429号
2012年7月10日

主な記事のインデックス

 図書館ユニオン図書館見学ツアー IN 武蔵野プレイス 多機能複合の図書館ゆくえに評価様々

 「みんな」を大切にした一年に ―保育ユニオンが総会開く― 
 「官制ワーキングプア」「公共サービス」など 東京自治研開かれる
  6・24そうだ、船橋行こう。電車でGO!野田退治デモ!!!再稼働はダメなノダ!
 びばあちぇ(25)
  青年劇場「臨海幻想」


 
図書館ユニオン図書館見学ツアー IN 武蔵野プレイス
  多機能複合の図書館ゆくえに評価様々



 七月六日、毎年恒例となった、図書館ユニオンの見学ツアーを開催し、武蔵野プレイスを見学しに行きました。武蔵野プレイスは、昨年七月にオープンしたばかりの施設です。武蔵境駅前にあり、白い建物に蚕のまゆのような形をした大きな窓が人目を惹きます。
施設は「図書館」「生涯学習支援」「市民活動支援」「青少年活動支援」という機能を併せ持っています。利用者が、他の機能にもリンクして新たな「創造」を生みだすことで、地域活性化に繋げたいという目的があるそうです。
 質問時間で、「四機能の統合は、仮に自治体直営でもできない話では無いと思うが、指定管理で行う意味とは?」などの質問が出されました。
 また、見学後の交流会で聞いた話によると、市が純民間への委託を回避するために、四機能を統合し、専門性を高めることにより、事業団へ受託させたという経緯を聞きました。
 都内でも例が無い施設のため、評価はこれから様々な角度から検証されてくることかと思います。賛否両論含めて、今、注目の施設と実感しました。
 見学会には普段、執行委員会に来れない支部分会や委託先などからも参加がありました。次回は、参加者同士の交流も深めていけたらと考えています。

◇組合員の声◇
 「武蔵野プレイス」は、とても斬新な施設で、驚きの連続でした。
 一つの建物内に、四つの機能があるそうで、それぞれがフロアごとに分割されるような単独施設ではなく、上手く融合したつくりになっていて、今まで考えても見なかった図書館の姿に、とても感心させられました。
 これから先、図書館が担う役割やサービスを考えるきっかけにもなり、とても参考になりました。
【世田谷支部 W】

 武蔵野プレイス見学会に参加しました。四つの機能融合の広くて綺麗な複合施設です。
 書庫の無いこと、一階にあるカフェの為、雑然とした感じがする等、気になることも多々ありましたが、これだけの建物があるのですから、運営次第では素晴らしい図書館になると思いました。十年先の武蔵野プレイスを期待します。
【墨田支部図書館分会 S】
 


 
「みんな」を大切にした一年に ―保育ユニオンが総会開く―

 東京保育ユニオンは、ユニオン発足から約一年がたった七月六日、第二回支部総会を開き、二七名の参加で成功しました。
 総会では、M書記長が一年間の活動をふり返りながら、「新システム」阻止に向けてがんばってきたことや、各分会の団体交渉に横断的に取り組んできたことなどを報告。そして、組織化で前進を勝ち取るために、「みんなで決めて、みんなで行動する分会」にしていくことを強調しました。また、ユニオンとしては、政策作りとともに、全国初となる非正規保育労働者調査に取り組むことも確認しました。
 討論では、徹夜でロールケーキを作り歓迎懇談会を開いた東久留米や、正規組合と協力し連続講座に取り組み三名の仲間を増やしている文京、雇用継承・雇用年限撤廃に向けて横断的団交に取り組んできた大田、六百人の非正規全員に手紙を送り交流会を開催した品川の仲間らが、いきいきと発言しました。
 また、明星大学の垣内国光教授が、「保育ユニオンに期待すること」と題して記念講演。「新システム」をめぐる問題点をわかりやすく指摘するとともに、「実践そのものを語り合う場を大切にしてほしい」と保育ユニオンへの期待を語りました。 


 「官制ワーキングプア」「公共サービス」など
 〜 東京自治研開かれる 〜


 七月八日、第九回東京地方自治研究集会が明治大学リバティタワーで開催されました(主催は同実行委員会)。述べ千百人が参加し、全体会では金沢大学の井上英夫人間社会環境研究科教授が「憲法をくらしにいかす」と題して記念講演を行いました。また、公共一般は、「セーフティネット」「公契約適正化運動」「保育・子育て」「公務公共サービス」の四つの分科会を担当し活躍しました。

「自治体一斉調査」に注目が

 分科会「公務公共サービス」の実行委員会では、「『官制ワーキングプア』根絶のための施策調査」を都内すべての自治体にアンケートを送り、取り組みました。五つの自治体からは協力が得られませんでしたが、ほとんどの自治体から返答があり、貴重な調査票を作成することができました。官制ワーキングプアの各自治体での認識を問う質問では、江戸川区が「働き方は多様性があり・・・生計を維持することが目的であれば、民間であれ公務であれ、正規で働く選択肢は数多くある」と働く側に問題を擦り付ける自治体もありました。一方、昭島市では、「ワーキングプアの根絶に向けた、ディーセント・ワークの実現は、労働行政の主要な柱の一つ」と行政の責務を強調する自治体もありました。
 なお、この調査は各自治体支部に送る予定です。各々の自治体での団体交渉を行う際の資料などとしてご利用ください。


 6・24そうだ、船橋行こう。電車でGO!野田退治デモ!!!再稼働はダメな
ノダ!


