ごあいさつ

はじめまして。 野原英語塾の野原康宏と申します。

当塾は高1〜高3の高校生を対象とする英語の単科塾です。 各学年2クラス編成で、1クラス15名まで(コロナ禍を受け、現在は10名まで)。 人まかせにせず全クラスを私が担当し、3年間教えきるというのが第一の特色です。 波長が合い信頼関係が成り立つ場合には、これが最善のかたちだと考えています。

以下に具体的な情報を記しますので、御興味がおありのかたはどうぞお問い合せください。


概要

  1. 目標・理念

  2. クラス編成

  3. 授業・教材・カリキュラム

  4. リスニングについて(2021.2.3)

    2021年の共通テストを承け、全塾生に向けてリスニングについて記したメールを送りました(まず高2生に。その後、高1生にも)。
    参考のため、ここに高1生に向けて送ったメールを転載いたします。

    (以下、メール本文)

    先日高2生に送ったメールを、高1生にも送ることにしました。以下にペーストしておきます。

    2〜3日前、ある高2生からリスニングの勉強法についての相談を受けました。今回の共通テストのリスニングが相当ハードだったのに僕自身衝撃を受けおり、高2のうちから早めに意識して対策をしておくのが良いように思っていました。せっかくの機会なので、そのメールへの返事を元に、高2生全員にメールを送っておきます。

    本当にリスニングの力をつけたいのなら、納得できる力がつくまでは「休まずやり続ける」ことが肝心です。「毎日やり続けられるカタチ」を探りましょう。

    その際、「自分は面白いと感じなくても、勉強のためならやりとげる自信がある」というのなら、何をやるのもかまいません。英検の過去問に毎日取り組むのでもけっこうです(入手しやすいので)。その場合には、いまの自分の力で聞き取れるレベルのものからコツコツ上に向かってやっていきましょう。

    でも、どうせ毎日やるのなら、楽しめるものが嬉しいですね。お勧めは、YouTubeで「英語」「リスニング」で検索をかけ、挙がった候補から興味を引かれるものを視聴してみることです。いろんなタイプのコンテンツがあり、最初はけっこう空振もあるかと思いますが、それでもこのごろは充実したものもありますから、いつか「これだ!」というものが見つかります。見つかったら、それを公開している人をチャンネル登録して、毎日視聴すればよい。YouTubeのプレミアム契約をしておくと(確か月1500円ぐらい)、CMが入らず、指定した動画をオフラインに保存しておけるから、ストレスなく何度でも見続けることができます。

    僕はこのごろこの人(ルパ先生)の動画(映画を扱ったもの)が面白くて、毎日ひとつずつ(ただし、くり返し)視聴しています。 https://www.youtube.com/channel/UCoKRTudLOqjgdIFpCZIkW4w

    短いし、お遊びみたいなものですが、ひと月も聞き続ければ、新たな「耳」ができるでしょう。それができてから次のステップに進むのでも、ちっとも遅くありません。そうやってステップアップしてゆけば、ネイティブのスピーディーな発音にもついていけるようになります。

    もちろん、この週末に行なわれた共通テストは、予備校のサイトに公開されていますから、興味のある人はダウンロードして聞いてみればいいでしょう(到達すべきゴールのレベルがわかります)。

    参考までに、河合塾ではここにあります。
    https://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/nyushi/kyotsutest/21/?intcmp=ny_kawai_kaisoku-nyushi-kyotsutest

    野原

    (以上)

    以前リスニングについて記したものも、ここに残しておきます。これは2年前に書いたものです(2019.3.25記)。上のメールで言っている「英検の過去問」などを使う際の方法ですね。

    1. 「当塾では〜〜のリスニング練習を行ないます!」といった宣伝を大々的に行なっていないため、その点を不安に感じられるかたからの問合せを時々受けます。以前は「そんなこと、こちらから説明するまでもない」と対外的に表明していませんでしたが、2020年から大学入試に英検、TOEFL、TOEICなどの外部試験が導入されることになり、そろそろ私なりの考えをはっきり書き記したほうがよいと思いました。ここに記しておきます。
    2. リスニングの力をつけるためにはどうしたらよいか、というところから始めます……が、そんなに変わった方法があるわけではありません。大切なのは次の2点です。
      • 練習の頻度を保つ……理想的には毎日それが無理でも1日おきに練習する(1回の時間は短くてもよいので)。
      • 音を聞き取ることに集中する……練習中は耳に入ってくる全ての音を聞き取ることに集中する。目は使わぬこと(最初は閉じておくとよい)。音源から流れてくる音に、まずは全神経を集中するのが大切。
      スクリプト(台本)を見ながら音声を聞き、フンフンとわかったつもりになったとしても、それはお遊びの範疇です。また、問題を解いて、ある程度正解が選べたとしても、まだ本質的なリスニング能力が身についているわけではありません。すべての文章、すべての単語が聞き取れ、それと同時に意味が立ちのぼってくるレベルを目標にします。
    3. そのためには、2の方法で「ほぼ聞き取れた」というところまで何度でも音を聞きます。そして、「耳でやれるのはここまで」と確信できたら、そこで目を使います。スクリプトを見直して、実際に何と言っていたのかをチェック。目も手も(辞書も)使って、目と耳のギャップを埋めてください。
    4. それを終えたら、再び目をつぶって同じ音源を聞き、進歩の度合いを測ります。ここまでが1サイクルです。
    5. さて、以上のサイクルを標準的なトレーニング方法とした場合、週に1回、2〜3時間しかない(貴重な)授業時間の一部を割いて、形だけのリスニング練習に当てることにどれほどの意味があるでしょうか。私には、そんな恐ろしい(=生徒のためにならない)ことはとてもできません。
    6. では、塾では何ができるのか — 与えられた条件(週1回、2〜3時間の授業時間)を踏まえて、私はこれまで、次のようなやり方を妥当だと考え実践してきました。
      • ふだんから授業での音読を重視し、かならず生徒には「馴染んだ」感じになるまでテキストを読んでもらう(長文も文法も)。
      • 単語集(当塾の場合は「DUO 3.0」)を使って語彙チェックを進める際、繰り返しCDを聞き、「目だけの勉強」ですませない。
      これが習慣づくと、もちろん英語がペラペラになるわけではありませんが、音読の力量と連動して「聞く力」も養成されてゆきます。実際、塾生たちは、高1・高2段階で英検2級を持っていることが多いですし、センター試験のリスニング問題でも一定の成果を上げています(今年のリスニングの平均は、50点満点中、Aクラス43.1点、Bクラス35.1点でした)。
    7. さらに、上記2の方法に興味を持ち、自分でも家でやってみたいという生徒の要望に応ずべく、私なりに工夫した自宅練習用教材を用意し始めました(音源はセンター試験やネットにある英語ニュースなど)。家でやって提出→添削という流れでチャレンジしてほしいと思います。