美風会だより  



琴古流 美風会本部
大阪市淀川区三国本町3-15-14
tel 06-6393-9888





初代宗家 佐藤晴美(seibi)
 二代宗家 佐藤公彬(kimiyosi)
三代宗家 佐藤珠美(tamami)

(美風会理事長 吉岡潤風)

「美風」紙(第184号(平成24年9月)配布中。

最新の活動報告は「美風」紙の方をご覧下さい。
「美風」発行責任者は向井純風に交代しています。


●平成24年5月12日(土)
第2回コラボライブ
場所:ウノ ア オトロ
菊志乃社中と「六段の調」「華紋」「春景八章」に津田雅風尺八演奏。

●平成24年5月6日(日)
第23回邦楽ふれあいコンサート(主宰:飯塚宣子)
場所:堺市サンスクエアBホール
「荒城の月変奏曲」「月の旋律」「こだまの詩」「兵陽楼に登りて」「六段の調」「フローラ」に尺八で古里晴源、津田雅風出演。

総会案内
平成24年6月2日(土)〜3日(日)
会場:高野山「本覚院」宿坊 15時30分集合
詳細資料は郵送されています。
献奏曲「阿字観」


◇古河支部の活動状況   支部長 下瀬康風
23年度(23年4月〜24年3月)は東日本大震災その他の理由でまとまった実績は少なかった。
概要は次のとおり。

●関東地区美風会三曲勉強会
(11月20日旧明野町宮山ふるさとふれあい公園内)
糸方 筑紫会佐藤歌代登、下瀬歌藤、武位歌文
『夏の曲』『芥子の花』『白鳥』『月光幻想曲』『古今の調べ』『会津の残照』『深山の春』 
尺八 下瀬康風、渡邊創風、木佐貫勝風、須藤空風、寺本紀風、小島常風、中澤龍水、大沼主税、小玉恭雲、
●箏と尺八の演奏(24年3月8日嘉田生崎小学校体育館、高齢者の筑西市健康大学終了式兼ねて嘉田生崎小学校全生徒を対象に)
糸方 下瀬歌藤、武位歌文
『夕やけこやけ変奏曲』『花かげ変奏曲』『荒城の月』『夏の曲』『会津の残照』『深山の春』『故郷』『仰げば尊し』
尺八 下瀬康風
●その他
●奏土浦三曲会(23年6月12日土浦市民会館大ホール)
糸方 桂新井美子と社中 
『五丈原』
寺本紀風他
●奏映会・駿竹会秋の勉強会(23年11月13日)土浦市亀城プラザ)
糸方桂木恵英子と社中 
『名所土産』『千代の寿』『夜の円舞曲』『曠野にて』
寺本紀風他
●筑西市文化祭民謡発表大会(23年11月13日筑西市コミュニティーセンター)
『最上川舟唄』秋田長持唄』『江差追分』鬼怒川筏流し唄』『君田の炭焼唄』『筑波馬子唄』『秋田おばこ』  
尺八伴奏 中澤龍水 
●葵乃会チャリティー演奏会(23年年12月4日 常陸太田市ふれあいホール)
糸方 阿部典代、須藤洋子他
『白樺の林にて』『六段』『日本古謡』『御山獅子』
尺八 木佐貫勝風、須藤空風(鈴鳳)他             

●平成24年3月17日(土)1時から近畿支部総会

●第29回四天王寺古典尺八献奏大会
平成24年3月4日
「三谷菅垣」「雲井獅子」を献奏

尺八雑感 新居浜支部 三浦純風

  尺八の音色について日ごろ感じていることがあり、少し書きだしてみます。まずは尺八の持つ音色ですがその吹き方で質と音量が違いますよね。プロの尺八の音色は一律ではなく、力強かったり、物悲しく聞こえたりします。一番の違いは質でしょうか、同じロを吹いても唯ボリュームがあるだけでなく、そこには澄み切った音色で単に単一音であっても感動を覚えます。これは正確な音律だけの問題ではなく品格のたかさを感じるものです。この研ぎ澄まされた音色はどう作られるのかいつも関心するばかりです。  それと間の問題がありますね。単に楽譜通り計算された正確性では片付けられない何かがあるように感じます。そこにはハーモニーに見合った短い間のすこしのズレが作られ微妙に感情に合わせるツボがあるようにかんじられますが、如何でしょうか。今日は日ごろから感じている一箪を筆しました。

         

 ◎平成二十三年新居浜支部活動状況   

         新居浜支部 三浦純風

 1、愛媛三曲協会講習会参加 1月30日  
 中島靖子、中島一子、川村泰山、瀬志本雅楽華 
 曲 いつまでも、牡丹     
 参加者 真鍋秀風、三浦純風
     
 2、新年吹き初め会 1月29日
   場所 角野公民館                 
   演奏曲 六段の調べ、八千代獅子、春の曲、新高砂、つむぎ唄、梅の宿、摘草、茶湯音頭、初鶯、春の海、御山獅子、
 出演 乙重幸風、岡崎清風、甲斐登風、一楽承風、真鍋秀風、安藤靖風、三浦純風、藤原佳風、
 終演後 親睦会 恒例の行事

 3、愛媛三曲協会定期演奏会 4月17日  
 楫枕 糸方 福寿会と参加         
 参加者 加藤景風、三浦純風、藤原佳風、乙重幸風、真鍋秀風、岡崎清風
  
 4、本曲では二月に新居浜で初回の講習が行われ、三月には本部にて本曲講習会があり新居浜支部からも参加した。                 
 5、四国ブロック夏季練成会には新居浜から七名参加。内容は徳島支部より細述。
 
 6、秋の芸術祭  10月29日
 場所 新居浜文化センター 中ホール
 演奏曲 本曲「山谷菅垣」出演者
 藤原佳風、乙重幸風、甲斐登風、真鍋秀風 一楽承風、岡崎清風、三浦純風
 糸方 福寿会 岡部社中
 筝の手は徳島支部糸方 美の里会 井内先生による。
 なお、昇段者 
平成22年9月 岡崎清風(准師範)、
平成23年10月 一楽承風(師範)
 以上今年の新居浜支部の活動状況です。

