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リモートマシン上のソフトをローカルマシンで使う。

意味が良く分からないかも知れないが、
LAN でつながっている別マシンにインストールされているソフトを
その別マシンで起動して、
その表示、操作をこっちのマシンでやろうって事。

もっと簡単に言うと balthazer で Mew on Emacs を起動しているのに
その表示を casper のモニタに出して、
しかも操作まで casper で出来るのだ。




まず、使うここで2つのマシンをそれぞれ次のように呼ぶ。
ローカル: casper
手もとにあるマシン。
このマシンに balthazer 上で起動したソフトを表示させて
このマシンから操作する。
リモート: balthazer
LAN の向う側のマシン。
このマシンでソフトを起動させるが直接操作する事はない。
要は、こき使われる側のマシン。

リモート側の設定
くどいようだけど、ここでいうリモートとは balthazer で LAN の向う側のマシンの事。
環境が代われば balthazer, casper の区別はまた別になるからね。
リモートは向う側、ローカルがこっち側のマシンの事。

リモートにローカルの存在を教えて、実行を許可させる。
balthazer:$ xhost +casper.libra.co.jp

この操作は casper から telnet で balthazer に入ってからでも可。
casper:$ telnet balthazer.libra.co.jp
balthazer:$ xhost +casper.libra.co.jp

マシンを起動する度にやるのがメンドクサイ時は、balthazer の
/etc/X11/xinit/xinitrc.d/xhost を修正。

balthazer:$ cat /etc/X11/xinit/xinitrc.d/xhost
> #!/bin/sh
> xhost +localhost
> xhost +casper.libra.co.jp
> xhost +melchior.libra.co.jp

balthazer:# chmod +x /etc/X11/xinit/xinitrc.d/xhost
を忘れずに。

ローカル(casper)側の設定
telnet で balthazer に入って、ソフトを起動するだけ。
Netscape でも、Mew on Emacs でも、何でも来い!

これでリモートマシン上のソフトをローカルマシンで使う設定は終り。
設定といっても balthazer の /etc/X11/xinit/xinitrc.d/xhost を
修正するだけだったね。

もっと便利に使おうと思ったら tenlet balthazer.libra.co.jp は
定例処理だから alias を張っておこう。




この操作をするきっかけは
casper ( Gateway 2000 Performance 933 ) のモデムに起因する。
ソフトウエアモデムだから casper からは使えなくて ip masquerade で
balthazer 経由で外に出てる。
でもそんな状態だと ISP への接続情况や、データーが流れているかを
モニタする手段がないんだよね。

ま、ぶっちゃければ xppxpm を使いたくても casper の xppxpm は用をなさず、
なんとか balthazer の xppxpm を casper からも使えないかな、
って考えた末の結果なのだ。

どうやるかってーと、casper から telnet で balthazer に入って
balthazer:$ xppxpm &
をするだけ。
すると casper 上に balthazer の xppxpm が表示されるって、わけ。
balthzer は Linux が立ち上がってさえいれば login する必要もない。
うーーん、linux って便利だね。

とうぜんだけど、casper はXが立ち上がっていないと意味はないよ。




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