星界の紋章

 個人的な好みはあるでしょうが、少なくとも私は面白い小説であると推すことができます。ただ...その面白さが映像作品として表現できるかどうか、が心配の種でしたがなんとか原作の面白さを活かしつつ(途中で(-_-#となりかけた時もありましたが)徐々に組み上がってきた感じがあります。ただゴースロスが爆沈するシーンでのアーヴらしからぬ行動など気になる点も未だ残っているのも事実(^^; と心配しているうちに無事終了しました。ちょっと主役が喰われ気味でしたが(^_^;

《感想いろいろ》

#9 “戦場へ”
 いや、もう何というかラストでのラマージュ様の登場がポイントというかアーヴの魅力爆発の回でした。人間が築き上げてきた常識というか拠り所「極めて明快な理論で却下」されるのですから人類にとってアーヴほど厄介な敵はいないでしょう。権謀術策が成り立たない相手には外交交渉も喜劇になっちゃうんですからねぇ(^_^; それにしてもこんなシーンに出くわす度に、アーヴの出生が痛烈な○○社会というか○○民族への皮肉になっていたのを思い起こされます。

#10 “スファグノーフ門沖会戦”
 今回もアーブ、というかペネージュの魅力が炸裂していましたね。一筋縄ではいかないというか、ただではすまないというか...個人的にはクファディスの苦労が楽しみというのが本音なんですけどね(^_^; ただ思っていたよりも原作より薄目の味付けになっていた感じがあります。もうちょいペネージュの『スポールの中のスポール、スポール一族が1000年にわたって洗練してきた婉曲な罵倒の技術を芸術の域にまで高めた人物』(ラフィール談)というあたりが出てくるかと思ったのですが・・・今後に期待しましょう(^^;

#13 “天翔る迷惑”(最終話)
 とりあえずペネージュ様(^^;の魅力が光っていたというか、主役が喰われていたというか...でもラストのジントは格好良くて見直しましたね。楽しみだったラフィールを『芸術の域まで高めた婉曲な罵倒の技術』でもてなすペネージュ様も見られたし、一瞬の喜びから突き落とされるクファディス君も見られたので満足しましたヾ(^o^;ぉぃぉぃ ただもっと深くというか、アーヴをきちんと描写して欲しかったなぁ〜という思いが残っているので、原作の進み具合から見て続編は厳しそうなのでスペシャルに一票入れておきましょう(^_^;

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