本曲研修受講して 新居浜支部 三浦純風

  今回で指導者講習が三回、新居浜での講習が二回受講いたしました。また、四国ではブロックでの夏季練成会で毎年受講してまいりまいた。こんなに多くの研修を受けながら、最初から食わず嫌いが響いて成果が上がらず今になって後悔仕切りです。また、講師の先生には大変申し訳なく猛省しています。やっと、ここに来て少し本曲の面白さや、奥の深さがあることに気づきはじめております。自分ひとりの境地にはいれる尺八の世界があるように感じます。がむしゃらに吹いてきて、今まで沢山の難しい手法や奏法に面食らって、覚えるのがいやになっていたようです。口幅ったい言い方ですが、よくよく本曲楽譜を眺めていると基礎部分の数は少なくその曲毎にに特別の一部特殊手法が数箇所入ってくると講師の先生に教わり気がつきました。そう眺めてみて大分気が楽になり、焦る気分は少なくなりつつあります。また本曲を吹いていて音程やリズムにこだわり無く自分の心の行くままにその境地に入っていけるのがいいですね。   

 まだまだ真似事の域を出ませんが、それでも本曲の考え方をすこしづづ掴みつつあるような感じです。特殊技法や手法はまだまだですが、基本のところを重ねることで一つでも奏法が使えるようになることを楽しに続けたいものです。これからは少しでも本曲を楽しみに奏でて、老後の糧にしたいものです。 これからも無我の境地をもとめ本曲に没頭できれば最高ですね。平成二十四年三月

●近畿支部
平成24年1月2日恒例の住吉大社献奏は神曲です。
献奏は8時半です。

●平成23年美風会北陸支部活動報告 H23.11.29

1 H23/1.3 釣谷雅楽房社中新春弾初会 金城楼 40名
"長等の春、千鳥の曲、初鶯" "鈴木晴教、吉田晴甫、前川晴笙"
2 H23/5.26 古典芸能鑑賞教室 輪島市立上野台中学校 "生徒75名、先生7名"
"春の海、鹿の遠音、黒田節による幻想曲" 前川晴笙
3 H23/6.23 古典芸能鑑賞教室 小松市立板津中学校 "生徒301名、先生22名"
"春の海、鹿の遠音、黒田節による幻想曲" 前川晴笙、早川晴弘
4 H23/6.24 古典芸能鑑賞教室 津幡町文化会館シグナス "生徒500名、先生100名"
"春の海、鹿の遠音、黒田節による幻想曲" 前川晴笙、早川晴弘
5 H23/9.11 石川県立音楽堂10周年記念事業 石川県立音楽堂コンサートホール 1,560名
追い弾き八千代獅子 "吉田晴甫、前川晴笙、早川晴弘、加茂晴澄、安田晴遙、安田晴雅"
6 H23/9..11 月見夜灯「筝曲の調べ」 千代女の里俳句館 80名 "花椿、山の朝、松虫、白山市民の歌" 安田晴遙
7 H23/10.2 2011ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 石川県立音楽堂邦楽ホール 720名
松虫、故山の月 吉田晴甫、前川晴笙
8 H23/10.8 伝統芸能鑑賞会 石川県立美術館ホール 209名
"春の海、鹿の遠音黒田節による幻想曲" "吉田晴甫、前川晴笙、早川晴弘、安田晴遙"
9 H23/10.8 秋のお月見会 松魚亭 35名 千鳥の曲 前川晴笙
10 H23/10.23 小松高等学校同窓会 粟津温泉 辻のや花乃庄 120名
月下美人 早川晴弘
11 H23/11.13 美風会演奏会 大阪テイジンホール - 楫枕、虫の武蔵野 "吉田晴甫、前川晴笙、早川晴弘、加茂晴澄、安田晴遥、安田晴雅"
12 H23/12.11 長野とも子先生、鈴木伏見子先生祝賀会 村松屋 23名
"千代の寿、越後獅子、酒、虫の武蔵野" "吉田晴甫、早川晴弘、安田晴遙"

●尺八雑感 新居浜支部 三浦純風
  尺八の音色について 日ごろ感じていることがあり、少し書きだしてみます。まずは尺八の持つ音色ですがその吹き方で質と音量
が違いますよね。プロの尺八の音色は一律ではなく、力強かったり、物悲しく聞こえたりします。一番の違いは質でしょうか、同じロを吹いても唯ボリュームがあるだけでなく、そこには澄み切った音色で単に単一音であっても感動を覚えます。これは正確な音律だけの問題ではなく品格のたかさを感じるものです。この研ぎ澄まされた音色はどう作られるのかいつも関心するばかりです。  それと間の問題がありますね。単に楽譜通り計算された正確性では片付けられない何かがあるように感じます。そこにはハーモニーに見合った短い間のすこしのズレが作られ微妙に感情に合わせるツボがあるようにかんじられますが、如何でしょうか。今日は日ごろから感じている一箪を筆しました。  
         
○新居浜支部活動報告
一、愛媛三曲協会講習会参加 一月三十日  
 中島靖子、中島一子、川村泰山、瀬志本
 雅楽華 曲 いつまでも、牡丹     
 参加者 真鍋秀風、三浦純風     
 二、新年吹き初め会 一月二十九日
   場所 角野公民館                 
   演奏曲 六段の調べ 、八千代獅子  、春の曲、新高砂、つむぎ唄、梅の宿、摘草、
 茶湯音頭、初鶯、春の海、御山獅子、
 出演 乙重幸風、岡崎清風、甲斐登風、   
 一楽承風、真鍋秀風、安藤靖風、三浦純風 、藤原佳風、終演後 親睦会 恒例の行事
 三、愛媛三曲協会定期演奏会 四月十七日  
 楫枕 糸方 福寿会と参加         
 参加者 加藤景風、三浦純風、藤原佳風 
 乙重幸風、真鍋秀風、岡崎清風  
 四、本曲では二月に新居浜で初回の講習が    行われ、三月には本部にて本曲講習会があり新居浜支部からも参加した。                 
 五、四国ブロック夏季練成会には新居浜から七名参加。内容は徳島支部より細述。 
 六、秋の芸術祭  十月二十九日
 場所 新居浜文化センター 中ホール
 演奏曲 本曲「山谷菅垣」出演者
 藤原佳風、乙重幸風、甲斐登風、真鍋秀風
 一楽承風、岡崎清風、三浦純風
 糸方 福寿会 岡部社中 筝の手は徳島
 支部糸方 美の里会 井内先生による。
 なお、昇段者 平成二十二年九月 岡崎
 清風(准師範)、平成二十三年十月
 一楽承風(師範)
 以上今年の新居浜支部の活動状況です。

