=====   自治体にはたらくパートの権利手帳   =====

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[第2章]雇用契約の基礎知識

§1 鳩代さんの契約書

§2 雇い入れ通知書(労働契約書)とは?

§3 労働契約にふくまれるもの

  『あなたの契約チェック』

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 §雇い入れ通知書(労働契約書)とは?

 なにごとも、契約は初めがかんじんです。
 @契約の期間はどれだけか。更新されるかされないか。
 A仕事の内容、受持の範囲、勤め先は明確になっているか。
 B賃金とその支払方法、勤務時間や出勤日が契約期間を通して明確になっているか。
 Cその他重要な決まりごとについてはじめに明示しているか

 正規の公務員には法律や条例・人事委員会規定などに詳細な定めがあります。公務員に比べて、公務パートにはそれほど体系だったものは用意されていないといえるでしょう。労働条件のかなりの部分が、部課や施設の現場の運用にまかされている、という実態も珍しくありません。それだけに就職前にそれらを知ることは困難です。
 かといって、面談の際に細かくあれこれ聞き出しにくいものですね。かりに口頭で確認して「あのとき約束した」「していない」の水掛け論でごまかされるトラブルはよくあります。あとになって聞いてみたところはなしが違っていた、といったことをさけるためにも、文書の契約は大切です。
 だから、『雇い入れ通知書』(次ページ参照)にして、大事な契約条件については、できるだけ具体的に文書化して交付させることが大切なのです。
 法律では、使用者は労働者を採用する際に賃金、労働時間、その他の労働条件を明示せねばならない(労基法第15条)と定めています。また「パートタイム労働法」(短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律)では、使用者がパートタイマーを雇うときには、賃金、労働時間その他の労働条件を明らかにした書面(『雇い入れ通知書』)をパートタイマーに交付するよう努めるものとしています。
 自治体ではいまだにきちんとした雇い入れ通知書を提示しているところはまだまだ少ない状況です。当局にあらかじめ雇い入れ通知書を用意させるようにとりくみましょう。
また資料を参考にしながら、勤務の実態に見合った契約書になるように、必要に応じて書式を改善させていきましょう。

      写真  <雇入れ通知書>
 
 

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