仙界伝・封神演義(テレビ大阪 土曜7:00〜7:30)

 WJ買わないけれど原作コミックは欠かさず買ってきているし、何よりコミックよりも前に安能版を読破した私ですが、はっきり言ってアニメ化は不安でしたね。コミックス化の際には独自路線をとることでそれなりの『意義』を見せることが出来たんですが、アニメではどうなることでしょう?

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#1 太公望、封神計画を授かる

 う〜む、何か物凄くありきたりだったような気がするぞ。もなく不可もなくという感じでもないし、強いて言えば印象の薄いお話でした。申公豹黒点虎を語りに持ってきたのはありきたりだし、見ている側としては(登場時点では)彼の立場が不明な分だけ彼を基準にし辛くなっていますね。太公望を封神計画のリーダーに選ぶ際も元始天尊白鶴以外は黄巾力士をずらっと並べただけで、顔の一部をカットインすることもないので下手すりゃアレが乗り物って事わからなかった人もいるのでは? その辺は雰囲気ですむんですけど、申公豹の雷公鞭を受けざるを得なかった太公望の意地の一撃がなかったてのはマイナスですね。アレがあるからこそ太公望が「人間の村を護る為だけで雷公鞭を受け止めた」甘いだけの男ではないという点や、申公豹のこだわりとその後の行動にも説得力が出てくるんだと思うんですが。


#2 太公望、最初の封神す〜#3 陳塘関に宝貝人間出現す

 何か原作コミックの毒気というかのある部分が抜かれてしまっているような気がするんですけど...例えば、原作であった#2で村人を助ける際に見せた卑怯なまでの優しさとか。逆に現代風にアレンジした原作を、何を勘違いしたのか現代とのチャンポンにしてしまうし(スピーカーなんか出すなよ(-_-#)。「まもって守護月天!」や「魔術士オーフェン」クラスの打撃を受ける前に撤退します。


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