● 日 時   平成23年11月13日(日)午前10時30分開演
  会 場   テイジンホール
  主 催   琴古流尺八美風会本

秋風の候、皆様にはご機嫌麗しくお過ごしの御事と存じ上げます。  
まずは、東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された多くの皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 この度美風会第二十九回定期演奏会を開催することになりました。
会員の日頃の鍛錬の成果を、披露させて頂く所存でございます。
 本日ご来場の皆様方に深くお礼申し上げます。
尚この機にあたりまして、箏絃界の諸先生並びにご一門の方々のご賛助を賜り誠に有難うございます。
末永くご指導ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
絃方賛助:菊武潔、島田重弘、水田光世、中村双葉、吉岡紘子の各社中
1.若草の夢   佐藤 晴美 作曲
2.新浮船 菊岡 検校 作曲
3.三谷菅垣 琴古流本曲
4.水三題 菊岡 検校 作曲
5.浜辺の朝 中村 双葉 作曲
6.大河の響 峰崎 勾当 作曲
7.萩の露 宮城 道雄 作曲
8.都踊 宮城 道雄 作曲
9.楫枕 宮城 道雄 作曲
10.大内山 菊塚 検校 作曲
11.稚児桜 琴古流本曲
12.琉球民謡による組曲 宮城 道雄 作曲
13.矢部の郷 宮田耕八朗 作曲
14.花紅葉 宮城 道雄 作曲
15.船の夢 菊重 精峰 作曲
16.虫の武蔵野 宮城 道雄 作曲
17.虚空鈴慕 琴古流本曲
18.飛騨に寄せる三つのバラード 長沢 勝利 作曲
19.恋慕流 琴古流本曲
20.ふるさと民謡浪漫 野村 祐子 作曲
21.里の暁 琴古流本曲
22.越天楽変奏曲 宮城 道雄 作曲
写真:越天楽

●*新日鉄琴古流尺八同好会献奏
平成23年1月2日八幡製鐵所守護神「高見神社」にて同好の志が集い尺八吹奏前に皆でこの一年の安寧を祈る。
この同好会は昭和58年に創立以来30年間続けている。
献奏曲は:・六段の調 ・千鳥の曲 ・春の海 雲井獅子(箏手付 宮田耕八郎)
絃方:宇都宮康子師 尺八:美風会から 浦上晴純・山本晴凌・岡 晴朝・福山晴洵  
●新春弾き初め会
平成23年1月9日北九州市小倉北区の筑紫会金澤歌光師宅にて恒例の弾き初めが行われた
演奏曲は:六段の調・ことうた・奥の細道・萬歳・五十鈴川・菅公・春の海
以上絃方は金澤歌光師と(夢絃会)の皆さん・尺八:浦上晴純

第61回戸畑区文化祭参加 
箏・三絃・尺八フェスティバル

日時:平成22年11月21日(日) 
場所:ウェル戸畑 中ホ−ル(北九州市戸畑区)

曲目:みずうみの詩・都踊・まりと殿様・飛鳥の夢・虫の音の手事・こでまりの花・楫枕
参加者:浦上晴純・岡 晴朝・山本晴凌・福山晴洵・山口晴寶・小川晃風
絃方:(宮城会)江原・白土・大曲社中
    
*琴古流尺八美風会北九州支部 箏・三絃・尺八フェスティバル
 北九州支部定例行事の忘年会を兼ねた演奏会、絃方三社中のご協力により行われた。
日時:平成22年12月11日(土)
場所:このみクラブABホ−ル
曲目:六段の調・都踊・落葉する頃・稚児櫻・青柳・八千代獅子・複協奏曲・三谷菅垣
    飛鳥の夢・御山獅子・MIRAI・日本のわらべ唄・園の秋・風のモザイク・冬の曲
    琉球民謡による組曲・感謝の一日 
参加者:中村晴響・田中晴昌・中島江風・浦上晴純・岡晴朝・山本晴凌・福山晴洵・岡田亮風
     東秀風・小松 風・西村蓉風・横田晴濤・城戸昇・千草峰響
 昭和50、60年代には12月といえば寒く防寒着を纏っていたが.昨今地球温暖化せいか
 身軽に過ごせる。日頃取り組んだ曲の成果を発揮でき、この一年間を締めくくった。

*新日鉄琴古流尺八同好会献奏 
    平成23年1月2日八幡製鐵所守護神「高見神社」にて
同好の志が集い尺八吹奏前に  皆でこの一年の安寧を祈る。 
この同好会は昭和58年に創立以来30年間続けている。 
 献奏曲は:・六段の調 ・千鳥の曲 ・春の海 雲井獅子(箏手付 宮田耕八郎)        
 絃方:宇都宮康子師 
尺八:美風会から 浦上晴純・山本晴凌・岡 晴朝・福山晴洵  
*新春弾き初め会     
平成23年1月9日北九州市小倉北区の筑紫会金澤歌光師宅にて恒例の弾き初めが行われた。
  演奏曲は:六段の調・ことうた・奥の細道・萬歳・五十鈴川・菅公・春の海           
以上絃方は金澤歌光師と(夢絃会)の皆さん・尺八:浦上晴純 














東日本大震災について 古河支部長下瀬康風
標記の件で被災地のわが古河支部(茨城県)に対し吉岡理事長からメールで早々に、次いで佐藤宗家から安否を心配され、また、励ましの電話を直接頂きました。本部の心温まるご心情に対し感謝しています。当支部の会員は大なり小なり影響を被りましたが全員身体に怪我等は無く幸いでした。他事ながらご休心下さるようお願いします。私だけに関して実情を申しますと、三月十一日十四時四十六分水戸の偕楽園の梅林を家族と歩いていると突然地揺れ、大木の揺れ、建物のかわら、土塀の落下に直面し近くに居た多くの観光客が一瞬と云うよりかなりの時間凍りついた状況が続きました。公園入り口の店舗の商品も散乱し店員も外に飛び出してただ傍観の有様でした。少し揺れが収まった隙に一部段差、亀裂のできた歩道を急いでマイカーの駐車場に向かいましたが面白いことに着いたばかりの観光客が案内役の旗を掲げたガイド嬢に先導されて逆に公園目指して上ってくる一団にすれ違いました。何も声は掛けられませんでした。マイカーで一路帰路につきましたが道路の信号機はすべて作動せず大渋滞でしたがどうにか自宅に着いて驚いたことに屋外に設置してある夜間電力用の重い温水器が移動して水道管が破損し水が噴出しており家の中は仏壇、書棚、大量のカセットテープの氾濫、食器棚の倒壊、筝の胴の中にガラスの破片が入り込みまた愛用の尺八も若干損傷する等いささか腹立たしい思いでした。さらに当初は出ていた水も止まり停電も何時回復するやら不明、電話はもとより携帯も不通、さらに電池も切れてメールも不能、しかし最初の一夜で助かったのは仏壇用の細い蝋燭、二個の懐中電灯、二十年以前から所有していた携帯ラジオでした。幸いその後二日して停電は復旧したので当初の不安は解消されたがガソリン不足、店は軒並み閉店、不便は当分続きました。故郷の山口県の親戚等との連絡もついて津波等の被害者にくらべれば有難い環境に恵まれたと思っています。
昔から災害は忘れた頃にやって来るといいますので遅まきながら今になって貴重品、非常用の品々の持ち出し準備、家内の防災、転倒防止処置等を真面目に実行し始めました。災い転じて福となすように努力する好い機会を与えられて感謝すべきと思っています。
皆様に置かれましても非常時の対処に常日頃から真剣に取り組まれる事を私の体験からお勧め致します。

