2007年 藤田保健衛生大学(医学部)予想

                     フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 藤田の数学は80分大問7題で、すべて空欄を完成する形式であろう。本格的な新課程入試になる。本学の出題傾向から考えると、すべての分野から均等に出されるであろう。特に注意すべき分野を予想してみる。数学氓ゥらは頻出の「三角比の平面図形」で、数学Aからはサイコロかカードの「確率」であろう。数学では「図形と方程式:円と直線」と「指数・対数方程式」、さらに「整数問題」の解法をチェックしておきたい。数学Bは数列の「漸化式」であろう。数学。からは「曲線の長さ」か「回転体の体積」であろう。媒介変数表示の関数の積分公式は再確認しておくこと。

【化学】
藤田の化学の特徴は、@グラフの出題が多い。A有機分野でしっかりした知
識、思考力を要する出題がある。
@に関して:昨年はPH曲線、濃度と時間の関係のグラフであったが今年度、
出題されるとすれば「気体の化学平衡における各気体の濃度と時間のグラ
フ」あるいは、「電気分解におけるイオン濃度と時間のグラフ」と予想する。
Aに関して:糖類(特にグルコース、フルクトースの構造)、消化酵素の名称、
主な芳香族(安息香酸、フェノール、アニリン等)は常温における状態(無色
の結晶等)、臭いや毒性の有無などを見直しておくこと。その他では、酸化還
元滴定、熱化学、分子間力と水素結合が狙われそうである。

【生物】
出題範囲は医学部に直結するものが多い。大問4問中、神経や筋肉、恒常性・腎臓などからだのしくみから1問、DNAの分野から1問、遺伝から1問出されるのがよくあるスタイルである。あとの1問は、時事問題のことが多く、ヒトゲノム(01)、狂牛病(02)、エイズ(03)、温暖化防止(06)などが出題されている。また、時々植物分野も出題されるので油断はならない。問題のレベルはそんなに難ではないが、2科目120分の持ち時間の中で、論述や計算をしなければならないので忙しい。
攻略法としては、冷静にわかるところから書いていくことだろう。直前対策としては、図表のコラム欄に目を通しておくこと(時事問題対策)、DNAとRNAの基本構造と働きについて復習しておくのが有効だろう。余裕があれば、分類をおさらいしておくほうがよい気がする。

【英語】
 2002年から2005年まで、読解2題、会話文1題の大問3問構成だったものが、2006年には会話問題が消え、読解2題のみとなり、分量的にはやや楽になった。しかし、2007年もそのままであるかどうかは何とも言えないところである。いずれにせよ、英問英答を含め記述題が多く、全体として内容を正確に押さえているかどうかを試す傾向は変わりなく、むしろその傾向を今後さらに押し進めてくると思われる。一文一文に振り回されるのではなく、しっかりしたパラグラフリーディングが必要。

今後、近畿大学、兵庫医科大学、順天堂大学、東京医科大学、東海大学
、大阪医科大学、福岡大学、関西医科大学、近畿大学(後期)の予想を
行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。

最後の最後までがんばれ受験生

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

最後に勝利を!

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