【PART7 兵庫医科大学】

                      フェニックスゼミ講師陣

【数学】
 兵医の数学の出題傾向はこの2年間で同じ傾向を保つ部分と変化する部分がある。「微積、ベクトル、確率」という分野は傾向を保ちながら出題の形式が変化している。2001年から現れた第1問の小問集合は5問、6問、8問、5問と変化いている。2005年度は5問程度になるであろう。大問の第2問〜第4問では、毎年のように出題されている「ベクトル」「微積(接線・極値・囲まれた面積)」は当然出題されるであろう。そして新しい傾向として図形と方程式が出されるのではないか。「円や放物線の極と極線」についての知識を整理しておこう。第1問の小問集合では「整数方程式」「確率」「数列」「指数」「複素数の計算」などが出題されると思われる。

【化学】
 兵医の化学は、特に難問は少なく、量的にも適当なので1番から落ち着いて攻めていけば良い。本年度要注意分野として以下の部分に注意したい。

1) 周期表の総合問題:主な元素の性質を念入りにチェックしておこう。
2) 電気化学:鉛蓄電池、燃料電池の構造、また電気分解と発生する気体をからめた       計算問題あたりはよく練習しておこう。
3) 有機:今年度は脂肪族、芳香族から偏りなく出題されそうである。また、過去に出題されていない合成高分子やイオン交換樹脂の問題が登場する可能性も考えられる。

【生物】
 出題範囲は人体に関する内容にかたよりが見られる一方で、生態系や個体群、総合問題での植物の反応や進化、分類の範囲からの出題も見られ、幅広い知識が求められているものと考えられる。また内容に関してみれば、どれも基本的な知識を問うものがほとんどである。そのため知っているか知らないかという単純なレベルで大きく差がつくことが予想される。分野をしぼらず幅広く用語の確認を行って受験にのぞむのが良いだろう。あえて力を入れるならば、やはり出題率の高い神経、恒常性、呼吸、核酸だろう。あとは本番たとえわからない出題があってもくよくよしないこと。なぜならほとんど誰も解答できない問題の可能性もあるからです。そして問題をよく読むこと。なぜなら問題文中や図にヒントを隠していることがあるためです。

【英語】
 兵医の英語は、2002年度まですべてマークシート式でまったく同じ出題形式であったものが、2003年度には、それまでの大問5の「和文対照英文の完成」が削除され、その代わりに和訳問題を主とする短い英文の読解問題が2題加えられ、2004年度ではさらに和訳の力を問う傾向が強められている。また、その他の部分に関しても問題形式はまったく同じだが、マークシート方式が、解答用紙に記号を記入する方式へと変えられているなど、出題内容や解答の仕方に関して若干の試行錯誤が見られ、2005年度の出題に関しても多少の変更がないとも限らないので、まず最初に全体の大問数、設問形式、分量など2003年度や2004年度とほぼ同じかどうか確かめるだけの冷静さが欲しい。大きな変更は考えにくいが、転ばぬ先の杖である。そのような変更がないとして、直前の対策としてはまず、落としてはいけない問題に穴がないかをチェックすることであろう。例えば大問1の綴りの問題、 大問4の長文空所補充の前置詞の使い方(この問題は、ほとんど例年、前置詞の用法に限られているが、ごく時折そうでない年度もあるので要注意だが)大問5の長文中の語のアクセント問題。これらのものは短期集中で対処できるので、必ず少しでも穴を塞いでおくこと。また、多くの兵医受験者の悩みの種の大問5の段落整序であるが、ぜひとも段落整序問題集などを一冊やり込み、コツというものをつかんでおきたい。ポイントは、エッセイ・物語風のものであれば、動詞の時制や時の副詞句などに気を配りながら、時間の流れに目をつけ選択肢を絞り込むこと。評論風のものであれば、段落の内容を考えながら、まずアからつながるもの、そして最後につながるものを推量しながら、途中でつながる一対を探し出せれば、ほぼ絞り込めるはずだ。エッセイ・物語風のもの、評論風のものいずれにおいても、冠詞の有無、指示語、代名詞などに最大に気を配るのはもちろんのことである。ただし、あまり時間をかけすぎないこと。考えだすときりがない。必ずタイムリミットを設けて臨むこと!

【NEWS】

今後、東京医科大学、福岡大学医学部、関西医科大学、大阪医科大学、近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。過去3年間の問題傾向分析も掲載されています。ぜひ参考にして
ください!
 

 医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

「夢」への執念!

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