayuki Maeda
Subject: [linux-users:27919] Re: startx.log(Red Hat の画面)

前田@Teradyneです。

@ Tue, 9 Jun 1998 18:43:59 +0900
Kazue Ebihara wrote:
> 海老原です。
(略)
> ということは CMOS の時計が日本時間なのかな、と考えて
> | debian# /sbin/clock -s
> | debian# date
> | Tue Jun 9 16:40:15 JST 1998
> | debian#
>
> とやりました。
> あとはシステムクロック設定しているところを変えないといけないのかな。
> もう少しみてみます。

起動時にクロックを設定しているところは、REDHAT だと /etc/rc.d/rc.sysinitですが、
debianでは違うかも知れません。
ただ、ここの処理と、起動時のパラメータ設定を持っている
/etc/sysconfig/clock ファイル
(これもdebianでは違うかもしれないので確認してください)
は、特にいじる必要はないと思います。

もしもCMOSクロックがJSTで設定されているなら、date コマンドで正しい時刻
にセットしてから、clock -w でそれを CMOS クロックに書き戻すだけでおっけー
のはずです。(CMOS クロックが GMT なら、 cloack -w -u です。)
clock -sだと、「CMOS は JST で設定されていると見て、
その CMOS からソフトクロックに書き込む」という意味ですね。
これはインスト時の指定によると思うのですが、
どちらに設定されたのでしょうか?
起動時の設定処理で、この CMOS クロックの設定モードを見て、
clock -s とするか clock -su とするかを決めているはずなので、
一度 clock -w か clock -wu で書き戻しておかないと、
また起動するたびに9時間ずれるのでは?
ちなみに、私はインスト時にGMTに設定しているので、今見ると

# /sbin/clock -r ← CMOSがJSTだと間違いだけど… > Wed Jun 10 04:37:06 1998
# /sbin/clock -ru ← CMOSはGMTとして、JSTで読むとこう。
> Wed Jun 10 13:37:13 1998
# date
> Wed Jun 10 13:37:14 JST 1998 ← で、dateで見る表示と一致するはず。
#
こんな感じです。
redhatではこのモードは /etc/sysconfig/clock に書かれていて、
それを /etc/rc.d/rc.sysinit で参照して設定しています。
# cat clock
> UTC=true ← GMTを使っている (Universal Time Clockの略と思う)
> ARC=false
これも、またdebianでは違うかも知れませんが。





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