【PART6 近畿大学医学部】

                      フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 近大医学部の数学は、標準レベルで難問はない。しかし、60分の時間の割に計算量が多いので、公式などを駆使して手際よく計算しないと時間が不足する。微分はこの4年間連続して出題されている。今年度も「微分」は出題されるであろう。接線に関する設問と面積計算も問われるのではないか。「数列」と「平面図形」は頻出である。数列は漸化式と予想される。連立漸化式や確率漸化式の可能性が高い。平面図形は軌跡と領域であろう。さらに三角比の正弦定理・余弦定理とその応用として正四面体は要チェックである。

【化学】
 近畿の化学は、単元や難度に偏りがなく、うまく攻めれば高得点を狙えるであろう。今年度最も注意すべきはアミノ酸とタンパク質ではないだろうか。この分野に関しては、名称、構造式、種々の反応、化学的性質など念入りにチェックしておこう。その他の分野としては、熱量、凝固点、浸透圧などをからめた計算問題、種々の金属の化学反応式などの「正確性」が明暗を分けそうである。

【生物】
 出題内容は幅広く、医学部受験生がおろそかにしがちな植物に関する分野からもほぼ毎年出題がみられる。問題のレベルに関して例年の出題から言えることは、毎年、難問と呼べるものは1題だけ、ということだ。しかも、かなりレベルの高い難問であることが多く、その1題の解答如何ではなく、その他の基本問題がどれだけ正確に解けるかが大きな分かれ道となるだろう。取りこぼしのないように広範な基礎の見直しをまずは進めておきたい。特に光合成、植物の反応、遷移に関しては注意が必要だろう。それができた上で余力があるならば、毎年1題の難問は免疫に関連していることがほとんどであるため、教科書よりは詳しい図表に紹介されている内容まで理解を深めたい。

【英語】
 近大医学部の英語はここ数年大きな変化はなく、2005年度も同じ傾向でくると予想される。特徴は文法・語法・構文の比重が非常に高いことである。難度は「標準からやや難」という程度で、特に難問といえるものは少ないが、それだけに落とせるものはあまりなく、この部分の高い正答率が合否の鍵を握る。特に 大問2の「誤り箇所指摘」や大問4の「適当でない文の選択」は、中途半端な文法力ではどれも正解や間違いに見え、苦手とする受験生も多いようだが、合格レベルの受験生は長文ではあまり差がつかないであろうことを考えれば、ここはぜひとも高い正答率で抜けたい。どれも一見難しそうだが、ポイント自体はあまりマニアックなものはなく頻出のものばかりなので、直前の対策として、標準から難関レベルの正誤問題などを集中的にやり込んで、正確にそのポイントを見抜けるようにしておきたい。また、最後の長文2題に関して、2003年度は2題のうち1題、2004年度では2題とも、そのテーマが時事系または海外の政治ネタなので、そういうテーマに弱い受験生は要注意である。

【NEWS】

今後、兵庫医科大学、東京医科大学、福岡大学医学部、関西医科大学、
大阪医科大学、近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。

インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。過去3年間の問題傾向分析も掲載されています。ぜひ参考にして
ください!
  

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

合格への執念!

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