Macintoshで動くInternet関連のツールは大抵AppleScriptに対応しています。おかげでこれらを上手に使うことで効率よくInternetのサービスを利用することができます。もし、あなたがまだAppleScriptを使ったことがないなら、ぜひ一度勉強してみましょう。「スクリプティング」はMacintoshの楽しみ方の一つです。クリックやドラッグだけがMacintoshではないですよ。ここでは私が日頃使っている自作のスクリプトをご紹介します。
あると便利なInitとして、OSA Menu (Scripting Menu) をご紹介しておきます。一部のアプリケーション (PhotoFlashやStuffit Deluxe など) にはスクリプト用のメニューがありますが、一般のアプリケーションの場合はアップルメニューなどからアプリケーションとして実行するしかありません。そのため、起動が遅くなります。OSA Menuはメニューバーにスクリプト実行用のメニューを追加します。アプリケーション毎のフォルダにスクリプトを入れておけば、そのアプリケーションがActiveなときに表示されます。
- Search String on WWW
- サーチエンジンを使って文字列検索を行うスクリプトです。実行すると検索する文字列を尋ね、どのサーチエンジンで検索するかを選択させて、URLを生成し、Netscapeに渡します。 応用として、クリップボードの文字列をサーチエンジンで検索させるスクリプトも作りました。
- Clipping2Bookmark
- Netscapeのブックマークファイルは非常に便利なので、私はせっかく買ったGrabNet2.0をもはや使わずにいます。 このスクリプトは、NewsWatcherなどからFinderへドラッグしたURLのクリッピングファイルを、Netscapeのブックマークファイルに変換します。また、ftpの場合はAnarchieのブックマークファイルに変換します。このとき、ブックマークファイルのコメントに元のURLを書き込みますので、のちのちURLを確認できます。
- Save to Bookmark for Netscape
- Netscapeで表示中のページのURLをブックマークファイルに落とすスクリプトです。BookmarksメニューのAddでもよいのですが、これだとファイルに落とすまでもう1ステップ必要なので、スクリプトにしてみました。 これも、実行するとブックマークファイルのコメントに元のURLを書き込みます。
(応用編として、Eudoraで選択しているURLをブックマークファイルに落とすものも作ってみました。これはこのスクリプトをちょっと直せばすぐできますよ。)- Add Comment to Bookmark
- ブックマークは便利ですが、URLがどこにも書いていないので困ることがあります。このスクリプトはブックマークの指すURLを、ブックマークファイルのコメントとして書き込みます。これを実行しておくと、Finderでブックマークを選び、「Get Info(情報を見る)」ウィンドウを表示したり、「View(表示)」コントロールパネルでコメントを表示するようにしておくことで簡単にURLを確認できます。 上記のスクリプト群で作られたブックマークにはコメントにURLが入りますが、Netscapeのブックマークリストからデスクトップにドラッグしてできたブックマークにはコメントが付かないため、このスクリプトで付けています。
- Toggle Finder View
- Finderで、ファイル名とコメントのみを表示するようにして、ブックマークの入ったフォルダを見やすくするスクリプトです。再度実行すると通常の、ラベルや種類を表示する状態に戻します。コメントにURLの書き込まれたファイルを一覧するためのスクリプトです。
- 'Style' HTML Scripts
- WorldscriptII対応のエディタ「Style」のバージョン1.4以降はAppleScriptに対応しています。これを利用して、StyleをHTMLエディタにしてしまうスクリプト群を作ってみました。
- Anarchie2Fetch
- Anarchie用のブックマークをFetch用に変換するスクリプトです。
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