○古河支部の活動状況   支部長 下瀬康風
22年度(22年4月〜23年3月)の実績は次のとおり。
●竹風会定期演奏会(4月18日 墨田区緑コミュニティーセンター)
糸方 鈴木白韻師と社中 『里の春』渡邊創風、寺本紀風、大沼主税 『末の契』下瀬康風、小島常風、中澤龍水、『玉の台』木佐貫勝風、須藤空風、笹原秀風
●山田流幹部勉強会(6月6日萩岡松韻邸)糸方 萩岡松韻師と社中 『寿競』下瀬康風
●竹風会新曲勉強会(9月20日我孫子市湖北公民館)糸方 正弦社さわらび会会長藤井清美師と社中
『編曲長唄老松』『つくしの旅』『あやとり』下瀬康風、渡邊創風、寺本紀風、小島常風、中澤龍水、大沼主税
●関東地区美風会三曲勉強会(12月12日 旧明野町宮山ふるさとふれあい公園内)
糸方 筑紫会佐藤歌代登、下瀬歌藤、武位歌文『ゆき』『黒髪』『祝の曲』『湖の笛』『軒の雫』『吉野静』『三段』『秋の調』 下瀬康風、渡邊創風、木佐貫勝風、須藤空風、寺本紀風、小島常風、中澤龍水、大沼主税、小玉恭雲、中村征人
●筑西市健康大学終了式(23年3月8日嘉田生崎公民館)
糸方 下瀬歌藤、武位歌文『千鳥』『月の砂漠』『黒田節変奏曲』『流れ行く花』『湖の笛』下瀬康風
●その他
●奏映会・駿竹会春の勉強会(22年9月9日土浦市亀城プラザ)
糸方 桂木恵英子と社中 『大内山』『そよ風のように』寺本紀風
●日立市芸術祭(6月13日 シビックセンター)
糸方 松尾由美子、須藤洋子『夜想曲』『本曲三谷菅垣』木佐貫勝風、須藤空風 

○村上英子八十五歳記念演奏会に出演して   
           新居浜支部 三浦
とき  平成22年10月10日
ところ 西条市総合文化会館 愛媛県
 以前からの先輩諸氏の代からのお付き合いがあり、この度のお招きいただき出演の運びとなりました。約一年前から招待の要請を受け宮城会の層々たる出演者と共演でき、貴重な経験となりました。演奏曲名は「編曲八千代獅子、と春の賦」の二曲です。宮城会からは牧瀬祐理子、岩城弘子、小池典子、多々良香保里、野沢潤子先生に地元、村上英子、
千田京子先生以下筝和会社中、また、尺八の山本真山先生と地元都山流日本尺八連盟、竹友会の方々と鼓、篠笛、フルートなどと共演、
 その演奏後村上英子先生と千田京子先生が共演した時の千田先生が村上先生が失敗なく奏き終えたことの安堵の気分は大変な心配だったと察しました。緊張感の後の達成感が何にも代えがたいものでしょうね。。。

●本曲講習会を開催して 新居浜支部 三浦純風
 今年はじめて新居浜で開催し、大変有意義な会となり喜んでおります。
当初新居浜開催を会長から促され、新居浜の会員皆んな尻ごみし、心配でしたが、今回、大西晴一二、 詫間宏風の両先生を迎かえ初歩の基本をじっくりご教示頂きました。
古典本曲とはから、その奏法はと解説を受け、亀の歩きの速度で繰り返し納得するまで辛抱強く熱心に教えていただきました。
お陰で少しではありますが皆理解するととともに大和調子、阿字観を皆そろって吹奏でき、何とか本曲らしい尺八の音が響き始め、やれやれと言った所です。
恥ずかしながらここ二十年四国ブロック夏の練成会に参加していましたが、本曲は年に一回のその場かぎりの真似事に終わっていました。
今回少しではありますがきっかけが掴めましたので、今後に繋げたいと思います。
これからが本番です。
実施期日 平成23年2月26−27日 新居浜市 芳園荘    

●平成23年3月6日近畿支部として、四天王寺献奏大会に参加予定。

● 大分支部便り
〇第2回本部本曲講習会
日時:9月25日(土)-26日(日)
 場所―大分市、関涼風氏宅
  理事長吉岡先生と徳島支部長大西先生か ら、甲斐仙風、太田荘風、高瀬誠風、井上駿風、関涼風、工藤芯風、猪原趣風、高橋繁幸と宮崎県から三輪吹風、各氏が講習を受けました。
*尺八の基本奏法の練習をし、第二版の滝落ノ曲、霧海辞?鈴慕の奏法解説に実践を交えて、丁寧にご教授頂きました。
*基本奏法では、姿勢・当たり・息の入れ方・指の奏法等、又、資料による説明と実践をしながら、微に入り細に入り教えて頂きました。
*休息時や夕食会の時まで、尺八の質問が次々と出ましたが、快く答えて頂き有難うございました。
*本曲は、古曲・新曲と違って難しい為に「習わなければ出来ない」とも言われております。
一二三鉢返しの曲が出来れば、本曲の八割が出来たと言われるそうです。
*ある会員は、「今回の講習は大変良かった、次回もお願いしたい」と言っておりました。
*吉岡先生と大西先生、遠い所、我々会員の為、ご教授頂き誠に有難うございました
他の会員からも次々と「大変良かった、又お願いしたい」との声があり、是非この次も宜しくお願いします。

