453号
2013年7月23日

主な記事のインデックス

 20有余年 都の不法行為にくさびを

 吉良よし子さんきらきら対談
 『公共一般』機関紙が優秀賞に輝く


20有余年 都の不法行為にくさびを

東京都はブラック行政か

 非正規労働者で作る公共一般労組に対して二〇年以上も団交拒否をしてきた東京都に対して、東京都労働委員会は当然ながら不当労働行為を認定し、組合への謝罪とともに、協議に応じるよう命じました。しかし都はあくまで命令に従わず、中労委・地裁・高裁へ逃げ回り、完敗を続けてきました。現在は最高裁へ強引に持ち込み、「訴訟し続けているかぎり団交拒否が続けられる」と言わんばかりに無法を止めようとしません。こんな破れかぶれのまるでブラック企業並みの不法を、全国トップの行政がやることでしょうか。全国からも批判の声が寄せられているのは当然です。

非正規には賃金交渉も認めない

 私たちは非常勤と臨時職員の待遇向上のために毎年賃金改善要求をしてきました。ところが、当局は、一年ごとの契約の非正規には、来年度の賃金を交渉する権利はないと拒否し、その一方では組合に協議もなく年度途中の賃下げを強行しています。

知事の「改善指示」公共一般は当事者から外す?

 猪瀬知事は七月一日、定例の記者会見で、「非常勤などの待遇は低すぎる」「均等待遇に改善すべきだ」として、総務局などに指示したと表明しました。公共一般は早速総務局にどう具体化するのか、どの程度の改善を考えているのかなど、解明を求めました。ところが驚くことに、東京都は「当局の責任において実施する」と、まるで公共一般は関係ない、協議するつもりもないと言わんばかりです。パートの組合をここまで否認し、嫌悪する都庁は一体どういう体質なのでしょうか。知事発言を本当に実行する気持ちがあるなら、当事者である私たちの声を聞く場を持ち、より良い処遇を具体化するのが、まっとうな行政というものではないでしょうか。

無法の労務政策は必ず破綻する

 いま正規職員が激減させられ、非正規労働者が激増して、業務の質も量も以前より大きく変化しました。その分だけ非正規の担う責任も重くなっています。都の行政サービスの一線で働く非正規の組合を否認し続けることは、いずれ大きな矛盾が吹き出て、組合敵視政策は必ず破綻するときが来るでしょう。

消費生活相談員ユニオン経済支部へ二重加盟

 都の専務的非常勤の消費生活相談員で作る公共一般の同・相談員ユニオンは、消費生活相談センターでともに働く都庁職経済支部の消費生活分会へ二重加盟し、これからは合同で職場の要求実現、消費生活行政の拡充、非常勤の地位向上めざしてともに運動を強化していくことになります。  【鳩】



参議院議員
吉良よし子さんきらきら対談
 労働者の声を国会に吉良よし子さんに聞く


労働者を切捨てる社会 絶対に変えたい


 日本共産党は労働者・労働運動にどのようにして利益をもたらすのか―
 労働法制を次々改悪し、労働者の切り捨てと貧困化を押し進める自民党安倍内閣に対して、「労働者が人間らしく働けるルールを」と対決軸を鮮明にして闘った日本共産党が、先の都議選に続き参院選でも八議席に躍進しました。
 公共一般は組合の特定政党の押し付けに一貫して反対していますが、労働者の要求実現に一致する政党と協力共同を追求しています。労働者の雇用を守り所得を増やせと訴える日本共産党の躍進はエポックを作り出したと思います。
 そこで、東京選挙区で三位当選した日本共産党の吉良よし子参議院議員(三〇)に、当組合の中嶋祥子委員長と青年ユニオン(支部)の武田敦委員長が聞きました。          (機関紙編集部)



 中嶋 当選おめでとうございます。労働者出身の吉良さんに期待しています。
 そもそもですが、吉良さんはなぜ国会議員になろうと思ったのでしょうか。

違法状態当たり前でいいのか

 吉良 就職氷河期に何十社も会社を回りました。八次、九次面接までいき、やっと会社に入れると思った時に蹴られる。その辛さが実体験としてあります。
 やっと入れた会社もサービス残業があり、周りの友人には体や心を壊して仕事を辞めたり、休まざるを得ない状況がはびこっていました。これはおかしい、変えなければとの思いを強めていた頃に、「政治家を目指さないか」と声をかけられました。
 会社の中で声を上げていくことも手段ですが、政治を変え、働くルールを根本から変えていこうと強く思いました。国や社会を変えるには、労働者の立場に立つ日本共産党の議員になってがんばってほしいと言われ、政治家を決意しました。
 武田 吉良さんは労働問題を全面に押し出していていました。共感の広がりをどう感じましたか。
 吉良 若者を切り捨てていく社会では経営も成り立たちません。「私たちの世代を切り捨てるようなやり方を絶対に変えるんだ」と訴えてきました。すると、「僕も三十歳なんだ、吉良さんの言うことはまっとうだと思う、実現してほしい」と話しかけてくれるんですね。三十代の男性がツイッターで「政治家は自分たちと同じ生身の人間。親近感を持ちました」とコメントを寄せてくれました。