 TwitterやFacebookなどを通じ集まったメンバーで、野田首相の地元、千葉県(私の地元でもある)船橋市でデモと集会開催が決まったのが一週間前(!)。
 企画会議から参加して感じたことは、政治の閉塞感が深まる中で「観客ではなくプレイヤーとしてフィールドに立ちたい」、「政治や社会問題に対してなんらかの意思表示をしたい」という人びとのエネルギーです。それは短期間で二千二百五十人が集まったことにも表れています。
 企画会議では水平的な対話が大切にされ、特定のリーダーや幹部をつくらない。やりたいことがあれば言い出しっぺが責任をもってみんなで実行する。司会や討議内容、係りなどもその場で決め、出された意見は参加者同士でどんどんもんでいく…その一部始終はネット中継されるので、会場に行かずともネット上でコメントすれば会議に反映され、録画されたものは後で自由に視聴できる。苦労を伴うことだけど、誰も除外せずに物事をひとつずつ決定していくシステムに共感しました。
 七月十五日には「脱原発船橋(仮)」が主催する第二弾が予定されています。ここは必ずしも連帯感だけに溢れた空間ではないけれど、ユニークな人と人の出会いの場、そこで起きる衝突を人々がどう解決して行くかの可能性があります。一人ひとりの市民が個人としても政治に参加し物事を解決して行く場、それがこの脱原発ムーブメントにくっついている印象をもちました。この有象無象のエネルギーを我々労働組合が支持し組織しながら、さらなる大きな運動をつくっていきたいです。



 
びばあちぇ(25)
 セメントアレルギー 〔練馬支部 S〕

  タイル職人の夫、只今入院中。夫より電話で「セメントスプーン一杯もってきてくれ」と言う。病院のタイルの修理に使うのかと聞くと「オレはセメントアレルギーで指の皮がむけて痛い」と言う。友人に聞くと薬の副作用ではないかと言う。別の友人に聞くとセメントアレルギーではなく、セメント中毒ではないかと言う。玄関にあると言うのでもって行ったら、セメントではなく目地剤だった。夫はまあいいかと言って、赤くなっている右手人差し指にサラサラの目地剤をつけた。
 次の日、病院に行って指を見たらすっかり良くなっていてビックリした。
 セメントアレルギーにはセメントを。これをヒントに新薬が開発されて夫の病気が早く良くなりますように!




 
青年劇場「臨海幻想」
 
 「臨界幻想」は一九八一年千田是也の演出により世に送り出された作品です。三十年も前、今回の福島第一原発のような事故を予見し警告していたという事実に、驚きを持って今回の公演を見ました。
 ところで「臨界」とは、核分裂が連続的に起こり制御できない状態をいう。原子炉では、制御棒等によって臨界管理を行っているというが、人類はまだ完全を見ていない。制御できない核分裂は原爆とほぼ同じです。
 「幻想」とは、現実にないことをあるように感じる想念。まさに「臨界幻想」とは、私たちに押し付けられた「安全神話」だと私は思いました。
 今回の事故のもと、痛恨の思いを持って、ふじたあさやさんが演出をし、再上演がなされました。脱原発の声は首相官邸を包囲し、十万、二十万という人々が国会を埋め尽くしています。この声に耳を傾けない政治家は政治を行う資格がないと私は思います。 三十年前この「臨界幻想」の全国公演で原発反対運動が盛り上がりました。いま国民の思いが一つになって、脱原発の日本が生まれるようにと願いをこめ、「臨界幻想」が来年早々から全国上演がなされることに大きな期待を寄せております。
【労働支部 N】
 

 「臨海幻想」をみて

 見終わった後で、もどかしい気持ちになった。

 「どうせ舞台の中の事でしょ」と片づけられない現実を突きつけられたように思った。

 原発を置くことでしか潤うことができない地方都市で、そこで働くことでしか喰うことの出来ない労働者。

 原発は順調に動いていたとしても、定期検査で被曝する人は出る。原発はウランだけでなく、人の命も燃やしながら発電している。

 医者や村長や、会社の役員などの、「頭のかしこい」人達が本当の事を隠しながら、貧乏人の命を燃やして金儲けをする。

 原発事故が実際におき、そして今もなお原発を動かそうとする人がいる。原発が一機も動いていない今の状況で、何もしないままではいられない。

 命とお金とどっちが大切か。いや、残念ながらそんな判断を問われる話ではない。奪われる命はいつも貧しい人の命であり、儲けるお金は金持ちの所に入っていく。

 体の中にふつふつとした怒りを感じるそんな劇だった。

【江東支部】