●平成22年12月9日茨木市生涯学習センター
ランチタイムコンサートのJAZZ演奏二津田雅風が出演。尺八で「You'd Be Nice To Come Home To」を演奏する。


●大和に謳う管・絃・歌・打
平成22年12月5日
奈良県文化会館 国際ホール
筝アンサンブルぐるーぷ・いぶき(主宰:吉岡紘子)
あかねさす、棚田の里、夏の祭、合唱・花さき山に美風会から
吉岡潤風、鈴木閑風、詫間宏風、川田喨風、植田晴韶、津田雅風、堀越侶風師が参加。
宮田耕八朗師の演奏と指揮もあり、1000席余の会場は満員であった。

● 大分支部便り
〇第2回本部本局講習会
日時:9月25日(土)-26日(日)
 場所―大分市、関涼風氏宅
  理事長吉岡先生と徳島支部長大西先生か ら、甲斐仙風、太田荘風、高瀬誠風、井上駿風、関涼風、工藤芯風、猪原趣風、高橋繁幸と宮崎県から三輪吹風、各氏が講習を受けました。
*尺八の基本奏法の練習をし、第二版の
滝落ノ曲、霧海辞?鈴慕の奏法解説に実践
を交えて、丁寧にご教授頂きました。
*基本奏法では、姿勢・当たり・息の入れ方・指の奏法等、又、資料による説明と実践をしながら、微に入り細に入り教えて頂きました。
*休息時や夕食会の時まで、尺八の質問が
次々と出ましたが、快く答えて頂き有難うございました。
*本曲は、古曲・新曲と違って難しい為に
「習わなければ出来ない」とも言われております。一二三鉢返しの曲が出来れば、本曲の八割が出来たと言われるそうです。
*ある会員は、「今回の講習は大変良かった、次回もお願いしたい」と言っておりました。
*吉岡先生と大西先生、遠い所、我々会員の為、ご教授頂き誠に有難うございました
他の会員からも次々と「大変良かった、又
お願いしたい」との声があり、是非この次も宜しくお願いします。

●福岡三曲協会主催・福岡市民芸術祭、  第59回箏・三絃・尺八秋季演奏大会
日時:平成22年10月11日
場所:博多ホ-ル
箏高音:西嶋寿代、柴田俊子、手島幸子
箏低音:金子初実
尺 八:浦上晴純、岡 晴朝、桐村晴香
金子初実社中と「嵯峨の秋」に出演した。

● 第10回 奥田欣風 尺八リサイタル
 日時 平成23年5月22日
 開場 午後一時、開演 午後一時30分
 会場 クレオ大阪西(JR阪神難波線、
           西九条駅すぐ)
 第1回リサイタルを平成五年五月5日に 初演し、二年に1度の会も第10回を迎える事となりました。当初より第7回までは、国立文楽劇場小ホールでの演奏会場としていましたが、折角のすばらしい(?)邦楽演奏を地元で多くの人に聞いてもらうべきだとの声を頂き、八・九回目は、区民ホールでする事としました。三百八十名も入る観客席が埋まるか心配ですが、趣向を凝らして、良い記念演奏会をしたいと思っております。皆様方のご来場を心よりお待ちしております。

美風会本部便り(20)
平成23年1月
          理事長 吉岡潤風
会員の皆様にはご壮健で新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。平素は美風会の発展の為にご協力戴き誠に有難うございます。 本年は全国理事会及び第29回定期演奏会が開催されますので、その概要等をご連絡致します。
一、第23年度全国理事会
  演奏会前日(11月12日18時)
  本部において開催されます。
  主な議案は事前にご連絡致します。
二、第28回定期演奏会
(一)平成23年11月13日(日)
   場所、大阪テイジンホール(前回同)
(二)曲目及び(予定出演者数)
 *徳島―花紅葉、萩の露、虚空鈴慕(13名)
 *新居浜―稚児桜、三谷菅垣(6名)
*北九州―舟の夢、水三題(五名)
 *京都―越天楽、琉球民謡による組曲(五
 *近畿―里の暁、四季の眺、大河の響、ふるさと民謡浪漫、大内山、矢部の郷、飛騨に寄せる三っのバラード、浜辺の朝、新浮舟、都踊(30名)
*本曲研究会曲
(三)絃方 次の先生方にご協力頂きます。
 菊武厚詞師、島田重弘師、中村双葉師、水田光世師、吉岡紘子師(イロハ順)
三、美風会本曲の伝承と普及活動について
美風会初代宗家佐藤晴美先生は、永年本曲譜編集に傾注され、その集大成として、尺八古典秘譜四巻、琴古流尺八本曲十一巻の作譜出版と言う偉大な功績を残されました。この貴重な本曲譜を美風会全員が協力して「美風会の本曲」として次世代に伝承してゆく責任があると思います。又本曲研究会はこの目的達成の為、統一解説書の作成と、伝承普及活動を行うことが大きな使命と目的です。故佐藤晴美先生が巻頭にかかげられている様に、本曲はもともと主観的なものが多く、演奏者各自の気分や個性が十分に竹音に流れ出なければなりません。又久松風陽先生の遺訓にも「曲おのおの調子あり、竹おのおの調子があるために、先師伝来の譜面ありといえども、人おのおの調子あらば、修行精ならざれば一に帰せず」とあります。 故晴美先生は、上記のこだわりを払拭する言葉として、「本曲に拍子をつけ定規的に律することは当を得ていないかもしれませんが、しかしこれを随意に放任していては、本来の趣を失い連管しても不都合を生じるので、伝来の型が崩れないよう拍子及び吹奏記号を付すことにしました。又不明の点は教授者について、その妙徹を会得されん事を望みます」と示されています。 本曲研究会は夫々の曲の奏法を慎重に協議検討して、意思統一されたものを統一解説付記譜にしたものです。 美風会本曲奏法の指導者が減少していく現状において、本曲の指導者が異なっていても統一した指導が出来、個人の練習にも配慮された譜として、全ての会員に奏法の統一が計れるものと期待しています。以上のことから美風会全会員が美風会の本曲として認識し、一同で演奏する時は他流派の本曲奏法に左右されること無く美風会の本曲奏法として採用していかなければならないと思います。最後に、皆様のご協力あっての伝承です。重ねてこの活動に対するご理解とご協力をお願い申し上げます。(大西晴一二記)
(一)美風会本曲普及対策
   美風会本曲の伝承を目指して結成された「美風会本曲研究会」も、今回までに35回を重ね次の解説書を発行して当初の第一目標を達成致しました。
  *第一版 「大和調子、阿字観」
「一二三鉢返ノ曲」(全CD付)
  *第二版「瀧落ノ曲」「霧海虎鈴慕」
  *第三版「虚空鈴慕」「盤渉調真虚霊」
   今後はこれらの曲の普及を主行事とし次の通り普及対策を行います。
(ニ)基本本曲の等級付け
  *初級曲 大和調子阿字観、三谷菅垣
  *中級曲 一二三鉢返ノ曲、瀧落ノ曲
  *上級曲 霧海虎鈴慕、盤渉調 真虚霊 虚空鈴慕
  *自由曲 上記以外の曲
(三)本曲指導者養成講座の開催
  
