【PART11 大阪医科大学】

                      フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 大医の数学の頻出分野は数学氓aの「確率」、数学Aの「数列・漸化式」、数学Bの「ベクトル」、数学。の「面積・体積の計算」の4分野である。今年度もこの4分野からの出題は当然予想される。確率ではカードやサイコロが題材になりそうで、確率分布や期待値まで問われそうである。数列・漸化式では隣接3項間漸化式や連立漸化式が出されそう。しかも帰納法と関連するかも知れない。ベクトルは空間ベクトルであろう。微分では接線・法線が問われるのではないか。積分では回転体の体積で、y軸の周りに回転した回転体の体積などが出されるのではないか。さらに行列のn乗計算が気にかかる分野である。

【化学】
大阪医大の化学の特徴は、2004年の1番の問題や2003年の1番の問題のように理論内容を深く追求した問題が含まれていることである。ただ、その他の問題は、標準的なのでここで確実に点数を取っておきたい。特に有機内容は幅広く出題されるので、漏れのないようによく見直しておくことが必要である。その他の要注意分野としては、気体の化学平衡、溶解度積、燃料電池ではないだろうか。また、鉄の製造、石油の分留、オゾンの反応のような盲点をついてくる可能性も考えられる。

【生物】
 出題形式に特徴があり、知識、計算力、文章能力、考察力など総合的な実力を求められているものと考えられる。問題のレベルは決して低いものではないが、内容は基本的なものがほとんどであり、問題集を一通りやり終えている者ならば経験したことのある出題が少なくないはずだ。また出題範囲が広く分野をしぼることは難しいため、これまでに取り組んできた問題集を用いて広範な復習をすすめるのがよいだろう。その際、点差の開きやすい計算問題や記述問題に関しては、きちんと手を動かして解き直し、確実に自分のものにしておきたい。

【英語】
 大医の英語は、部分和訳4題の大問1、同じく部分和訳3題の大問2、そして比較的短い和文英訳3題の大問3という出題形式がここ数年続いていて、 2005年度においてもそれは変わりないと予想される。和訳は語彙、構文とも比較的平易で、英作の出題内容もそれほど難しいものではないが、単純計算で1題を7〜8分で片付けなければならず、かなりのスピードを必要とする。しっかりと時間意識を持って、一問にぐずぐずこだわらずスピーディーにこなしていきたい。そのための攻略の仕方として、下線部和訳は文脈に関係なく、まずその部分だけ訳を作ってしまう。下線部分の多くは、語彙レベルも文法・構文レベルもそれほど高くなく、また前後の脈絡に関係なく、その部分だけで訳が決定できるものがほとんど。時間が余った場合、あるいは、どうしても気になる部分や分からない語がある場合、また、どう訳して良いのか分からない場合にのみ、その段落または前後をきちんと読み、文脈に合わせて訳を決定していけばよい。だが、ほとんどの場合、文脈から探る方が難しかったりする。
 英作に関しては主語と述語を正確に決め、できるだけ副詞句などを伴う単文にしてしまう。そのためには前置詞で始まる副詞句を鍛えておくこと。日本語の微妙なニュアンスに踏み込まず、日本語の述べている内容を論理的に捉え、簡潔な語を使いながら、正確で確実な構文に持ち込むこと。直前の対策として、桐原の「入試英作文攻略の新技術」などを短期集中的にやり込み、基礎構文を例文ごと暗記しておくことをぜひお勧めする。

NEWS
本年度最後に近畿大学医学部(後期)の予想を行なう予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考にしてください。過去3年間の問題傾向分析も掲載されています。ぜひ参考にして
ください!
  

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

「夢」への執念

トップページにもどる