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更新日 2023/06/12 |
□一般事項、その他は省略
(1)工事中は、異常沈下、法面の滑動その他による災害が発生しないよう、災害防止上必要な処置を行う。
(2)構外における土砂の運搬によるこぼれ及び飛散、排水による泥土の流出等を防止し、必要に応じて清掃及び水洗いを行う。
(3)掘削機械等の使用に当たっては、騒音、振動その他現場内外への危害等の防止及び周辺環境の維持に努め、必要に応じて適切な処置を講ずる。
(1)親杭横矢板
@準備作業
・隣家及び道路に泥土など飛散しないように、シート等で養生を行う。
・給排水管、ガス管、ケーブル等の埋設が予想される場合は試掘を行い、埋設管の位置を確認する。
A機器搬入、組立
・削孔機械およびプラント機器を搬入し組立てる。
B材料搬入
・山留め芯材搬入時、規格、長さ、形状及び本数をミルシートおよび実測等で照合確認する。
・セメント搬入時、納品書で規格、数量を確認する。
C根固め液の調合確認
・プラント組立後、所定の混合による根固め液の調合および注入量での施工性を、プラントの計量計、流量計にて確認する。
セメントベントナイト液の配合(調合強度 3N/mm2) | ||||
セメント(kg) | ベントナイト(kg) | 水(リッター) | W/C(%) | |
1m3当り | 180 | 50 | 900 | 500 |
Dガイド定規セット、親杭位置割付け
・建込み定規は、水平位置のチェック及びレベルチェックを確実に行い据付けた状態での倒れ、転び等のないよう堅固に固定する。なお、定規は両側定規とする。
・・建込み定規を固定後、定規に基準墨より親杭位置の割付けを行う。
E削孔作業
・オーガーの位置は、定規上のパネル割り位置に合わせ、リーダーは傾斜計により垂直に保つとともに、トランシットでも確認を行う。
・削孔深さは、機械に移したレベルにより確認する。
F芯材建込み
・芯材の建込みは、建込み定規により垂直精度を確認しながら行い、トランシットで確認を行う。
G泥残土処理
・溢れ出た泥土は産廃として処理する。
(2)鋼矢板(圧入工法)
@準備作業
・隣家及び道路に泥土など飛散しないように、シート等で養生を行う。
・給排水管、ガス管、ケーブル等の埋設が予想される場合は試掘を行い、埋設管の位置を確認する。
A機器搬入、組立
・機械および機器を搬入し組立てる。
B材料搬入
・鋼矢板の搬入時、規格、長さ、変形が無いか、等を目視および実測で照合確認する。
C山留め芯の墨出し
・山留め芯位置を測量し、逃げ杭および水糸で明示する。
D圧入機のセット
・山留め位置に合わせて、圧入機本体と反力架台をセットする。
・反力架台にウェイトを積載する。
E鋼矢板の圧入
・圧入機に鋼矢板をセットし、反力架台の重量を反力として最初の圧入を開始する。
・最初に設置する鋼矢板は、以後の鋼矢板の基準となるため、入念な精度管理のもと建込み、圧入を行う。
・鋼矢板の鉛直精度は、トランシットおよび下振りを使用して2方向から確認して行う。
・鋼矢板の各軸が、圧入方向に対して同一線上にあることをレーザーにより絶えず確認しながら施工を進める。
・鋼矢板は、かみ合わせ部のセクション抵抗により、圧入方向に傾斜しやすいことを考慮しながら施工を進める。
・圧入機本体が、圧入を終えた鋼矢板の上に移動したら、反力架台を撤去する。
(3)ソイルセメント柱列壁
@準備作業
・隣家及び道路に泥土など飛散しないように、シート等で養生を行う。
・給排水管、ガス管、ケーブル等の埋設が予想される場合は試掘を行い、埋設管の位置を確認する。
・下水会所等は山留め施工前に、泥水が本管へ流出しないように、中詰め等を行う。
A機器搬入、組立
・削孔機械およびプラント機器を搬入し組立てる。
B材料搬入
・山留め芯材搬入時、規格、長さ、形状及び本数をミルシートおよび実測等で照合確認する。
・芯材の継手は、組立仮設架台上に仮置して直線性を確保して接続する。
Cセメントベントナイト液の調合確認
・プラント組立後、所定の混合による根固め液の調合および注入量での施工性を、プラントの計量計、流量計にて確認する。
セメントベントナイト液の配合(調合強度 3N/mm2) | ||||
セメント(kg) | ベントナイト(kg) | 水(リッター) | W/C(%) | |
1m3当り | 400 | 20 | 800 | 200 |
Dガイドトレンチの掘削
・セメントベントナイト液の場外への溢れ出しを防止するために、バックホウを使用してガイドトレンチ(幅800mm、深さ1,000mm程度)を掘削する。
Eガイド定規セット、パネル割り