(四)支部本曲講習会
   

●徳島支部だより

○本曲講習会 8月22日(日) 八万コミセン
曲は三谷管垣、大和調子、一二三鉢返ノ調
鈴慕流。参加者は13名。
講師大西支部長は、初めて参加したものに分るように、尺八保持から、口の作り方、当て方、指穴の開閉法、切り、吸息、息入れなど、細か
く、丁寧に解説、実際に音を出して音の違いを示されました。
基本的な奏法が身についていなかったことに気づかされる場面も多々ありました。
反応は、一層尺八が楽しくなった、充実感を得た、課題が多すぎてパニック状態に陥ったなどそれぞれでしたが、全員相当レベルアップにな
りました。

○四国ブロック夏季錬成会 8月29日(日)
尺八27名(新居浜8名、徳島16名、近畿3名)が参加し、以下の10曲を演奏しました。
三谷管垣、磯千鳥、櫻川、嵯峨の秋、時鳥の曲萩の露、茶湯音頭、さむしろ、ままの川、四季の眺。
 尺八はそれぞれ吹きたい曲を自由に選び、各曲10人程度が舞台に上がり、合奏を楽しみました。
金清池の畔に出て、水面を渡ってくる涼風に一息。
美乃里会からは井内師他4名のご協力。
いつもながら、絃方の確かな音程やリズムに合わせて吹ける幸せを感じました。
合奏の後は、大西晴一二師による本曲の講習を受け、琴古流尺八の基本をしっかりと学びました。
 最後に全員で鈴慕流を吹奏し、心地よい疲れとともに錬成会を閉じました。
全曲をマスターするには時間切れとなり、また次回への課題となりました。

○徳島支部演奏会 11月28日(日)
あわぎんホール(郷土文化会館)。
美風会本部より吉岡理事長、津田広報部長が支部会員29名と共演。
絃方には、美乃里会、古都和会、宮城会、箏曲スタジオの皆さん。
演奏した曲は、琴古流本曲三谷管垣(箏手付井内師)、琴古流古典本曲大和調子、夕焼け小焼け変奏曲、茶湯音頭、琴古流本曲一二三鉢返ノ調、三段の調、嵯峨の秋、都踊、ままの川、ファンタジア、櫻川、尺八二重奏曲遍路、磯千鳥、飛騨によせる三つのバラード、四季の眺、萩の露(16曲)
尺八出演者は
吉岡、津田(美風会本部)
大西晴、櫻井、西岡、宮武、竹内、松尾、吉田、阿部晴川真田、蓮池、近藤、住友、阿部藤、重本、清原中山、上村清、戎野、平岡富田、森本、須戸、真澤上村憲、片山、折原、久米平野、大西英。
以上31名
幅広い選曲と緻密な事前準備を重ねての演奏会、予想をこえるできばえでした。
支部活動を支える力は、年間26回実施の定例研究会で着実に蓄積されてきました。新しい年も、会員一同さらに高い峰を目指します。

●美風会北九州支部 活動報告

◎琴古流尺八美風会 北九州支部 本曲講習会
記録的な猛暑の続く中本部より植田晴韶師、徳島支部より大西晴一二師をお招きし本曲講習会を開催しました。
音出しの基本から琴古流本曲の手法まで懇切丁寧に御指導頂きました。
なお、宮崎から三輪吹風師が遠路参加していただきました。
日時:平成22年8月6日(金)午後1時〜4時
     平成22年8月7日(土)午前10時〜午後4時
場所:北方市民センタ(北九州市小倉南区)
講師:植田晴韶師、大西 晴一二師
講習内容:基本奏法、一二三鉢返の調解説、瀧落の曲解説、三谷管垣解説及び合奏
参加者:
第一日目 12名
中村晴響、中島江風、浦上晴純、岡晴朝、山本 晴凌、福山晴洵、山口晴宝、西村蓉風、横田晴濤、城戸昇、千草峰響、三輪吹風
第二日目 13名
中村晴響、中島江風、浦上晴純、岡晴朝、山本晴凌、福山晴洵、岡田亮風、山口晴宝、小松柾風、西村蓉風、城戸昇、千草峰響、三輪吹風

●美風会総会開催
平成22年5月29日午後1時半からサンルートホテル奈良において総会、理事会、支部長会が引き続き開催。終了後懇親会。
翌30日は、早朝9時から元興寺本堂で献奏、その後、本曲講習を11時まで行う。


