keimei main -> キハポスト@VRM -> VRM4スクリプト -> 走るビネット編

VRM4スクリプト(14)〜走るビネット編

この文章を書いた時点でのVRM4のバージョンは「4.0.1.2」です。これ以前のバージョンでは間違いなく動作しません。また、今後のバージョンアップによって仕様が変更される可能性もあります。

● 遊び方 ●

ビネット自身が走る訳ではないので念為。ビネットというよりモジュールレイアウトのサイズですね。このモジュール上を列車は自動走行します。

いわゆる手放し運転ですので、列車は勝手に走ります。ビューアー起動と同時に地上カメラに切り替わりますので、適当に眺めてください。車輌はVRM3のJR東海の物を使っていますが、お持ちでない場合は適当に入れ替えてください。その際、編成エディタの注意事項に従ってください。特に最高速度を変更するとタイミングがズレてしまいます。また、3両編成以上にすると駅からはみ出してしまいます。

● 解説 ●

今回はとくにテクニックはなく、むしろ精神論的な話です。従来、鉄道模型のレイアウトではエンドレスループを組む場合が多かったです。コントローラを操作することなく列車を半永久的に運転するためですね。これは、VRM3の場合でも同様でした。だがしかし、VRM4ではスクリプトのお蔭でこの呪縛から逃れることが可能になったのです。例えば、終着駅のエンドレールまで列車が到達した場合も、スクリプトにより自動で停止・方向転換・再出発が出来るようになりました。つまり、エンドレスループではなく、所謂End-to-Endのレイアウトでも半永久的に運転することができます。

そこで作ったのが本レイアウトです。TOMIXのコンビネーションボードを意識して、300×1200のサイズに非エンドレスなレールを配しました(トンネルの向こう側は舞台裏ですので気にしないように(^^;)。そして、列車はスクリプトにより自動で往復運転します。ちゃんとダイヤグラムも組んであるのですよ。まあ、このように、スクリプトを使えば従来の方式に捕われない自由な形式のレイアウトが作れるという話でした。

スクリプト的には、センサを一切使わずに自動運転を実現してみました(どうなっているか興味ある方は自力でスクリプトを解析してみてください)。この為、CPU能力の差などでうまく動作しない場合があるかも知れませんし、2周目以降はタイミングがズレてくるかも知れません。また、情景的にはVRM4の数少ない部品でも、このサイズなら、そこそこ雰囲気のある物が出来るって感じですね。