ハードウェアRAIDの導入

 ふと目をやるととあるお店のジャンク売場に見覚えのあるモノを見つけ、手に取ってみるとやはり先週某友人が買ったSCSI RAID card "Mylex DAC960"でした。彼の話によるとFDDもボードも封が切られておらず保証書さえついているということだったので早速私も買いました。ちょっと悔しい思いをしたのは先週は4500円だったのが今日は6000円だったという点(^_^; 

 帰宅後『まほろ』に導入しようとしたのですが、ただでさえAlphaマシンではDAC960のユーティリティが動かないので、いちいち別のデスクトップで設定しては繋ぎかえるという手間がかかる上に、『BIOSのバージョン』に絡む落とし穴に行く手を阻まれました(^^; 

 まず1つ目はLinuxのDAC960ドライバーが対応しているDAC960P/PDのBIOSバージョンをチェックしていて、ver2.2.5のドライバーではver3.51以上のBIOSが必要というモノでした(買った時点ではBIOSはver3.50だった)。私の方はdmesgの確認&ソース読みで気付いたのですが、RAIDをrootにしてTurboLinux Serverをインストールしようとした某友人はカードを認識しているのにRAIDが見えず、しかもメッセージも確認できなかったのでハマっていたようです。

 次にBIOSのバージョンとDACCFというユーティリティのバージョンの組み合わせによる不具合というモノもありました。BIOS ver3.50では問題なかったのですが、BIOSをver3.51にあげてDACCF(BIOS3.50付属)を起動するとRAIDが認識しなくなる&再設定不可という症状です。治療法としてはBIOSをバージョンダウン(私の場合は3.50に)した後DACCFで再設定、その後再びBIOSをver3.51にアップしました。予想としてはDACCFのバージョンをあげれば何とかなりそうなんですが、肝心の現物が見つからないもので何ともいえません(^^; 

《追加(2000/7)》 さてインストールが無事終わったら、次に必要なのは常時監視するモニターソフト。カードに付属しているソフトは見たところ全てi386系用なのでWebを探してみるとありました。ここからとりあえずソースパッケージを取ってきて、バイナリパッケージを構築後インストールしてやることで、ちゃんとモニターできるようになりました。

《追加(2000/7)》 上で書いていたDACCFとBIOSのバージョン問題ですが、MylexのサイトからDACCFの4.78を落として試したのですが、症状は改善しませんでした。


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