【PART5 愛知医科大学】

                      フェニックスゼミ講師陣

【数学】
 愛知医科大の数学レベルは易〜標準である。簡単そうに見える問題でも、処理の方法を誤ると難問になってしまうので、注意を要する。「確率」「軌跡と領域」「三角関数」は頻出分野で今年度も出題が予想される。さらに「ベクトルを用いた図形の処理」「積分による面積の計算」が出題されそうである。そしてこの2年間問われていない「数列」は要注意であろう。

【化学】
 愛知の化学は、無機内容でかなり細かく問う問題が含まれており、(例えば2004年@番─_、2003年@番─^など)このような問題に時間をかけず、その他の問題で確実に点数を稼ぐのが「良い攻め方」であろう。昨年高分子の大問が復活し、今年度も間違いなく出題されるであろう。栄養素にからめた問題が狙われるのではないだろうか。特にアミノ酸は要注意である。また、化学平衡、溶解平衡の計算問題は速く、正確に解けるようにしておきたい。

【生物】
 問題の題材とされている内容は基本的で特殊なものは少なく、問題集を開けば類題が容易にみつかるものがほとんどであるが、出題の仕方が少々難しく、よく理解を深めたうえで演習を重ねていないと効率よく得点が重ねられないだろう。特に一つの答えを出すのに時間がかかりすぎてしまってはよくない。というのも、基本的な内容の出題に加えて1題は実験考察などの、主にその場での思考力を必要とする問題が出題されることが多く、それをどのくらい解答できるかが合否をわける大きなポイントになると考えられるからである。そのような出題に時間をかけられるように、各分野の基本的な用語はどのような問われかたをしても即答できるよう、これまでに学習をすすめてきたノートなどを用いてよく復習をすすめる必要がある。優先順位はやはり、細胞、代謝、反応、調節などの出題率の高い分野であるが、今年は特に免疫、光合成の分野に力を入れたい。
 

【英語】
 愛知医科の英語は、大問5問そのうち4問が長文読解問題という構成がここ数年一貫して続いていて、2005年度も長文主体の「正確な文脈把握」等の読解力を試すものであることは間違いないであろうと思える。また、これは愛知医科の長文の特徴でもあるが、エッセイ風のものも含めそのテーマが非常に多岐に渡っており、そのため平素から幅広く様々な英文を読み慣れておく必要がある。試験中は、とにかく徹底的なパラグラフリーディングを心がけよう。少し論旨の込み入ったもの、流れがぐねぐねとしたエッセイ風のものほど、一文一文に振り回されず、その段落の論理構成はどうなっているのか、そして結局その段落で何が言いたいのか、という意識的な問いかけを前面に立てて読解を進めよう。そのためには、順接、逆説、譲歩、結論、結果、原因・理由、例示・例証など、論理の流れを決める語(句)を今一度総チェックしておくこと。そうすることで、多少不明な単語や構文があっても何を言わんとしているのかをかなり正確に掴めるようになる。また、受験生の中には、英文を読む際に時制にあまり気を配らずに読んでいる者も多く見受けられるが、物語文やエッセイ風の文では、特にその点に注意して読んでみよう。それだけで、内容がかなりはっきりと見えてきたりすることもある。

【NEWS】

今後、近畿大学医学部、兵庫医科大学、東京医科大学、福岡大学医学部、関西医科大学、大阪医科大学、近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。過去3年間の問題傾向分析も掲載されています。ぜひ参考にして
ください!
  医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

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