・建込み定規は、水平位置のチェック及びレベルチェックを確実に行い据付けた状態での倒れ、転び等のないよう堅固に固定する。なお、定規は両側定規とする。
・建込み定規を固定後、定規に基準墨よりパネル割り付けを行う。
F削孔作業
・3軸オーガーを使用し、削孔は完全ラップ連続方式とする。
・オーカーの位置は、定規上のパネル割り位置に合わせ、リーダーは傾斜計により垂直に保つとともに、トランシットでも確認を行う。
・削孔深さは、機械に移したレベルにより確認する。
・最終締切位置等、パネルの端部孔がラップできない場合は裏打ちソイルを施工する。
・削孔攪拌速度は約0.5〜1.0m/分、引揚げ撹伴速度は約1.0〜1.5m/分で施工する。
G芯材建込み
・芯材下端を建込み定規に差し込み、直行する2方向よりトランシットおよび下振りで垂直性を確認後、所定の深度まで精度よく挿入する。
・挿入した芯材は、レベルおよび軸方向位置にずれがないように固定する。
H泥残土処理
・施工時に発生した泥土は、硬化するまで仮設ピットに貯留したのち、産廃として適正に処理する。
(1)機器搬入、組立
・削孔機械およびプラント機器を搬入し組立てる。
(2)材料搬入
・山留め芯材搬入時、規格、長さ、形状及び本数をミルシートおよび実測等で照合確認する。
・セメント搬入時、納品書で規格、数量を確認する。
(3)セメントベントナイト液の調合確認
・プラント組立後、所定の混合による根固め液の調合および注入量での施工注を、プラントの計量計、流量計にて確認する。
掘削溶液の配合 | ||||
セメント(kg) | ベントナイト(kg) | 水(リッター) | W/C(%) | |
1m3当り | 120 | 30 | 480 | 400 |
根固め液の配合(調合強度 3N/mm2) | ||||
セメント(kg) | ベントナイト(kg) | 水(リッター) | W/C(%) | |
1m3当り | 400 | 0 | 320 | 80 |
(4)削孔作業
・オーカーの注置は、施工計画の注置に合わせ、リーダーは傾斜計により垂直に保つとともに、トランシットでも確認を行う。
・削孔深さは、機械に移しかレベルにより確認する。
(5)芯材建込み
・芯材の建込みは、建込み定規により垂直精度を確認しながら行い、トランシットで確認を行う。
(1)一次根切り(根切り深さ○○m)
・掘削は○○m3バックホウを○セット使用して行う。
・掘削は○○通りから、○○通りに向かって進める。
・掘削工事中の注面勾配は、地盤状況に応じて安全注を確認しながら進める。
・掘削土はバックホウによるダンプトラックへの直積みとする。
・朧起し用ブラケット等の取付け部はその部分のみ深掘りする。
(2)2次根切り(根切り深さ○○m)
・掘削は○○m3バックホウを○台使用して行う。
・掘削土の揚重、積込みは、○○m3テレスコクラムを使用して行う。
・掘削は○○通りから、○○通りに向かって進める。
・山留め壁のケレンは、ケレン棒、チッパー等により行う。
(3)最終根切り(根切り深さ○○m)
・掘削は○○m3バックホウを○台使用して、最終根切り底から300mm程度上まで行う。
・掘削土の揚重、積込みは、○○m3テレスコクラムを使用して行う。
・掘削は○○通りから、○○通りに向かって進める。
・山留め壁のケレンは、ケレン棒、チッパー等により行う。
・最終床付け面より300mm程度の範囲は、バケットの爪に平板状のアタッチメントを取り付けたバックホウを使用し、根切り底面が孔されるおそれがないようにし、バックホウを後退させながら施工を行う。
・根切り底のレベルは、レーザーレベルにて確認する。
・根切り底の状態、土質(支持地盤)を確認する。
(1)ブラケットの取付け
・TL次掘削の敷底より、溶接によりブラケットの取付け作業を行う。
・ブラケットは、2mピッチを目安とし、腹起し材1本に対し2本以上かつ腹起し材両端には必ずブラケットを設ける。
(2)腹起しの架設
・腹起しは、原則として連続して設置する。
・山留め壁と腹起しとの隙間に、既製の裏込め材をセットする。
(3)切梁、火打の架設
・腹起しと切梁および火打の取合い部には、支圧による変形防止のため、腹起し補強プレートを施す。
・土圧計、ジャッキは計画図通りに配置する。ジャッキは、千鳥に配置して切梁弱部が集中しないようにし、ジャッキカバーによって補強する。
(4)プレロード
・ブラケットと切梁との間に、ボルト締め等の動きを拘束するものがないことを確認する。
・山留壁と腹起しが、密着状態で裹込め材ち確実に入っていることを確認する。
・プレロードを導入する。
・プレロード荷重は、切梁1本当りの山留め反力の50%とし、○Ot/本とする。
(1)削孔
・計画した位置にベノト機(削孔径φ1,000)をセットし、垂直度を確認の上、削孔を開始する。柱状図・掘削土により滞水層を確認し所定の深さまで削孔する。
