ロンドンの10月
催しのホンの一端ですが・・・


10月のロンドンは秋たけなわ、季節も最高、そして、文化芸術の秋を楽しみたい人に興味津々のプログラムが目白押しに並んでいます。

美術愛好家が見逃せないのは、テイト・ブリテン美術館の
’Turner and Venice’展、10月にリニューアルオープンする Hayward Gallery の、ピカソを含む世界的に有名なアート展、さらに、現代美術最高の賞の一つであるターナー賞の今年の受賞者が、10月に決定されます。現代美術愛好家にとっては、テイトモダーンも必見です。

演劇でも、次々と新しい出し物が上演されます。コール・ポーターの ’Anything Goes’, ブロードウェイの大成功をそのまま味わえる ‘Thoroughly Modern Millie’ などが評判です。

音楽では、木・金・土曜日の夜、トラファルガー広場にある
St. Martin-in-the-Fieldsでは、Concerts by Candlelight が開かれ、美しいバロック音楽に酔うことが出来ます。Barbican Hall では、所属オーケストラの London Symphony Orchestra はもとより、世界中の最高のオーケストラの演奏が楽しめます。時には、無料のフォワイエ・コンサートもありますので、要チェックです。その他、ダンスやオペラなど超一流のプログラムは、もう退屈している暇はありません。
そして、ハロウィーンにちなんで、幽霊に出会うツアーなどいかがでしょうか。

特にロンドン塔では、いろいろな幽霊に出会ったという人がたくさんいるのです。古くは、1483年に疑わしい死に方をした12歳のエドワードV世と9歳の弟ヨーク公リチャードが、真っ白い寝巻き姿で、手をつないでものも言わずじっと立っていて、しばらくすると石の壁に吸い込まれるように消えていくのに出会った人は多いのです。

 London Dungeon では、10月27日―11月4日のあいだ、Halloween Horrors として俳優による恐怖の歴史の再現をはじめ多彩なイベントが行われます。勇気のある人は、ぜひ覗いてみてください。



(出典:London Planner)