465号
2014年1月28日

主な記事のインデックス

 仲間を迎えました〜5000人の公共一般めざして〜1

 「文章教室」作品集ができました
 連載 「カナリアは歌い続ける 4」
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シリーズ
仲間迎えました
〜5000人の公共一般めざして〜

多摩南部地域関連分会


 都の医療公社、多摩南部病院の委託契約会社で働くKさん。
昨年末、同病院の委託で働く職員を仲間に迎えました。
なぜ、どうやって仲間を迎えたのか、聞きました。



職場で増やせる

 組合員が退職に伴い、一気に組合を抜けていきました。増やさなければと思い、病院の受託業者で働く人に声をかけました。
 多摩南部病院の業務は、約10社が受託しています。加入した人は、私とは別の会社の職員です。
 一つの職場に一つの組合が一般的ですが、公共一般は職種職域で組織することができます。そこで、病院内で働く業者の職員に組合を呼びかけました。
 
リーフ渡し「入ろう」

 加入した人は、一緒に飲みにいく仲で、公共一般のリーフを渡し、組合を紹介しました。「労働問題が起きたときは、組合で交渉できる。何か起きた時のためにも組合に」と呼びかけると、加入してくれました。

組合 従業員の力に

 執行委員になり、団交に出るようになりました。賃上げ交渉や就業規則作りなど、組合は従業員にも会社にもためになっていると思います。会社が何を決めるにしても、従業員を代表する組合が必要です。交渉も、ざっくばらんに話しあえる関係になっています。これからも、分会を広げていきたいです。


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「文章教室」作品集ができました


 2009年より「日本民主主義文学会」の支援を受け、公共一般の文化事業の一環として「文章教室」が開催されています。参加人数は述べ100人を越え、ここに記念の「作品集」が発行されました。
 自分の伝えたいことが読む方へ、まっすぐに届けられるよう、参加者全員で合評し、講師の指導を受けて「伝わる言葉」として次第に磨かれてゆきます。
時には日本や世界の名作に触れ、人生を語るなど、毎回の講座は感動に溢れています。
 エッセイ、小説、詩、など、一つ一つの作品に、仕事のこと、組合活動のこと、争議のこと、家庭のこと等々、組合員の思いや願いが託されています。労働組合が書くことに力を注ぐことの意義は大変大きいものと考えます。
 広く皆様に読んでいただくことを願います。 


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 カナリアは歌い続ける 4

作 八重樫 節子
挿絵 小林 武雄


「滞船 パリ」


 1月もすでに終わろうとしているが、お正月に浴びるほどお酒を飲まれた方もおられるのではないか!
「歌を歌う人は、お酒を飲んでもいいんですか?」と聞かれることがある。
「大丈夫ですよ!私は365日飲んでます!」と答えると、しばしば唖然とされることもある。
酒を飲んで歌うことはのど(声帯)に悪いのは確かである。
私自身はカラオケはやらないが、お酒を飲んでカラオケでガンガン歌ったり、大声でしゃべったりして、翌朝声が嗄れたという経験は、案外多くの方がされていると思う。
  もちろん、そのような飲み方は私は絶対にしない。
でも1日の終わりを、おいしい食事とお酒、会話で締めないで何の人生かと思う。
だから欠かさず飲む。もちろん体調不良になれば、酒をおいしいとは感じないので飲まないが、幸か不幸か、体は丈夫なので、結果的に毎日飲むことになる。
但し、二日酔いになるほど飲むことはないし、それはそもそもご法度である。
辛いものは?と心配されるけれど、本番直前でもない限りなんでも食べ、禁忌食品はない。
一度だけ、スクールコンサートに行った学校で、大皿に盛られたメロンをパクついたあと、のどがいがらっぽくなってマズイ!と思ったことはあるが…
  風邪をひいたら、少なくとも1週間は仕事にならないので、うがいは人一倍するし、ちょっとおかしいなと感じたら、できるだけ声を使わない状況を作るようにこころがけて、だんまりを決め込むこともあり、悪化させないようにしている。
  声帯というものは、人によって長短はあるものの、せいぜい数センチ以内での差である。
おおまかに言うと、声帯が長いと低い声が、短いと高い声となり、厚みがあると太い声、薄いと軽い声になる。4半世紀前に、初めて内視鏡で声帯を見てもらった時「太くて短い(私の体型を言っているのではない)から、まちがいなくソプラノで、ドラマティックな声だろうね。」と言われたが、まあそういう声である。
  また、声帯は人間の体の中で一番目覚めるのに時間がかかる部位でもある。
起きてすぐには声がしゃがれていることが多いのは、どなたも経験済みだと思う。
起床して3時間たたないと、ちゃんと歌える声にはならないと言われている。これは、二期会合唱団に入ってまもなく、ある大歌手がお客さんに話しているのを耳にし、それ以来、朝早い本番の時は、その話を肝に銘じて逆算して起きている。
朝早い本番?と思われるかもしれないが、オペラだけでは食べていけない合唱団が、地方の学校を回るスクールコンサートは、朝9時からが本番である(11時、午後2時の1日3回公演)。
9時にきちんと歌うために、6時には必ず起きて、熱いシャワーをのどの周りにも入念にかけて出発したものだった。もちろん、朝食もそこそこに起き抜けで出発した人もいないわけではなかった。
学校が土曜日もあった時は、週に17回、2・3週間続く。
この間、ベストの体調を維持するのは、それなりに大変である。
とは言え、合唱団の仕事は、本番の数も拘束時間も、ソリストとは比べ物にならないくらい多いので、ストイックになりすぎても続かない。
  単に「365日飲む」という現象面だけを見たら、堕落していると思う人もいるかもしれない。しかし、いつでもある一定以上のレベルで歌えるようにしているというのは、結構な意志力が必要だと思う。もちろん、大好きな仕事であるからこそできるのであるが。
  それともう一つ。私が長年続けているのは、ジョギングである。夜の遅い仕事であったために、帰宅した時に幼い娘はもう寝ていることが多く、いつも学校まで娘を送って行きながらおしゃべりをするのがならわしとなり、ただ歩いて家へ戻るのもバカみたい!と思って走り出したのがきっかけである。今は週2回程度ジムで4、5キロ走り、筋力の衰えは声の衰退につながるので、15分程度の筋トレをするのが、私の健康管理である。

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