タブー恐れず違法企業を実名告発

 吉良 ワタミやユニクロ、ショップ99と具体的な企業名や事例を挙げた訴えは、非常に共感を得ました。評論家の荻上チキさんのラジオ番組に出演した時、荻上さんは「ワタミとかブラック企業は許せない」と話していました。同世代にとってブラック企業問題は何とかしなければいけない、と共通認識になってきました。

労働者の要求どうこたえるか

 中嶋 都議会議員選挙でも日本共産党の議員が倍加し、議案提案権も得ました。これは、都政と直結した職場である当組合の組合員には大きな期待が寄せられています。労働者の要求実現に、吉良さんはどのような役割を発揮していこうとお考えですか。 吉良 ブラックな働き方を根絶したいです。これは私が政治家を目指した原点です。違法な働かせ方をする企業名や離職率の公表など、今の段階でも出来ることは山のようにあります。国会の場でも厳しく追求していきたいです。

経済発展 人を大事にしてこそ

 武田 労働者が個別に闘うことは大変です。公務の職場も団体交渉に応じないところがあります。民間も公務も話し合いで解決するスタンスがないなかで、根本から解決するのは政治課題です。現場の問題を共産党は具体的に追求してきました。
 吉良 限定正社員制度などの安倍政権の成長戦略は、経済の担い手である労働者の切り捨てです。労働者を切り捨てるやり方で、どう経済を成長させるのでしょうか。限定正社員制度を作る暇があるならば、正社員を増やすべきです。労働法制の規制緩和はストップさせなければなりません。まともな働き方、人間らしい働き方を実現していくことが日本経済の発展になります。

「原発なくせ」の声 国会に届けます

 中嶋 話しは変わりますが、毎週金曜日に官邸前抗議行動に粘り強く参加してきたそうですね。組合でも福島第一原発の十`b付近地点まで見学しました。今度は浜岡原発にも行きます。吉良さんはなぜ脱原発に取り組むのですか。
 吉良 今年の四月から金曜日の官邸前抗議行動に通い始め、六月に初めてスピーチしました。その時、名前を名乗らずに一参加者としてスピーチしたことが、選挙中になってから「名前も名乗らずにスピーチした人だ」と広がりました。
 これから未来を生きる人たちに、辛く不安な思いをさせる原発事故は二度と起こしてはいけません。経済を回しているのは人です。人の命をないがしろにするような政治には未来はありません。

これは「みんなの議席」です

 吉良 選挙後、金曜日の官邸前抗議行動に、もらったばかりの議員バッジをもっていき「皆さんのバッジです」と、触ってもらいました。ツイッターから「人生ではじめて議員バッジを身近なものだと感じました」とメッセージが届き、これはみんなの議席なのだと実感しています。みんなの声を絶対に国会に届けようと燃えています。
 中嶋 ありがとうございました。脱原発と人間らしく働ける社会へ向けてともにがんばりましょう。


プロフィール
吉良よし子 一九八二年、高知県生まれ。早稲大学第一文学部卒。東京都豊島区内の印刷会社で四年間CSRの報告書作成支援の仕事に携わる。二〇〇九年都議選(豊島区)に立候補後、田村智子(現参議院議員)秘書、一二年から党都委員会雇用と就活対策室長。趣味は合唱、読書、ピアノ、映画鑑賞、観劇など。

『公共一般』機関紙が優秀賞に輝く
   〜自治労連全国機関紙コンクール〜


 第19回自治労連機関紙コンクールにおいて、私たちの機関紙『公共一般』が、ふたたび優秀賞を受賞しました。 優秀賞は「単組の部」で、全国から70点が応募した中での受賞となりました。最優秀賞は「京都府職新聞」、優秀賞は他に「上田市職労情報」などでした。自治労連のコンクールで公共一般はこれまでにも最優秀賞や優秀賞を度々受賞しています。

機関紙部より
多くの職場の闘いを常に伝え、組合員たちが生き生きと働き闘っている姿が紙面に溢れているのが機関紙『公共一般』のいちばんの特長です。そうしたことが毎回全国的にも認められてきたことは、とても誇りに思います。
これからも、主人公である組合員の皆さんの取り組みや声をドシドシお寄せくださいね