ジェネレイター ガウル

 この番組も、はじめはイロモノかと思っていました。バカ、クール、真面目とステロな3人組が主人公のWeiβ系(^^;かな?と。しかし見始めてみると結構手堅いストーリーの骨子に適度なお笑いを混ぜた(バランスがちょっと不安定だったけど(^^;)作品でした。何より衝撃的だったのが淡々としたモノローグとポケベルの現実感の狭間で訪れたナツメちゃんの。少し演出的にきつすぎる感がありましたが、素直に泣かされました。

 全12話を見直してみて、非常に切れ味のあった作品だったと思います。特に最終3話のテンションの上がり方は凄まじく、私はここでLD購入を決意しました。


《感想いろいろ》

#10 落ち葉のふる森
 ...運命って何だろうねぇ。女の子が一人、を選ぶ勇気って何だろう。淡々としたモノローグとポケベルの現実感の狭間で訪れたナツメちゃんのはあまりにも痛々しすぎる。ここまでやってまさか復活はないでしょう、というかやったら怒りますよ(-_-#

#11 悲しみの果てに
 やってくれるぜ、ほんとに。一番美味しいタイムパラドックスをここでネタにもってくるとは・・・思い起こせばアレやコレやと思い当たる節があったにもかかわらず、カナメの台詞に思いっきり衝撃を喰らいましたよ。ガウルがリュウコにコアを奪われた時に終わるかと思った物語は逆に始まりのを開いたようです。その先に待つのは...

#12 時をこえるもの (最終話)
 カナエの告白が今までの疑問、謎を解き明かします・・・中でも予想外だったのに一番納得させられたのがナツメとガウル達の関係で、この辺はうまいなぁ〜っと思いました。逆にもう少し描いても良かったのではと思うのが、リュウコですね。彼女の想いが行き着く果ては何処にあったのか、その辺が見たかった感があります(個人的にはリュウコとマサミが繋がっているかと邪推していたんですが(^^;)。最終的にガウルの選択が『過去を否定せず未来を諦めず現在を生きる』道であったこと、そこへの流れが今までの伏線をふまえてちゃんと示されていたことがなかなかオッケーでした。

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