422号
2012年3月27日

主な記事のインデックス

 江戸川動物園分会が団交
 津波の爪跡、放射能の恐怖 1
 東京都庁にはたらく非正規労働者の団交権確立をめざそう!
 びばあちぇQ


 江戸川動物園分会が団交
 
思ってること言えてすっきり

 江戸川自然動物園を管理するえどがわ環境財団で三月二日、団体交渉がありました。動物飼育主任N氏による飼育員へのいじめ・パワハラが横行、それをやめさせようと団交には分会の組合員全員が参加しました。いじめを直接受けたAさんは勇気をふりしぼり「Nさんがいると思うだけで、つらい」と心傷を語りました。
 財団は当初、N氏によるパワハラをなかなか認めようとしませんでしたが厳しい追及の結果、協議した文章(@N氏の調査と対策、AN氏のパワハラを二度と起こさせない)を読み上げ記録し、カタチに残しました。


 組合つぶしに怒り


 後日、財団はN氏の異動命令と同時に、分会長と副分会長の異動命令も出してきました。組合は「明らかな不当労働行為」とし、あらたに団交を申し入れ、三月二十二日に行いました。組合は、分会長、副分会長を異動させることが不当労働行為にあたる、別職種の人が、突然動物園に配置されることで現場も回らなくなり、混乱することを指摘。大規模異動の非合理性、不当性を主張しました。
 組合員たちは、涙ながらに「事務局長が『動物が死んでも異動が大事だ』と発言した事を聞いて、本当に悲しい。」「新人が三人も入るのに、ベテランが異動しては現場が回らなくなる」「Tさんを、パワハラ加害者の異動先と同じにすると、イジメの標的にされるのは目に見えている。ありえない!」と、訴えました。異動については再検討をするよう要求し、改めて三月二十九日に団交を行うことになりました。現在、職場では「異動反対」署名を集めています。組合は財団の対応によっては、第三者機関の活用も視野に入れて交渉を進めていきます。 
分会長 
 私達は来園者に楽しみながら動物達のすばらしさを知ってもらうため『動物園』で飼育係という仕事をしています。みんなこの動物園で働けることに誇りを持ち頑張ってきました。それゆえ、自分達の処遇や賃金のことも我慢して「動物園で働けるだけで幸せ」と。でも、それではいけないと感じました。『将来も安心してここで働ける』裏付けなくては、専門性の高いこの仕事で動物達の幸せ、活気ある動物園は維持できない。みんなで加入し活動していく決意をしました。全員組合活動ド素人です。学ぶこともたくさんですが頑張ります。よろしくお願いします。



 
津波の爪跡、放射能の恐怖 1 

 「蓮池達さんと行く、3.11を福島で」というツアーに参加しました。蓮池さんは3年前まで東電の社員として福島第一原発で働いていました。北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さんのお兄さんです。3月10日南相馬市のコンサートホールに東京から大型バス2台、北海道から1台で合流し、地元からも200名の参加で、会場は満席でした。蓮池さんの講演とコンサートが始まりました。蓮池さんは「元東電社員として謝罪行脚の旅です」と深々と頭を下げたまま、言葉もなく時間だけが流れてゆきました。震災津波の被害はいずれ立ち直ることでしょう。しかし放射能を浴び続ける、この過酷な現実を何と言葉にできましょうか。原発ノーの気持ちが溢れ、技術者としての専門的な話に、どのように収束させてゆくのかの問題提起となりました。除染した放射能廃棄物等を第一原発の中に閉じ込め捨てるという意見もあるでしょうが、福島を最終処分地にすることは絶対にしてはならない。これだけは何としても伝えたいと。蓮池さんの実直さが滲み出ていました。
 相馬高校の吹奏楽の演奏は、みんなを勇気付けるものでした。苦しい時ほど音楽や文化が必要なのだと思います。どんなに打ちのめされても、決してあきらめない。福島は自分たちの故郷。奪われてなるものか。この思いを会場いっぱいの方で共有しました。
翌日3.11は震災の被害、原発20キロ立ち入り禁止区域付近の農家、酪農家などを激励訪問し、南相馬市の合同慰霊祭に参加。
                    〔つづく〕


 
東京都庁にはたらく非正規労働者の団交権確立をめざそう!

 団交権を確立し、5年雇止め阻止!一時金・退職金と権利休暇獲得など賃金・労働条件の改善をめざす「都庁非正規労働者団交権確立支援共闘会議」結成

東京都で賃金・要綱等を決定するのは総務局です。ところが、総務局はこれまで、都労連との交渉は行うものの、一貫して公共一般との交渉は行わず、一方的に正規職員との連動で賃下げを行ってきました。しかも、都の専務的非常勤は一年の任用でありながら、年度途中(十二月)に賃下げを行うことを強行されています。
 この間、東京都は産労局が窓口となり、交渉を行うとしていますが、これまでの組合員のいる各局での交渉では、どの局も一貫して賃金の要求に対しては総務局の決定なので答えられないとしているのです。結局、賃金問題において、賃金を決定するにあたり、誠実に交渉に臨むべきは総務局なのです。
 私たちは東京都を相手に行ってきた都労委、中労委それぞれが下した命令に基づき、新たに都総務局を相手に都労委に不当労働行為救済の申立てを行いました。
 それと同時に、都庁に働く非正規労働者の賃金・労働条件の改善に関する団交権確立の突破口として、なんとしてでもこの都労委でも勝利命令を勝ち取るために、闘いの輪を更に広げようと、一月二十四日「都庁非正規労働者団交権確立支援共闘会議」を結成しました。構成団体は東京地評、東京自治労連、都庁法人、都労委弁護団、公共一般です。
 支援共闘会議総会では、今後様々な行動も含め、正規職員とも一体となった取り組みの中で、総務局が出席をしない団交という、他の自治体ではあり得ない暴挙が天下の東京都で平然と行われている実態を今こそ変えていくことを確認しました。 


 
びばあちぇQ
 よく見る風景、そこが変だ! 〔武蔵野支部 T〕

 注目される判決のニュースでよく見かけることだが、裁判所から若手の弁護士が「無罪判決」や「不当判決」などと書いた垂れ幕を持って慌てふためいて駈けてくる映像。「何もここまでしなくても」と、つい思ってしまう。
垂れ幕を持って走ってくる弁護士さんのことではなく、そのあとを必死に追ってくる人の姿のことだ。
 日本の裁判所の敷地内では、旗・横断幕・ゼッケン・たすき等々が規則で禁止されている。そこで出てくるのが、前述の垂れ幕も敷地内では一瞬たりとも表示させまいかの様に必死に追いかける裁判所職員の姿である。中には余りにも職務に忠実なために転倒する職員の姿もある。
規制されているのは敷地だけだろうか。
 昔、「日独裁判官物語」というドキュメンタリーを見たことがある。市民集会で発言し政党の関わる集会にも自由に参加するドイツの裁判官。  
市民集会で発言しただけで処分される日本の裁判官と大違いだ。官舎に「隔離」され、家族も含めなるべく市民と関わらないよう仕向けられている日本の裁判官。こんな事だから、争議中の組合に対し当該会社周辺での宣伝を禁止するような裁判官が出るのも不思議ではない。
裁判員制度で「市民感覚を」という動きもあるが、日本の裁判所・裁判官の状況は問題だ。
 もっともその前に、同じ法曹人の大阪方面の独裁大好き弁護士の方がもっと大問題だ。 
早く退治しないとえらいことになる。