●平成22年5月22日増位山虚無僧保存会の献奏会に津田雅風が参加。


●思いつくままに   古河支部長 下瀬康風
 美風179号が届いた。折り返し広報部長の津田雅風師にその旨電話でお礼を申し上げた。
其の時、師の書かれた一文『想い出の記』が師の尺八を始められた頃の活動、同年代の仲間との交流、初代宗家のご指導の様子がユーモアたっぷりに記述されていて狭い範囲での美風会本部周辺の動きが分かってとても面白かったと話したところ、原稿が不足していて紙面を埋めるために大急ぎで書いたものです。
次回には投稿をよろしくと頼まれた。其の内にと思っていたら四月になったが文章が浮かばない。久し振りに過去の美風を読み返して見たら自分も結構寄稿しているが、また、諸先輩方の為有益な記述も多く結構読み落とし、或いは自分の記憶から消えていることを痛感した。
産経新聞では毎週土曜日の「オピニオン昭和正論座」に過去(昭和)に著名人によって発表された同一文章を再び掲載していて、なるほどもっともだったと考えさせられることが多い。「美風」も紙面に空きが(余裕が?)
有るときは産経の真似をしてみるのも一案かも知れない。
 前述の津田師の一文に触発された訳では無いが、また読者にとっては所詮人事(ひとごと)で面白くもなんとも無いかもしれないが『人との出会いが運命(やや大袈裟?)を変える。』について昔を思い出しながら書いてみたい。
 私の家には父の所有する琴古流秋月銘の尺八と昭和4年八十五版発行、大日本家庭音楽会編纂の通信教授尺八講義録(1、2、3巻)が有ったので小学生の頃から見様見真似で君が代、紀元節、浜千鳥など吹いて遊んでいた。昭和三十一年二十二歳で幹部候補生学校へ入隊、最初の部隊付が小倉(初代宗家の因縁浅からぬ地?)だった。その後小郡の部隊を経て三十八年夏北海道に転勤したのが尺八を少し真面目にやる切っ掛けとなった。そこでの直接の上司が、都山流の師範で早速手ほどきを受けることになり六段、千鳥、軒の雫、北海民謡調等を教わった。間も無くその上司が転勤すると更にその上の上司(日本竹道学館の師範)が私所有の尺八が琴古流製であることと、尺八は絶対琴古が良いとのことでその指導を受ける事となり竹道学館発行の譜本で館長兼安洞童作曲の新曲と普通の古曲(いずれもB4形式)を多数入手する事となった。程なくして今度は私が札幌(苗穂)へ転勤となった。
これが深く尺八にそして後に美風会(初代宗家)とかかわりを持つ遠因になる。
当時札幌には大きい上野楽器店があって楽譜を買いにしばしば行っていた。そこに置かれていた尺八同好者募集のチラシにつられて関段敏男(無門、悟道)師の弟子となる。
師は竹友社の特志師範との事だったが長く神如道師について錦風流、明暗流を習得されたとの事で以後竹友社の譜本と師の手書きの冊子で最初から本格的(?)に教わった。在道は満5年でこの間、最初は英語会話を勉強するつもりで買ったテープレコーダーがいつの間にかNHK放送の邦楽録音機となってしまった。このとき聴いた筑紫会家元の吉野静が実に新鮮で古曲と一部宮城の新曲ばかりだった私には強い印象が残った。関段師の勧めでいま少し良い尺八をとお願いして買ったのが今愛用している晴美銘で当時の給料の何倍で愚妻から随分叱られたのも今となっては懐かしい思い出である。初代宗家と関段師は戦前、台湾で親交があったらしく、琴古社の新曲春の海他多数の譜本を押入れから出して見せて頂いた。しかし新曲はあまり好きではないとの事だった。尺八を吹くには『禅を修するに非ばれその真髄を掴むこと能わず。』の一文を書いて下さる位だから古典本曲に対する思いは尋常では無かった。ただこの時点で私は初代宗家のことはほとんど知らなかった。四十三年八月、北海道勤務を終えて東京の防衛本庁、陸上幕僚監部へ転勤となり私にとって尺八修行の第二幕が始まることとなる。   ( 以下次回にて)平成二十二年四月記す。




●北九州支部夏季三曲研究会
日 時   平成22年7月4日(日曜日) 午前10時30分開演
会 場   北九州市 小倉北区 TOTOあだちクラブ別館
主 催   美風会 北九州支部
絃 方   宇都宮社中
曲目   六段の調、愛唱歌第一集、夏の祭、MIRAI、春の光、豊年太鼓、初夏の印象、風のモザイク、尾上の松、松竹梅
尺八:中村晴響、田中晴昌、中島江風、浦上晴純、岡晴朝、山本晴凌、西村蓉風、小松柾風、横田晴濤、城戸昇

●新居浜市部活動報告
○愛媛三曲協会定期演奏会
日時:平成22年4月25日
場所:松山市市民会館大ホール
曲目:雲雀の曲
絃方:福寿会
出演:三浦純風、加藤景風、藤原佳風、真鍋秀風、乙重幸風、岡崎清光

○新年吹初会
日時:平成22年1月31日
場所:角野公民館
曲目:六段の調、千鳥の曲、楫枕、冬の曲、秋の言葉、新高砂、摘み草、明治松竹梅、春の曲、春の海、若菜
絃方:永楽会、福寿会
出演:三浦純風、藤原佳風、真鍋秀風、安藤靖風、乙重幸風、甲斐登風、一楽承風、岡崎清光

○本部演奏会参加
日時:平成21年11月22日
場所:大阪テイジンホール
出演:三浦純風、藤原佳風、真鍋秀風、乙重幸風、岡崎清光
曲目:西行桜、四季の柳

○四国ブロック夏季練成会
日時:平成21年8月30日
場所:徳島阿波市 金清温泉白鳥荘にて、徳島支部と合同 
三浦純風、加藤景風、藤原佳風、真鍋秀風、乙重幸風、甲斐登風、一楽承風、岡崎清光の8名参加

○支部夏季練成会 
日時:平成21年7月26日
場所:角野公民館
曲目:黒髪、新高砂、茶音頭、舟の夢、唐砧、摘み草、椿尽、新巣籠、桐壷、西行桜 
絃方:永楽会、福寿会
出演:三浦純風、真鍋秀風、長谷部昭風、乙重幸風、甲斐登風、岡崎清光

○愛媛三曲協会定期演奏会
日時:平成21年4月26日
場所:松山市総合コミニティーセンター キャメリアルホール
曲目:情炎
絃方:福寿会
出演:三浦純風、加藤景風、安藤靖風、藤原佳風、真鍋秀風、乙重幸風、岡崎清光 

○春の文化祭
日時:平成21年4月12日
場所:新居浜市文化センター
曲目:黒髪、初便り、ひばり 宮城道雄作曲 新居浜支部 真鍋、三浦       
絃方:福寿会、ひばり会
出演:三浦純風、藤原佳風、真鍋秀風、乙重幸風、甲斐登風、一楽承風、岡崎清光

◎古河支部の活動状況   支部長 下瀬康風
二十一年度(二十一年四月〜二十二年三月)の実績は次のとおり。
●古河支部の活動状況
     支部長 下瀬康風
○竹風会定期演奏会
日時:平成21年4月19日
場所:墨田区緑コミュニティーセンター
絃方:鈴木白韻師と社中 
出演:「春の曲」下瀬康風、渡邊創風、寺本紀風、小島常風、中沢龍水
「若菜」木佐貫勝風、須藤空風、笹原秀風、大沼主税 

