【PART10 関西医科大学】

                      フェニックスゼミ講師陣

【数学】
 関医の数学は大問4問で第1問は小問集合であり、第1問の小問は5〜7問である。あまり偏りなく全ての分野から出題されている。大問2〜4の出題分野を検討すると、最近の3年間は数学B、C、。からの出題であり、今年度もこの傾向を踏襲するものと思われる。数学Bからはド・モアブルの定理に関する問題が狙われるのではないか。数学Cからは行列のハミルトン・ケーリーの定理に関連する問題か、2次曲線の楕円であろう。数学。からは積分ならば指数関数・対数関数に関連する面積であろう。微分ならば極値と最大値・最小値に関する問題であろう。第1問の小問では方程式と不等式、順列・組合せ・確率、指数・対数関数は出題されると思われる。

【化学】
関西医大の化学は、一部難問が含まれており、それが1番の問題に入っている可能性もあるので解答する順序を適切に判断することが重要である。今年度
も有機、高分子内容が中心となる出題であろう。特に注意すべきは、アミノ酸
イオン交換樹脂である。その他の分野では、気体の化学平衡、電気化学、コロイド(特にセッケン水)、浸透圧あたりが狙われるのではないかと思われる。

【生物】
 今年も例年通り、選択問題形式の出題になるだろう。出題範囲は広いが、詳しい知識を必要とする問題はやはり細胞や代謝、恒常性や免疫などのヒトの体に関する分野のものが多いため、見直しをすすめるならばこれらの分野から先に進めておくのがよいだろう。さらに計算問題が例年少なくとも1題は出題されており、それが高得点への鍵になっていると考えられる。細胞周期や神経、筋肉、腎臓の計算問題には慣れておく必要があるだろう。あとは本番問題を解いていくなかで、選択肢をよく読んで解答すること。あたりまえのことではあるが、特に正誤問題などは簡単には解答がわからないようになっているので注意したい。

【英語】
 大問1と大問2の(1)の長文読解問題は、長文読解問題の見本のような問題で、中レベル以上の語彙力、文脈を素早く正確にたどる力、パッセージ全体の流れを的確に押さえるパラグラフリーディングの力、この3点が要求されていて、付け焼き刃の勉強で容易く攻略できるようなものではない。直前の対策とし
てもっとも効果的なのはやはり、中レベル以上の単語の徹底的なチェックだろうか。特に難度の高めの単語を短期集中的に頭に叩き込むことをぜひともやっておきたい。2003年度から新たに加わった大問2の(2)と大問3の(2)の和文対照英文の選択問題(和文と適切に対応していない英文を選ばせる問題)に関しては、ポイント自体は標準的で頻出のものが多く、正確に文意をとる力があれば対処できるものがほとんどだが、中に難問もあり、また時間の制約もあるので、焦って読むと誤答を誘うトリッキーな問題となっている。関医に挑戦する受験生は、長文読解対策は十分にこなしてきたと思うが、最後に頻出の正誤問題(一文中で誤りを含む部分を選択させるもの、あるいは複数の英文から正しいもの、あるいは誤ったものを選択させるものなど)を集中的にやり込んでおき、自分の語法・文法・構文の正確さを幅広く確認しておく必要がある。また、難度の高い語法問題などを直前にやり込んでおくことも、語感を鋭くするのに大いに役立つ。

【NEWS】
今後、大阪医科大学、近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定
です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。過去3年間の問題傾向分析も掲載されています。ぜひ参考にして
ください!
  

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

「夢」への挑戦

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