442号
2013年1月22日

主な記事のインデックス

 ◇台東支部◇

「これで対等に話せる」すき家争議 全面和解勝利
 新しい力で、大きな飛躍をめざす
 「5年ぶりの賃上げを」  区総務部長に四千百四十六筆 の署名届ける 江東
  続々と賃上げ突破!
 公共一般に期待するA

  ◇台東支部◇
 
台東区図書館非常勤への五年雇止め制度撤廃!

 一月八日、台東支部と図書館分会の団体交渉を開催しました。その席で、図書館奉仕員(非常勤)の要綱に盛り込まれていた、五年雇止めの条文について、撤廃、削除する回答を勝ち取りました。台東区では多くの職場は五年雇止め制度があっても、特段の問題がなければ繰り返し更新されています。しかし、図書館奉仕員はいまだに五年雇止めがされてきました。


 撤廃で人材確保を

 「更新回数で区切ると、他職種を選べるという利点もあるが、実態は皆、図書館司書として働き続けており、この間更新年限を入れても変わらなかった。むしろ、他の自治体から更新年限で切られて台東区へ来る人材に期待できるので削除することにした」(中央図書館長)、「(更新年限は)法律でも設けなくていいことになっているので、各所管で判断してもらったところだ」(人事課長)など、当局も現実に即した改善へと舵を切る明解な回答といえます。
 これまでも毎年繰り返し要求してきたものが実現し、支部と分会は大喜び。たたかいに確信が生まれています。


 朗報が走って

 朗報は直ちに一斉メールで世田谷、大田、消費生活相談員ユニオンなどへ流され、更新年限で闘っている他支部の組合員を大きく励ましました。


 全ての職種で撤廃・削除を!

 同区では、中国残留孤児帰国者支援相談員にも更新年限が入っており、支部は未組織職場の実態把握と、すべての職種での撤廃を求めていく決意です。


 臨時職員の賃上げ公契約でも前進回答

 この他、「臨時職員への賃上げ(具体額は今後提示)、公契約条例についての委員会設置について前向きの検討」など回答しており、早期実現をめざしていきます。
 今回の前進をバネに組織化へつなげるよう奮闘していくこととしています。  【松園】 


これで対等に話せる」すき家争議 全面和解勝利

 牛丼チェーン大手「すき家」を運営するゼンショーが首都圏青年ユニオンとの団体交渉を6年に渡り拒否し続けた争議が1221日、東京地裁で和解しました。和解内容は、会社側がこれまでの経過について謝罪し、解決金を支払うというもの。今後は誠実に団体交渉に応じることも約束しました。ユニオンはさっそく団体交渉を申し入れる予定です。仙台市の「すき家」で働く福岡淳子組合員は「やっと扉が開いた。これで会社と対等に話し合える」と喜びの声を上げています。


 

しい力で、大きな飛躍をめざす 首都圏青年ユニオン定期大会

昨年12月22日に青年一般支部である首都圏青年ユニオンが定期大会を開催しました。大会直前にすき家・ゼンショーとの勝利和解をおさめ、大会は大きく盛り上がりました。一年を振り返り、多くの争議を経て成長してきた組合員からの経験と確信に満ちた発言は、胸を打つものばかりでした。ブラック企業から嫌がらせを受けながら闘っている組合員は「ユニオンがあったから闘い続けることができる」と、青年ユニオンの意義を熱く語ってくれ、職場で複数名組織できている潟iチュラルハウスの組合員からは「ずっと上がっていない時給を、仲間とともに引き上げたい」と意気込みを語ってくれました。

また本大会をもって長く書記長を務めた河添誠氏が退任し、新しい役員体制として新たなスタートを切りました。青年ユニオンは今まで以上に青年要求実現のために奮闘するとともに、組織拡大で大きな前進がつくれるよう頑張ります。




  
「5年ぶりの賃上げを」  区総務部長に四千百四十六筆の署名届ける 江東

 江東支部では十二月二十八日、区の総務部長に非常勤の賃上げや一時金の支給を求める要請署名四千百四十六筆を手渡しました。総務部長は「署名の重みは確かに受け取りました」と述べました。
 支部では九月二十一日に非正規労働者大集会を八十人の参加で開き、五年ぶりの賃上げや一時金制度を勝ち取ることをみんなの意思にし合いました。集会では、点検専門員分会の組合員が「レセプト一人一日で二千七百件。一時金・退職金をほんとの少しでいいから実現してほしい」と話すなど、各分会・職種の組合が訴えました。集会には、民主党、共産党、市民の声江東の三会派四名の区議会議員が参加し連帯のあいさつをしました。
 署名の目標は過去最高の六千筆。一人ひとりの組合員が家族や職場の同僚から集めるとともに、区職労や他団体、他労組に協力を要請し取り組んでいます。また、庁舎前宣伝もくり返し行い、多いときは十八人の組合員が参加しました。
 江東支部長は、「賃上げをなんとしても勝ち取りたい。私たちは後ろには下がらない。たたかわなければ後退してしまう。前に前にね。署名も六千めざしてがんばります」と決意を語っています。  【島津】

 
 
続々と賃上げ突破! 足立支部・台東支部

現在、各支部での交渉において、早くも次年度の賃上げ回答を勝ち取っている支部が相次いでいます。要求実現に向けて闘っている他の支部の追い風となる、嬉しい知らせが新年早々寄せられています。

17日足立支部団交、翌8日台東支部団交でも(両区とも額はこれから)、臨時職員の賃金について、最低賃金が引き上げられた事を理由に賃上げの回答を勝ち取りました。

不景気や正規職員の賃下げが毎年繰り返される中で、賃上げ要求しづらいと感じている組合員もいるかもしれません。しかし、依然として正規との大きな格差は存在し続けています。生活が厳しい実態や他自治体との相場、最低賃金の引き上げなど、あらゆる根拠を示して追及することで情勢を切り開くことができることを、今年の相次ぐ賃上げ回答は物語っています。このことに確信を持って、共に奮闘していきましょう。




 
公共一般に期待するA

 
  哲学者・青年ユニオン支える会・中野ピジョンハーツ争議を・応援する会呼びかけ人 山科 三郎

 私は公共一般という労働組合を知ってから、五、六年になる。一年もたたないうちにファンになった。何故か? それに応えるためには、私なりの根拠を語らなければならない。
 現代社会は人間らしく生きることを拒否するだけでなく、終わりなき閉ざされた競争の輪のなかに老若男女を問わず人間たちを無残に抛り込む。この現実に対して公共一般は、この人間関係を信頼と連帯のあたたかさで励ましあい豊かでつながる仲間関係に変えるのだ。個々の人間に生きる歓喜を感受しあう人間関係を創造してくれるからだ。私は、この組合の諸活動から学ぶことは、実に多い。狡猾な計算づくの資本の策動にたいして非妥協的に労働者階級の正義をもってねばり強く対峙し闘う。その苦難を克服して進む組合は、その闘いの過程で、自らの要求・喜怒哀楽を作詞し合唱曲を創作して文学談義をしたり、労働者の歓びや悲しみを互いに語りあう関係がつくりだされている。闘いの文化が創りだされるのだ。その文化は全労働者階級のみならず、人類の歴史を前進させる力なのだ。なぜなら「文化は人間の精神的食料なのだ」(マルクス・「経済学・哲学手稿」)からである。