=====   自治体にはたらくパートの権利手帳   =====
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[第6章]仲間とともに労働組合へ
§1 はたらくものの権利はたたかってこそ守れる
§2 組合に「入る」「つくる」
    ●個人加盟の組合に入る
§3 ひとりで組合に入るとは? Aさんのばあい
    ●新規に組合(または支部・分会)をつくる
§4 よびかけかけから結成までの手順
    ●これだけは必要なこと
              1 有志による準備会      2 結成の目的=要求の整理     3 よびかけ=組織化
              4 結成大会                  5 結成通告/要求提出/団体交渉
                   加入用紙 / 結成通知 / 要求書 / 団体交渉申入書 
§5 組合活動の基本
    ●日常活動の基本原則
§6 民主的でたたかう労働組合とは
    (1)思想信条の自由守り、要求で団結するのが労働組合
    (2)上部団体の指導援助が必要
    (3)公務パートの強い味方=自治労連

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 <各県の自治労連にご相談ください
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§5 組合活動の基本

●日常活動の基本原則
  @会議を定期的に持つように努力しましょう。
 A職場の要求を集めよう
 B団体交渉は幹部まかせにせず、できるだけみんなが参加することが大切です。
  C組合員を増やすのは全員の役割です
  Dニュース、ビラの発行を定期的に
  E学習は闘いの底力をつける
  F組合費をきちんと集めることは、組合活動の原点
 G交流・連帯の活動で仲間の輪をひろげよう
 
 さあ、組合は結成しました。全てが新しい経験です。自分たちのために自分たちでつくった組合だと
いう気持ちを常に忘れずに、失敗をおそれず、仲間を信頼してすすめることです。
組合をつくって、要求をつきつけて、これで組合運動の7割はすでに達成しているという自信を持って
ください。
@会議を定期的に持つように努力しましょう。
 そのことで、要求の討議や、組合費集金や、職場の動きのチェックなど、みんなが集ることを軸に活
動がうまく回るからです。
A職場の要求を集めよう
 職場アンケート活動や、仲間の相談にのってあげながら、要求をみんなの共通の問題に練り上げて、
みんなで要求して、みんなで行動するスタイルを作っていきます。要求こそ仲間の団結のきずなであり、
運動のエネルギーの源です。当局に対して常に要求が出され、交渉が活発に行われるならば、団結も
強まり、未加入の仲間にも期待が拡がることでしょう。
B団体交渉は幹部まかせにせず、できるだけみんなが参加することが大切です。
    団交は組合員として自覚を高め、団結を強める重要な場となります。パート労働者と使用者が対等な
関係で労働条件を決められるような労使関係を築くこと、それがパート労働者の願いです。そのためには、
人まかせは禁物。自分たちが主人公という誇りを、団体交渉においてこそ発揮することが必要です。
C組合員を増やすのは全員の役割です
  要求が実現するかどうかは相手との力関係が決定的に作用します。それは仲間をたくさん増やすこと
です。知り合いとの結び付きを重視し、つねに呼びかけを忘れずみんなで取り組みます。そのために、
運動の成果や、いま要求していることをより多くの人に知ってもらう宣伝活動が大切となります。
Dニュース、ビラの発行を定期的に
 組合員が思ったより増えないと、こんなにみんなのために一生けんめいがんばっているのに、なぜ加入
 してくれないのだろうと悩んだりします。

   挿絵26(ビラつくり)

  労働組合とは、「やる気のある人」だけが入ってくると考えていては、組織も活動も狭くなる一方です。
要求のない労働者はいません。不安定雇用に同じように悩んでいたり、上司や周囲との関係で表立って
動けないと悩んでいるひとも大勢います。組合が一番の味方だと知ってもらい、入っても安心だと解っても
らうには、待っていても入ってくれません。実績も知ってもらい、当局や職場の状況を正しく知ってもらい、
こちらから不断に結び付いた訴えをすることが大切です。それが組合の宣伝活動です。日常のニュースや
ビラはその重要な手段となります。みんなで分担して作りましょう。
 たくさんの声や動きが載った職場新聞は、組合員の団結を強め、未加入者の心をとらえることでしょう。
E学習は闘いの底力をつける

   挿絵27 (学習は力)

 要求が切実であるから当局が認めるとは限りません。学習することによって、要求が社会的にどれほど
正当であるかをつきとめ、拒否しようとする当局をどうすれば追い込めるかを先人の経験に学ぶことで、確
信を持って運動をすすめることができます。この確信が強いほど、要求を簡単に手放さないで、ねばり強く
団結してたたかえます。だからいつかきっと実現の道が開けるというわけです。専門家や運動の経験者な
どを呼んで、身近で切実な問題をとりあげて、みんなで参加できる学習会を計画しましょう。
F組合費をきちんと集めることは、組合活動の原点
 組合を作ったけど、先立つお金はない、組合費も集らない、これでは先細りは目に見えています。組合費
の集金活動は組合の原点ともいえる活動です。
組合費を集めるということを通して、日常活動のいろいろな問題が見えてきます。身近なところで役に立っ
ている組合かどうかがためされるからです。不活発だと「組合がよく見えない」「入っている意味が無い」
「金がもったいない」といったはなしになります。ところが、会議や集まりを定期的に持つことで集金が楽に
できるようにしているところ。地域毎に班をつくって家庭や職場を集金訪問してきずなを強めているところ。
ひとり一人の要求を積極的にとりあげているところでは、やはり集金活動もきちんとされています。
公務員とちがって、チェックオフ(給料から天引き)してもらえない厳しさゆえに、逆に日常活動で手がゆる
められません。給料日ごとに自己の点検を求められるパート労働者だからこそ、自分たちの組合に強いき
ずなを造り上げることになるのではないでしょうか。
G交流・連帯の活動で仲間の輪をひろげよう
 職場がバラバラになっているために、こんなに同じ思いで働いている仲間がいたとは知らなかった!
理解してくれないと思いこんでいたけれど、こんなに支援してくれるなんて感動!
 そうです。こんな初めての感動や、素敵な出会いのドラマが労働組合にはたくさんあるのです。
 文化レクリエーションの楽しい集いや、職員組合や地域の仲間との交流では、おなじ働く者同士の熱い
連帯感を覚えるでしょう。そこでいままで経験したことの無いたくさんのことを学ぶことになるでしょう。職場
に閉じこもらず、交流・連帯の輪を広げることは、パート労働者の闘いの力をいっそう強くしていきます。

      挿絵 28  仲間の交流
 

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