【数学】
岩手医科大の出題形式は共通問題と選択問題と一定している。本年度も同じ形式であろう。過去7年間の出題の傾向を分析し、本年度の出題を予想してみた。共通問題の数学氓ヘ「関数とグラフ」であろう。選択問題では、数学は「軌跡と領域」、数学。は「面積・体積の計算」がねらわれそう。 数学Aからは例年通り「式と証明」であろう。数学Bは「複素数平面」、数学Cは「行列」特に行列のn乗計算がねらわれそうである。
【化学】
岩手の化学は一部に複雑な計算問題があるものの、その他(9割以上)は標準的な問題であるので理論(7割程度出題される)は全単元の基本をよく確認しておくこと。特に注意すべきは電気化学、中和滴定ではないだろうか。また
水溶液の化学平衡の計算問題は最も狙われる分野であるとも言える。酢酸ナトリウムや塩化アンモニウムの平衡定数、電離度の扱いには十分慣れておくこと。
有機は1問出題されるのではないだろうか?今年は糖類が狙われるのではないだろうか?
【生物】
出題は至って平易であり、基本的な設問での取りこぼしが重なれば致命傷となりかねない。本年度の出題も遺伝や分子遺伝、代謝、細胞、免疫など例年と大きく変わることはないだろうと考えられるが、どの分野の出題であれ基本的な問題であることがほとんどなので、きちんと学習がすすめられていれば心配はいらない。しかし毎年出題される遺伝や分子遺伝からの出題であれば、やや難易度の高い問題の出題の可能性もある。
遺伝に関しては基本的な計算から集団遺伝まで幅広くおさえておく必要があ
るし、分子遺伝の分野では、遺伝の基本的メカニズムや、それを明らかにした実験などは確実におさえておきたい。また心臓や肝臓、小腸などヒトの器官に関する出題にも注意したい。
【英語】
2003年は2002年とまったく同傾向で、2004年も同じ傾向でくることが予想される。大問1は長文題で設問は和訳、空所補充選択、内容記述。大問2は文法語法4択。大問3は長文空所補充選択。大問4は整序英作。大問5は簡単な英作問題。どの設問もレベルはごく標準的で、文法題も頻出問題ばかりである
と言える。
●直前のチェックはズバリ、頻出基本文法の見直しと基本熟語の2点に絞る。
ボキャブラリーについては、特にそれほど心配をする必要はない。逆に言えば、例えば2003年の問題中に分からない単語が多数あるようでは論外、受験
の資格無し、と言える。それほど、岩手医科大の問題が試しているのは、基本のしっかりした英語力であり、最低限のことをコツコツとやってきた受験生に
とって、合格不合格の分かれ目となるのは、ひとえに基本に穴がないかどうかであろう。
頻出基本文法のチェックには、桐原の「英文法ファイナル問題集(標準)」などが効果的であろう。その際、大問1の和訳を確実に取るために、正確に文法の仕組みを理解しているかどうかをしっかり確かめよう。それは大問5の簡単な英作題の正確さにもつながる。
【NEWS】
今後、藤田保険衛生大学、近畿大学医学部、順天堂大学、兵庫医大、東京医大、関西医大、大阪医大、近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。
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