452号
2013年7月9日

主な記事のインデックス

 「突然の半年契約」組合結成で対抗

 正規組合との共同で組織化前進中!
 早稲田大学から変革を!
 文章教室からのお知らせ
 連載 わいるどふらわー47


〈町田ファミリーサポートセンター〉
「突然の半年契約」組合結成で対抗
―1回目の団交で1年契約に戻すー
   

 町田ファミリーサポートセンター(NPO法人シーシーシーネットが町田市から受託)で働く職員から、「これまで一年契約で更新してきたのに、今年度は半年契約の契約書を渡された。まともな説明もない。」との労働相談がありました。
 数回の話し合いのうえ、六月十九日に六名(ファミリーサポートセンター以外の法人職員も加入)が公共一般に加入し「シーシーシーネット分会」を結成しました。組合員の意向は、一方的な職場異動や業務運営上の問題など法人代表理事のワンマン運営の是正が第一の目的でしたが、まず雇用の安定を目指すため「雇用契約を一年とすること」を中心とする要求書を提出し団交開催を求めました。七月十二日に団体交渉が開催され、「一年の雇用契約に戻すこと、年次有給休暇を二年遡及して付与すること、職場異動は本人同意を前提とすること」という成果を勝ち取りました。
 職場から五名の組合員が参加しました。代表理事に「現場職員とのコミニュケーションがないことが問題」などと追及しました。参加組合員から「一回の団体交渉ですぐに成果が出るとは、組合の力はすごい」との喜びの声がありました。
 これから、業務運営の問題などについて要求を整理し、団体交渉や町田市への要請などを行う予定です。【白神】



正規組合との共同で組織化前進中!
 

区職の協力で前進する墨田
仲間が増えるってステキだね


 墨田支部では、〇八年から区職労と共同の取り組みとして組織拡大を進めてきました。今年は、初めての試みとして、区職労の役員から直接手渡しで、「アンケート」の配布と回収をお願いしました。「顔が見える組合活動」の一環として組織拡大を進めました。今回は、区職労書記長と支部三役が相談をしながら、対象者の名簿の整理、支部のリーフと自治労連リーフ・呼びかけのお手紙・アンケート・加入書をセットし、取り組みを確認し、区職労各支部へ託しました。公共一般保育園分会では正規職員と共に活動する事が多いので、配布・回収もスムーズに進める事が出来ました。庁舎・保育園に続き八月には学校に、九月には保育園に働く臨時職員についても予定しています。今後は回収されたアンケートを集約し、要求事項のまとめにもつなげていきます。
 七月二十二日現在、保育園六名・学校一名・図書館一名・庁舎一名の組織化という嬉しい成果が上がってきています。九月には、各職場での懇談会も予定しています。なかまを増やし、みんなの声を集め、働きやすい職場づくりを目指していきます。 【古橋】


目黒区職との共同で
5名拡大

 目黒区の千名を越える専務的非常勤の組織化に向け、@全ての対象者への定期的アプローチ。A拡大重点職場への設定。B要求闘争と連携した働きかけ。の三点で具体的に取組みを進める。
 定期的アプローチ第一弾は、四月下旬に約七百人に対し、加入の呼びかけパンフ等を個別送付した。現時点で加入が五名。加入理由は、自治労連共済に興味がある。組合の取組み(勤通大)に参加したい。以前、職場問題に組合で取り組んでくれたなど。まだ、声かけの不十分なのが課題だが、組合の認知度を高める意味もある。夏には要求アンケートの実施を予定しており、加入呼びかけの第二弾にする。
 今年度の拡大重点職場は児童館・学童保育クラブ、対象者は約八十人。分会があり、区職労の該当職場支部と連携が取れており、共同して取り組める条件がある。この間、区職支部と共催の新人歓迎会や仕事に役立つ手遊び学習会を開催し、未加入者も参加。現時点ではまだ加入はないが、倍化を目指して引き続き取り組みを強化していく。
 要求闘争と連携しての加入促進は、団体交渉などへ参加で大きく意識が変化することがあるため重要。
 今年度は早い段階から非常勤報酬の改善に向けた労使協議の場が設定されるため、交渉の場や運動に未加入者にも参加してもらい、組合の加入につながるよう工夫したい。 【林】


大田支部と区職労保育支部との共催で
非常勤保育士歓迎交流会に32名参加ー1名新規加入

 三、四時間の延長非常勤保育士の新任研修日である六月二十六日に、公共一般大田支部と大田区職労保育支部の共催で、「非常勤保育士歓迎交流会」を開催しました。事前に組合交換便を利用させてもらい非常勤保育士全員に案内するとともに、当日、研修の終了時に出口でお誘いのビラ配布をした結果、大雨にもかかわらず三十二名(正規九名、非常勤二十三名、内新人五名)の参加がありました。
 公共一般の伊藤支部長が「私がここで働き始めた九年前、組合はなかった。非常勤のことは非常勤でやらなければと決意し、公共一般という組合をつくって五年になる。正規の保育支部の援助をうけていろんな成果が上がっていることに感謝している」との挨拶。そのあと、「何が出るかな」の歌にあわせての自己紹介で盛り上がり、落花生ダンス等でのりのりに。
 最後に、区職労保育支部長から「非常勤保育士の保育現場での重要な役割、公共一般大田支部が闘い・勝ち取ってきたたくさんの成果と力の大きさ」等、貴重なお話をしていただきました。
 参加者からは、楽しかったね!良かったね!の声がよせられ、なんと参加した非常勤保育士一名が組合加入しました。    【大田支部・伊藤】



