【2006年 兵庫医科大学予想】

フェニックスゼミ講師陣

【数学】
兵医の数学の出題傾向この3年間どんどん変化して、以前のように一定していない。同じ分野でも大問として扱われたり、小問として出されたりする。しかし、必出3分野は『ベクトル』『確率』『微積』であり、頻出分野は『数列』『三角比・三角関数』『指数・対数』である。2006年度を予想してみる。大問として、微積では『3次関数の接線と囲まれる面積』であり、ベクトルでは『三角形の辺の内分』、確率では『取り出す球か、さいころの確率』であろう。さらに、『指数方程式・不等式』『整数問題」は典型問題の解法をチェックしておきたい。

【化学】
兵医の化学では、2005年ム5番においてこれまでなかったタイプの問題が登場した。今年度も大問5問中1問は、新傾向問題である可能性が高いが、たとえ問題文の意味がわかりにくくても易しい問いが半分位含まれていることが考えられるので絶対に諦めないこと! 今年度の対策としては|気体:圧力単位がpaでも対応できるようにしておけ!}熱化学:特に蒸発熱、中和熱、融解熱、溶解熱の扱いに慣れておけ!~固体の結晶:種々の固体の特徴をよく見直しておけ!有機・高分子:天然高分子、特にアミノ酸・タンパク質を重点的に見直しておけ!

【生物】
問題のレベルは標準で、比較的解答しやすい。ただし、神経や筋肉など、ヒトの体に関連する分野では詳しい内容の出題も見られることがあるので、これらの分野は特にしっかりと見直しを行ったうえで受験にのぞみたい。また近年の傾向として、総合問題の出題頻度が高くなっている。総合問題のなかには、植物や生態系、進化などの分野からの出題も見られるため、どの分野も、少なくとも基本的な知識に関しては穴のない状態にしておきたい。

【英語】
直前短期集中で出来ること。日本語化した英語の綴りのチェック。間違い箇所指摘問題をこなす。前置詞を入れさせる空所補充形式の熟語問題をこなす。難度が高めの「発音・アクセント・語彙」問題集を1冊やり込む。不規則変化動詞のチェック(辞書の最後で確認)。 そして、大問5の段落整序であるが、ぜひとも段落整序問題集などを一冊やり込み、コツというものをつかんでおきたい。本番では、エッセイ・物語風のものであれば、動詞の時制や時の副詞句などに気を配りながら、時間の流れに目をつけ選択肢を絞り込むこと。評論風のものであれば、段落の内容を考えながら、まずアからつながるもの、そして最後につながるものを推量しながら、途中でつながる一対を探し出せれば、ほぼ絞り込めるはずだ。エッセイ・物語風のもの、評論風のものいずれにおいても、冠詞の有無、指示語、代名詞などに最大に気を配るのはもちろんのことである。ただし、あまり時間をかけすぎないこと。考えだすときりがない。必ずタイムリミットを設けて臨むこと。

【小論文】
課題文型小論文。’04年、’05年と出題形式に若干の変化がみられた。’03年以前では、課題文を読み、本文の内容と合致するものを○×形式で答える問題、課題文の主張(筆者の意見)に対して賛成、反対の立場を明確にしたうえで自説を展開する問題であった。’04年以後では、設問1で課題文内容理解を問う問題、設問2で自らの好奇や経験を視野にいれて趣旨に対する分析を行う問題になった。変化の中核は、設問2において、受験生各個の向学心や活動歴を尊重したうえで判断能力や分析能力を問うことにある。’04年は、立花隆『東大講議人間の現在?』からの抜粋文を読み、設問1で大意をまとめ、設問2で本文に示された事柄に関し、自分がもっと深く理解したいと思うときの調べたい項目を5つ抽出し、箇条書きにしたうえで、調べたことで何がわかるようになるかを簡単に説明する。’05年は、明石康『サムライと英語』からの引用文を読み、設問1で本文に施された下線部の説明を100字以内で行い、設問2で課題文の論旨をふまえて、「異文化」あるいは「外国語学習」のどちらかについて、自分の今までの取り組みを600字以内で自己評価する。設問1は読解力・理解力を問うために設定されている。’03年以前の○×形式の内容把握問題と出題の意図は変わらないだろう。設問2については、’04年、’05年では意を異にしているようにみえるが、結果(目的とそのプロセスに焦点が絞られている点においては変わらない。’04年では、調べたことでわかることが結果、調べることがプロセス、’05年では、「異文化」(異文化理解)あるいは「外国語学習」(外国語習得)が結果、「自分の今までの取り組み」がプロセス。結果が自らの選定(あるいは分析)によるものである以上、プロセスと結果の論理的な繋がりを意識することが必要だ。採点者はこの設問2において主に受験生の論理的な思考力・判断力をみる。決して独断的にならず、広い視野で多角的に捉えることを心がけたい。

今後、順天堂大学、大阪医科大学、福岡大学、関西医科大学、
近畿大学(後期)の予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。「合格への執念!ほんの少しの僅差が合否を分け
る」 がんばれ受験生! 最後の最後まで自分を信じよう

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