440号
2012年12月25日

主な記事のインデックス

 八王子市新学校施設開放員 来年度の契約継続を勝ち取る!

 各支部で自治体当局との団体交渉が相次いでいます。東久留米、大田、板橋のようすを紹介します。
 福島の願いと思いがあふれだした!福島青年大集会


 
ー 十月二十四日、闘争報告集会を開催 ー
 
八王子市新学校施設開放員 来年度の契約継続を勝ち取る!

 多摩市民のみならず、多摩地域の文化振興拠点として役割を果たしてきた多摩市の総合文化施設「パルテノン多摩」で異変が起こっています。一つは組合員Aさんの雇い止め、もう一つは、全職員に対しての大幅な賃下げを含む不利益変更の一方的な提案です。同施設にはすでに十名以上の組合員が存在しており、事件は現在、東京都労働委員会に救済申し立てをするほどまでに問題が広がっています。

組合無視で「決定」と

 Aさんは十二月六日に突然の雇い止め通告を受けました。Aさんは一年契約の職員ですが、広報を担当し映像分野の業務をこなしてきました。他の職員から「なくてはならない存在」と評価されています。
 また就業規則の一方的な不利益変更が「今後の労働条件の考え方を示す」として三月一日の職員説明会で発表されました。説明会では、六月からの賃金や一時金の削減計画まで含まれていました。これほど重大なことを、組合へ事前提案・協議もしないで「決定事項」として提案するという許されない暴挙です。

市も併せて申し立て

 組合は両問題ですぐさま抗議し、雇い止めと一方的不利益変更の撤回を団体交渉で求めてきましたが、財団は「撤回するつもりはありません」とかたくなな姿勢を取り続けています。
組合は、財団の設立者であり管理責任者である多摩市に対しても、一方的な不利益変更を財団に撤回させるよう指導せよと、団体交渉を求めてきました。しかし、市は、「労使関係にない」と団交を拒否しています。
 やむなく組合は三月十八日、「不当労働行為」として東京都労働委員会に救済を申し立てました。【島津】

会社社長の理事に600万円の報酬!?
 パルテノン多摩は、1987年から多摩市が設立した多摩市文化振興財団が市の指定管理者として運営。しかし、市の財政難を理由に指定管理料は削減され、現在は、PFI方式や競争入札の導入が検討されています。一方的な不利益変更は、こうした背景を理由に出されてきたものです。しかし財団は、労働者ばかりに「痛み」を押し付けるばかりです。例えば、新日鉄の経営陣でもある常勤理事は年収600万円もの報酬をもらっています。「運営が危機的状況」というのであれば、まずすべてを明らかにしたうえで、不必要なところから削るべきです。


各支部で自治体当局との団体交渉が相次いでいます。東久留米、大田、板橋のようすを紹介します。

*東久留米****
 東久留米市は昨年、臨時職員の一時金制度の廃止を提案。「ストも辞さないぞ」という支部の一丸とした姿勢により、当局は提案を断念せざるを得ませんでした。今年の団体交渉では、「当局がおかしな提案する前に釘を刺そう」といち早く挑みました。その結果、当局は、今年度は「これまでどおり支給する予定」と回答。さらに来年度についても、「今年度同様の予算を要求する予定」と、存続を示唆する回答を引き出しました。
 東久留米は同時に、公立保育園の廃止・民間委託による雇用継承が問題となっています。支部は、「民間委託に反対」する態度を示すとともに、「どうしても民営化が避けられない場合は、本人の希望にもとづき雇用継承をはかること」と当局に迫りました。

*大田******
 大田では、昨年に半数以上のふるい落としがあった非常勤保育士の「再度の任用(更新)四回限度の公募選考」が最大の争点となりました。組合は当局との事務折衝をくり返すなかで、「更新回数限度の撤廃」や「公募によらない別枠での選考」とはなりませんでしたが、「再度の任用が繰り返えされているということは、勤務実績等が一定程度認められたものと判断できますので、再度の任用を四回経た者が引き続いて新規の公募に応募する場合においては、総合判定において勤務実績等を考慮することとします」という回答を引き出しました。
 また当局は、正規職員の給与がここ数年マイナスになっていることを理由に、非常勤保育士の報酬引き下げを提案したいとの強い動きがありました。しかし、組合から「こういうときだけ平等をいうのはおかしい。だったら一時金や定昇制度を導入すべき」と強く迫り、ついに今年度の提案を阻止しました。

*板橋******
 板橋の団交では例年に引き続き、一時金制度の導入を強く迫りました。当局はこれまで「法律上難しい」という答弁をくり返していましたが、昨年の団交では、大阪・枚方市判例を受けて「時間的にも仕事的にも正規と同様であれば、出すことはできる。しかし、財政的に難しい」と一歩前進の回答を引き出していました。
 今年の団交でも、昨年の回答をくり返し「財政的に厳しい」と逃げる当局に対して組合は、「だったら仮に、正規の四分の三相当の時間を働く非常勤の保育士と栄養士に〇・五、一カ月分の一時金を出すとしたらどれくらいかかるか計算すべき。そのうえで再検討してほしい」と追及。次の団交では当局が一時金の試算を出すことになりました。支部も、「一歩、半歩ずつでも前進させて必ず勝ち取ろう」とはりきっています。    【島津】



 福島青年大集会

 福島の願いと思いがあふれだした!

 十一月四日、福島市内で「もやもやふっとばしまスカッ!! 福島青年大集会二〇一二〜フクシマで考える日本の今とこれから〜」が行われ、全国各地から千人の青年が集まって、大きく成功しました。青年ユニオンからも十三名が参加しました。
 青年ユニオンでは、福島遠征カンパを集め、集会前日のフィールドワークにも参加しました。フィールドワークでは南相馬市の小高地区(福島原発から十km圏内)を、南相馬市議会の東日本大震災及び原発事故対策調査特別委員長であられる渡部ェ一議員に、案内していただきました。今年四月に立ち入りができるようになった小高区は、いまだ震災の生々しい瓦礫が片付けられておらず、傾いた新築戸建、ボロボロの木造家屋、野原になった田んぼ、転がる車がありました。本当に時間が止まったままでした。
そして、渡部市議から、震災当日からこれまであった復興の歩みと闘いを、当事者でしか語れない辛さと悲しみを、笑いを交えながら明るくお話ししていただきました。話を聞くたびに衝撃的でしたが、現地の方の熱い思いを聞けて私たち参加者全員「本当に来て良かった」と胸がいっぱいになりました。
 翌日、集会に参加をしました。はじめてつくる集会に現地実行委員会の青年はドキドキしていましたが、ふたを開けてびっくり、本当にたくさんの青年が集まって、大成功しました。とくに集会では、現地福島のリレートークでは、現地の想いが乗っていて感動的なものばかりでした。「福島で生きている私たちは、元気にやっているよと全国に知ってほしい」と聞いたとき、今必要なことは同情ではなく、行動なのだと改めて確認できた素晴らしい集会でした。また今度福島に旅行に行きたいと思います。    【武田】