【2004年度 大阪医科大学予想】

                      フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 大阪医科大の数学は、時間100分で大問5題(小問13〜15問)である。出題分野はいろいろな分野から出題されるが、数学。とBに片寄る傾向があり、「微分」「積分」「確率」「ベクトル」は出題率が高い。レベルについては、難問はないが、標準〜標準以上の良問である。問題の数と量から100分は時間が短く、時間的余裕はない。2004年度を予想してみる。積分は(回転体の)体積で、微分は接線であろう。ベクトルは空間ベクトルになりそうだ。数学Aの二項定理と帰納法、数学の軌跡と領域もチェックしておきたい。また、2年間出題されていない行列の累乗計算がそろそろ出てきそうである。

【化学】
 大阪医大の化学を解くには各単元の幅広い知識が必要であり、盲点をつかれる可能性が高い。直前にチェックしておきたい分野として 氈j糖類:単糖類の構造、消化酵素、光合成の反応式、アルコール発酵、多糖類の性質など深く見直しておくこと )αアミノ酸の溶液中でのイオンとPHの関係 。)異性体、同位体、同素体に関する知識の整理:特にフラーレン(炭素の同素体の一種)が狙われる可能性有り! 「)溶液に関する問題で溶媒が水以外(エーテルやベンゼン)の場合でも対応できる様にしておくこと。
また、特に無機分野での物質の製法(ソルベー法など)の名を総チェックしておく方が良いであろう。

【生物】
 出題形式に特徴があり、空所補充、計算の小問集合、記述の小問集合、グラフや表の読みとり問題で大問4つの出題が近年定番となっている。出題範囲は広い分野にわたっているため偏った学習は危険であるが、内容は教科書に基づいた基本的なものであり、深い知識は必要としない。しかし問題のレベルは決して低くなく正確な知識は、特に計算問題や記述問題の解答の際には、間違いなく要求される。直前の対策としては、点差の開く可能性の高いグラフや表の問題の復習をしておくとよいだろう。細胞分裂や酵素反応、光合成、成長曲線、生存曲線、筋収縮、腎臓のグラフなどは確実に理解しておきたいところである。

【英語】
 大医の英語はここ数年、若干時間が短縮されたものの問題傾向はまったく変わりなく今年も同じ傾向でくることが予想される。つまり、長文の部分和訳と英作。長文は比較的平易で、英作の出題内容もそれほど難しいものではないが、単純計算で1題を7、8分で片付けなければならないのでかなりのスピードを必要とする。しっかりと時間意識を持って、一問にぐずぐずこだわらずスピーディーにこなしていきたい。そのためには、|下線部和訳は文脈に関係なく、まずその部分だけ訳を作ってしまう。下線部分の多くは、語彙レベルも文法・構文レベルもそれほど高くなく、また前後の脈絡に関係なく、その部分だけで訳が決定できるものがほとんど。時間が余った場合、あるいは、どうしても気になる部分や分からない語がある場合、どう訳して良いか分からない場合にのみその段落または前後ををきちんと読み、文脈に合わせて訳を決定していけばよい。だが、ほとんどの場合、文脈から探る方が難しかったりする。}英作は主語と述語を正確に決め、できるだけ副詞句などを伴う単文にしてしまう。そのためには前置詞で始まる副詞句を鍛えておくこと。日本語の微妙なニュアンスに踏み込まず、日本語の述べている内容を論理的に捉え、簡潔な語を使いながら正確で確実な構文に持ち込むこと。自信のない者は、桐原の「入試英作文攻略の新技術」などを短期集中的にこなしておくことをお勧めする。

【NEWS】
最後に近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください


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