早稲田大学から変革を!
    組合員百名めざして前進中


 大学分会は、五年雇止等、大学非常勤講師の労働契約の不利益変更の撤回を求めて運動と交渉に取り組んでいます。 四月八日、労働者の過半数代表の選出投票を偽装して就業規則の制定を行った早稲田大学の理事全員を松村比奈子委員長と佐藤昭夫早稲田大学名誉教授が労働基準法違反で告発。メディアで大きく報じられ、情勢が一変しました。五年雇止を通知した琉球大学、法政大学、昭和女子大学、十文字学園女子大学、東洋大学等には再検討を約束させました。 不利益変更をめぐる情勢とこれに固執している早稲田大学理事会を批判する二種類のビラ各五千枚(早稲田大学で三千枚)を配布し、六十五名(うち早稲田大学四十名)の新規加入者を迎えています(早稲田大学の組合員は六十名)。現在三号ビラ五千枚の配布、外国人講師向けの組合説明会の開催と英文ビラの配布等により、当面七月中に早稲田大学に百名の組合員を確保し、早稲田ユニオン分会を結成、不利益変更の撤回をめざしています。     【大学分会 今井】

 

文章教室からのお知らせ

 文章教室は、2009年より文化厚生事業として民主文学の協力を得て、春・夏年2回の講座を開催しています。
この度、今までの参加者の作品をまとめたいとの声があり、その声に応えて文集を作ることになりました。
文章教室参加の皆様、修了生の皆様、ふるって作品をお寄せください。
作品は「文集用」と書いて、なるべくデータでお寄せ下さい。
データでない方は、FAXでも結構です。
皆様の参加をお待ちしています。
メール:mamanotekonajp@hb.tp1.jp
FAX:03-5395-5139

 

連載 わいるどふらわー47 
〜花よ咲け 貧困と誇りの谷間に〜

 作 小林 雅之 挿絵 中嶋 祥子 題字 岩下 和江
私のオルグノートから(その12)
オルグの能力



今日は、未来を担う若いオルグの君に、オルグの能力とは何かについて一緒に考えてみたいと思うのだ。これには私の大いなる反省が込められているのだがね▼オルグにも『読み書き算盤』の基礎的な習得があれば、ぐんと成長する。「ちょっと古いなあ」って? ふむ、そうかもしれない。『読み』は、相手の気持ちがよく読めること。ともに傷つくほど君は相手に寄り添えるかな。時には経営者が優しい気持ちに変化する瞬間を読めるようだと、そりゃいい交渉ができる。『書き』は夢を描くことさ。運動の創造のロマンをね。「恥をかき、資格を欠き、ではどうか?」 いいねえ、そんな『かき』も畏れずチャレンジするのは大いによろし。『算盤』は、財政運営に長じること。ソロバンを常に頭においておく。おいおい、ただ上に乗っけて歩くんじゃないよ、頭に入れておくことだよ▼さて、オルグの能力とは何だろう。煎じ詰めて私は一に献身を押す。二に寄り添う心。三は無私に働く。四に執念、五に学ぶ努力。最後に健康▼「これのどこが能力か?」って。どれも立派な能力だよ。ただしこれは無私の精神で発揮される能力。世間で評価される私有の才能とは違う。噛み砕いて言うと、労働者同士を結びつけるところで発揮される能力だ。オルグには一番大事な瞬間だと思わないかね。実は私には若い時からこれが実に不器用ときてね。でも一番貴い能力だとずっと崇め信じてきた。どれも簡単じゃないが努力すればきっと獲得できる、そう確信を持ってやってきた▼執念の話だが、打つ手がない、最期だと思う前に、まだ何かができるはずだと考え抜く執念のことだ。「ストを打って局面を変えるぞ」 その作戦が成功する確度は戦術の展開図をどれほど緻密に描けるかによる。展開図を考えていくうちに不安要素が次々と立ち現れるものだ。組合は小さい、雇用は不安定だ、ストにしくじれば吹き飛ばされる。私もその不安に苛まれたものだ▼そんな時、君は子どもの時の喧嘩を思い起こしてごらん。ジャイアンのように恐ろしくデカイ奴に組み敷かれても、チビは奴の手足や耳まで処かまわず噛んだものさ。デカが泣き出して降参するまで放すもんかと。振り回されてもまるでスッポンのように放さない。いや実は怖くて放せなかったのだがね。体格の差ではない。弱者が身を捨てて挑めば逆転勝利できる戦術も見えてくる▼私は今は風呂場や寝床で考える。酒が旨くて静かな居酒屋ならもっといい作戦ができそうな気だけはするもんだがね。おっと話がそれたか。この執念もやはり献身する気持ちから生まれる訳だ。執念も立派な能力って訳だよ▼ところで、オルグの君がせっかく考えぬいた戦術も断念させられる時がある。決行するのは死ぬほど辛いと組合員に泣かれたら君はどうするね。「強行策は却って団結を損なう?」 その通りだよ。考えてもご覧、団結が壊れてもやり抜く作戦なんてあってはいけない。後退はもちろん悔しいが、組合員の成長に力を注ぎ直して、一から巻き直そうと心がける。それがオルグの本当のプライドではないだろうか▼はて、オルグの能力とは何か、だったね。労働者が本当に願っている気持へ寄り添える、無私になって献身できる、そんな活動家になれたら素晴らしいじゃないか。これがオルグにとって最良の能力だ。おお君は解ってくれるのか、ありがたいなあ▼ふむ、そろそろ謝らなくてはいかんかな。私のような俗人にそんな立派な能力がどうして身につくもんか。うわっはっは。おいおい、そう怒らんでくれ。君なら必ずできると心から期待しておるんだからね。