○山田流幹部勉強会
日時:平成21年6月7日
場所:萩岡松韻師邸
絃方:萩岡松韻師と社中
曲目:俊寛
出演:下瀬康風

○竹風会新曲勉強会
日時:平成21年10月18日
場所:我孫子市湖北公民館
絃方:正弦社さわらび会会長藤井清美師と社中 
曲目:湖の笛、葡萄の樹のかげ、幻想の北前船
出演:下瀬康風、渡邊創風、木佐貫勝風、寺本紀風、小島常風、笹原秀風、中沢龍水                    

○歴史と伝統の邦楽と民謡のコラボレーション
鈴琥会大田支部、葵乃会演奏会
日時:平成21年9月12日
場所:常陸太田市生涯学習センターふれあいホール
絃方:宮城会松尾由美子師と社中及び須藤洋子師
曲目:春の夜、黒髪
出演:下瀬康風、木佐貫勝風、須藤鈴凰(空風)

○関東地区美風会三曲勉強会
日時:平成21年12月13日
場所:旧明野町宮山ふるさとふれあい公園内
絃方:筑紫会佐藤歌代登、下瀬歌藤、武位歌文
曲目:流れ行く花、落葉する頃、春の夜、秋風の歌、末の契、管公、六段
出演: 下瀬康風、渡邊創風、木佐貫勝風、須藤空風、五月女賀風、寺本紀風、笹原秀風、小島常風、中沢龍水、大沼主税、小玉恭雲 

○その他
○奏映会・駿竹会秋の勉強会
日時:平成21年5月10日
場所:土浦市亀城プラザ
絃方:桂木恵映子と社中
曲目:八段、は単管、花二題他四曲は連管で寺本紀風

○土浦三曲会『夏の曲』
日時:平成21年6月14日
場所:土浦市民会館大ホール
絃方:斉藤操康峰と社中
出演:寺本紀風



『俊寛』下瀬康風 写真一枚

近畿支部便り
●平成22年3月27日
第2回萬寿寺献奏会
世話人、古里晴源師の肝煎りで本年も開催
参加者:古里晴源、津田雅風、徳野晴芳、深川籟風、森實垂風、駒井孝風の各氏。
献奏曲は「大和調子」「阿字観」「黒髪」「住吉詣」「コンカイ」
絃方、菊詩直己師
尚、この寺のご住職は、上田流尺八の武内先生

●平成22年1月2日、恒例の住吉大社祝賀献奏に、21名の参加がありました。
参加者:宗家、吉岡純風、岸下象風、、詫間宏風、奥田欣風、植田晴韶、川田喨風、堀越侶風、津田雅風、難波溪風、古里晴源、高橋晴修、徳野晴芳、豊嶋晴堂、奥田幸風、野口実、松本晴琴、松本龍介、嶋田經七、向井純二、米谷勇。
平成22年3月7日に、四天王寺での本曲献奏会に参加しますので協力の程お願いします。

●近畿支部新支部長挨拶
    近畿支部長 古里晴源
平成二十二年の新年あけましておめでとうございます。
昨年は美風会第二八回の演奏会が盛大に行われまして地方の先生がたには、遠路はるばると美風会のためにたくさんのご参加を頂きまして成功裡に終了出来ましたこと感謝しております。 さて私こと古里晴源昨年の近畿支部総会において支部長に推薦を頂き、二一年四月より二年間、支部長を引き受けました。何分、美風会においては、未熟未経験のことが多く諸先輩方の、お力添え無くしては務まらないかと、今から不安でいっぱいで御座います。  尚総務部長には松本晴琴師、経理部長には、徳野晴芳師、の三役にて運営することといたします。
前回の近畿支部演奏会のようには出来ませんが出来ることを模索しながら尺八について考えて見たいと思います。よろしくご指導、ご鞭撻をお願いいたします。
定例の行事といたしまして、3月7日四天王寺において聖徳太子法恩古典尺八献奏大会に参加します。
今年は第二十二回目にあたります。
近畿支部の各会員諸氏のご参加よろしくお願いします。
正月二日の住吉大社神前献奏で毎年精神を清め尺八道にまい進されまして会員各位のご健康とご尊家様のご繁栄を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。


佐藤晴美 (さとうせいび:本名久雄):明治39年1月6日 九州小倉に生まれ。

大正7年3月小倉市堺町高等小学校卒業後芸一筋に歩む。

大正8年、琴古流師範工藤霞山門下となる。2年で師範となる。
大正11年洋楽家藤井清水に師事。ピアノと声楽について学ぶ。
大正14年吉田晴風門下となる。
大正15年平田豊広と革新音楽会を組織し日本蓄音器で大衆曲の吹き込みを行う。

昭和4年富崎春昇師(初代)とのコンビでポリドールレコード専属となりレコード録音。
同年4月東京商大(現一橋大学)の尺八部講師。
同8月大師範となる。翌年師(晴風)の許しを得て美風会創設。
昭和5年3月新日本音楽デー熊本スタジオからラジオ放送で数々の名曲を作品発表。この頃、本曲を修行するために三浦琴童師事。
昭和6年渡台。
翌7年谷狂竹師の紹介により台北在住の青木心月師に師事。

写真は昭和53年左側 佐藤晴美師


 その後、新日本音楽の先端芸術を鋭い感覚でもって追求し、日本国内はもとより芸術使節として台湾政府、各文化団体、その他学校などの援助により日中親善演奏旅行を行い台北、台中、台南、高尾の各市で演奏。
台北市長より感謝状を受ける。
昭和55年アメリカ合衆国東部、ノーフォーク市及び大学よりの演奏要請により10月2日より10日間、演奏旅行。
州知事、市長、大学、海軍司令官より各感謝状を受ける。また、その功績により合衆国より星条旗と記念品(杯)を賜る。
関西作曲家協会会長、大阪三曲協会常任理事などを歴任。
私財を投げうって尺八楽譜を出版(現琴古社)。
N・H・Kで、関東は納富寿童師、大阪は佐藤晴美師が尺八を10年余り放送。
文化振興に寄与し、大阪府、市より感謝状を受ける。
昭和53年頃より体調を崩す。
療養の甲斐なく、昭和58年10月25日永眠。

佐藤公彬(さとうきみよし):佐藤晴美師長男 二代目宗家。平成9年1月4日没。

佐藤珠美
(さとうたまみ):佐藤晴美師長女。現三代目宗家。


[右の写真]ブラジル移住する篠原君(中央)のためのささやかな送別会。自作の竹筆で色紙を画く晴美先生、右側は公彬先生。(S53)