お詫びとお礼と言い訳と・・・・・





 ユースフォーラムの皆さん、一年間本当にお疲れ様でした。
 第4期は、栗山が好き放題をさせていただいた年でした。勝手放題の挙げ句に、ユースフォーラムに入って、こんなことをしたい、あんなことをしたい、という皆様の希望や期待を打ち砕いてしまったのではないか、と思います。踏みにじられた皆さん、本当にごめんなさい。勝手な言い草に右往左往された行政の皆様にも心からお詫び申し上げます。

 第4期の委員長のお話を頂いたときは、丁度、偉そうなことばかり言って行動らしい行動をしない、自分自身に嫌気がさしていた時期でした(今もそれは変わっていませんが)。これ以上、俺みたいな人間が増えて欲しくない、理屈は言えなくてもきちんと行動する、そういう”ひと”になって欲しい、それだけの”想い”で動いてきたこの一年だったと思います。

 結果的には、メンバーの皆さん全員が、”行動の出来る”素敵な”ひと”でした。これは、この一年でそうなった、というのではなく、皆さん自身が元々持っておられた素晴らしい”才能”なのだと思います。これからの皆さんに必要なものは、行動する”場”、それだけです。”場”さえ与えられれば、皆さんはもっともっと大きく翔くことができるでしょう。自信をもって、様々なチャンスを捉えて、その才能を発揮されることを期待します。

 私自身は、「まちづくり」「ひとづくり」「ボランティア」「福祉」と言った言葉が好きではありません。「まちづくり」や「福祉」が”特別なこと”のように思えるからです。生活の中で、特別に意識をしなくても「まち」や「ひと」のことを想い、困っている人には自然に手を差し伸べる、そういう人々が住む「まち」になることが、私の五條に対する”夢”なのかも知れません。
 その”夢”の第一歩は、やはり、「まち」や「ひと」のことが好きになること。そういう意味で、皆様方がリポートの中で、一様に「五條のことがもっと好きになった」と書かれていることが嬉しくてなりません。また、ユースフォーラムを通じて、色んな人と出会い、友人や仲間が出来たとおっしゃっていることについても同様です。私個人としても、皆さんとの出会いに心から感謝しています。(もし皆さんが厭でなければ)これからも、一緒に活動したり、語り合ったり、お酒を酌み交わしたりしたいな、と思います。

 この一年間、様々な人に出会い、色々勉強をさせてもらいました。萩原先生、荒井敦子さん、五條史談会の皆様、山鹿の城さん、小国の江藤さん、etc etc ・・・。それぞれ素晴らしく輝いている人たちでした。でも、皆さんには、その人たちに負けないくらいの「素質」があります。磨いてゆけば、どんどん輝く「才能」があります。人間としての素晴らしい「器」があります。

 第4期のユースフォーラムが、成功だったのか、失敗だったのか、今の時点で評価することは出来ません。ユースフォーラムの評価は、私も含めた皆んなが、3年先・5年先・10年先にどんなことをするか?で決まるのだと思います。でも、それは、決して「まちづくり」の現場だけのことではありません。むしろ、日常生活の中で、家族に、子供たちに、隣人にどれだけ五條の「まち」や「ひと」に対する愛情を伝えていけるか、そのことの方が大切なのかも知れません。10年経って、メンバーみんなが輝くことが出来たなら、この「まち」もきっと、輝いていることでしょう。

 一年間、本当にご苦労をおかけしました。皆様に割いていただいた貴重な時間が、何かしら有意義なものであったことを祈っています。ありがとうございました。

委員長  栗山 芳郎


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