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VRM4スクリプト(2)〜リソース編

スクリプトによる制御の前に、リソースについて書いてみたいと思います。リソースとは資源のことですが、PCでは、画像やサウンド(音)などの『素材』のことですね。VRM4では、ユーザーが独自に用意した素材を用いることができます。ここでは、車輌の『方向幕』を独自に書き換えることに挑戦してみます。なお、今回も制御は行いません。つまり、ビューアー起動中に方向幕を切り替えるということは出来なくて、常にその方向幕を表示し続けるということになります。

まずは、方向幕の素材を●準備●しないといけません。これはVRM4の機能ではなくユーザーが独自に行うことですので、何でどうするかはあなた次第です。私は画像関係を弄くるのに専らPhotoshopを使っていますが、他のペイント系またはドロー系ソフト:IllustratorやFireworks、あるいはPaintShopProなどでも簡単に出来るでしょう。重ねて言いますが、この作業はユーザー次第ですので、使いなれたソフトを用いるのがいいでしょう。

クハE751-1.bmp(元画像)→ クハE751-X1.bmp(改造後)

方向幕の画像はVRM4CD-ROMの「/sample/車輌字幕」フォルダにあります。「/sample」フォルダはインストール時にコピーされませんので、CD-ROMから自分でコピーする必要があります。なお、上記の画像は都合上JPEGですが、実際はBMPファイルです。「ranmei管理人@普|上飯田」さんのリクエストで『普通|上飯田』にしてみましたが、書き換えたのはオレンジ色の文字の部分だけです。他の場所は触らない方が無難です。

まず最初に、この画像をVRM4で使うには●登録作業●が必要です。自分で使った素材をVRM4レイアウトに取り込む訳です。メニューのレイアウト | リソース編集を選択クリックして、リソース窓の「追加」ボタンをクリックして、さっき作った画像ファイルを指定します。

次に、●スクリプト●を使って、この「リソース」を実際に使ってみます。方向幕を書き換えたい車輌を右クリックして「スクリプト編集」を選択し、以下を入力します。

//方向幕変更
Var a
set a 1
SetSignTexture a

たったこれだけです、簡単ですね。制御しませんので、BeginFunc〜EndFuncは不要です。「1」はリソースIDで、上のリソース窓の「ID」って書いてある欄にある数字です。「a」は(グローバル)変数名ですので他と重ならない名前にします‥‥‥はい、これで完了です。ビューアーで見てみましょう。


おまけ

列車(編成)の最高速度もVRM4ではスクリプトで変更します。ということは‥‥‥、

//最高速度
Var v
set v 32767
SetTopSpeed v

編成エディタのスクリプトエディタに入力します。何が起こるかはご自分でやってみてください。その結果について、当方は一切関知しません‥‥‥って、期待するほどのことは起こらないんですけどね(^^;