・削孔後はスライムを除去し、テープにて検尺を行う。
(2)ストレーナ一管建込み
・削孔底にスライムがないことを確認した後、ストレーナ一管を建込む。
(3)豆砂利投入
・豆砂利を入れる前に2インチのポンプで若干水位を下げ、ストレー十一管内外の水位が降下したことを確認してから豆砂利を投入する。
・豆砂利の数量及び、検尺テープにて所定の深さまで投入されたかを確認する。
(4)ケーシングの引抜き
・投人しか豆砂利を乱すことのないよう、静かに引抜く。
(5)揚水試験
・ケミカルホースを継いだ水中ポンプをストレーチー管内に入れ、揚水試験を行う。
・ストレーナ一管内にスライム等の沈澱物かおる場合は、エアーリフトエ法、水中ポンプ等により洗浄を行う。
・水中ポンプ、揚水管建込み
・ストレーナ一管内に異常がない事を確認した後、水中ポンプ・揚水管を建込む。
・水中ポンプのギャグタイヤは揚水管に2〜3mピッチで固定しておく。
(1)埋戻しに先立ち、埋戻し部分にある型枠等を取り除く。型枠を存置する場合は、監理者と協議を行う。
(2)埋戻し及び盛土の材料は○種とする。
(3)埋戻し及び盛土は、300mm程度ごとに締め固め、余盛りは土質に応じて行う。
・建物の周囲は、幅2m程度を水はけよく地均しを行う。
・建設発生土の処理は、構外に搬出し、関係法令等に従い、適切に処理する。また、処分地は、事前に確認し、不法投棄等ないように管理する。
(1)工事に先立ち、現場の運営管理に必要な、現場代理人を選任する。
(2)あらかじめ定められた工事計画書に基づいて、土工事の工事管理を行う。
(3)労働安全衛生法、その他の関係法令等に従って、工事現場の安全・衛生に関する管理を行う。
(4)工事に必要な、官公署その他への手続きは、速やかに行う。
(1)現場代理人は、工事に当たり、現場組織体制を定め、監理者の承諾を受ける。
(2)現場代理人は、工事関係者と協力し、土工事全体の円滑な進捗を図る。
(3)土工事に先立ち、当該工事に係る立地条件等を十分把握した上で、工事の内容に応じた適切な人材(監理技術者、主任技術者)を配置し、指揮命令系統の明確な現場組織体制を組むとともに、工事関係者に工事の内容や使用機器材の特徴等を周知させる。
(4)工事の一部を協力会社に請負させる場合は、必要に応じて協力会社から、施工要領書、作業手順書等の提出を求める。
(5)咋業主任者を選任すべき作業については、労働安全衛生法に基づいて作業主任者を選任する。
(1)工事に先立ち、安全工程表を作成し、これに基づいて工事全体及び工程毎の安全・衛生管理を行う。
(2)関連業者を含めた安全衛生協議組織を定めるとともに、定期的に会議を開催し、混在作業の調整、使用機器等の配置 ・移動等に関する協議を行い、安全作業を図る。
(3)工事に先立ち、緊急連絡体制、防火組織等の体制を整え、突発事故等に備える。
(4)必要に応じて、作業員の休憩所、更衣室、便所、洗面所等の設備を設け、作業員の衛生保持に努める。
(5)工事現場においては、整理・整頓を行い、特に落下物による事故及び墜落等の事故防止に努める。
(6)工事に当たって資格が必要な作業は、その有資格者に行わせる。
(7)作業員に対し、現場への新規入場の際に、現場における安全衛生上の教育を行う。
(8)粉塵による健康障害防止のため、作業員には、防塵マスクを着用、作業着等の清潔保持の励行に努めさせる。
(9)やかを得ず工事現場外の道路上(上空を含む)において、作業し、車両・機械等を置き又は作動させる場合は、通行者等が安全に通行できるよう措置し、誘導員を配置し、公衆災害の防止を図る。
(10)工事計画書・作業手順に基づいて、作業方法・作業内容・作業量等を作業員に周知させる。
(1)火気を使用する場合には、その場所に不燃材料の囲いを設ける等引火・延焼防止する措置を講ずるほか、次の各号の掲げる措置を講ずる。
@火気の使用は、工事の目的に直接必要な最小限度にとどめる。
A火のつき易いものの近くで火気の使用はしない。
B火気の使用場所のそばには消火器・簡易消火用具等の適切な消火用水を準備する。
C作業員用のための暖房用等、直接工事以外の目的に使用する場合には、あらかじめその使用場所を指定する。
(1)現場代理人による土工事現場内及びその周辺の安全巡視を行い労働災害、公衆災害の防止に努める。
(2)土工事中に、危険が無いかを点検する。
(3)飛来落下物に対する養生設備の状況を点検する。
(1)工事中に事故が発生し、又は公衆に危害を及ぼした場合には、直ちに応急処置及び関係機関への連絡を行うとともに類似の事故が再発しないよう対策を講じる。
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