2007年 愛知医科大学予想

                     フェニックスゼミ講師陣

                     
【数学】
 試験時間は90分で、昨年度は大問5題になった。数学のレベルは基本〜標準であるが、この2、3年は量的にもレベル的にも徐々に難化傾向である。問題1の計算問題は比較的容易で、ここは確実に正解できなければならない。標準問題では単純にパターン化された解法だけでは解けない。それぞれの問題の中に工夫があり、基本事項を理解した上での思考力が試される。何らかの工夫が必要である。本学の数学は「確率」「軌跡と領域」「三角関数」は頻出分野で、今年度は「確率」「軌跡と領域」の出題が予想される。そして数学からは「等式・不等式の証明」であろう。数学Bからは「ベクトル」特に空間ベクトルが狙われそうである。点と平面の距離や三角形の面積の求め方は確認しておこう。数学。は「微分」であろう。減衰曲線の変曲点や接線、媒介変数で表された関数のグラフはチェックしておきたい。

【化学】
  愛知の化学は、2005年度まで時々見られた「奇問」が2006年度入
試ではなくなった。したがって60分内に全ての問題を落ち着いて解くことが
可能になったと言える。ポイントになるのは計算問題である。特に毎年出題さ
れる化学平衡の大問をいかに早く正確に解けるかであろう。
今年度は、弱酸(酢酸にからむ計算)が要注意である。また、シュウ酸や硫化
水素の2段階電離、熱化学、溶解平衡なども見直しておきたい。有機では、アミノ酸・タンパク質が要注意である。

【生物】
 生物は題材は基本的だが、難しい出題の仕方をすることが多い。かなり思考力が問われるのは覚悟すること。愛知医での頻出分野は神経と筋肉(03・04・06)・アカパンカビ(03など)・タンパク質(06ほか)で、この分野では細かいことまででているので注意しよう。また、代謝やDNA・尿生成の計算もよく出題される。最終チェックしたい暗記項目は、タンパク質の名前と働き・構造などと、図表にでてくる主なグラフである。
それに加えて酸素解離曲線と、分類にも目を通しておきたい。

【英語】 
2000年以降、読解4問と文法・語彙1問という大問5題の出題形式が続いており、2007年度も同様の傾向が続くと思われる。4題ある読解問題はそれほど長いものではないが、テーマは科学的な内容の論説文から人生論や人間の感情の機微に触れたエッセイ風のものまで多岐にわたり、日頃から様々な英文を読み慣れて鍛えておく必要がある。本番では、徹底的に文脈把握を心がけたい。そのためには、改めて言うまでもないことだが、単語や一文一文に振り回されず、分からない箇所が出てきても、そこで止まらず、その後の流れの中で判断するようにしよう。

今後、岩手医科大学、藤田保険衛生大学、近畿大学、兵庫医科大学、
順天堂大学、東京医科大学、東海大学、大阪医科大学、福岡大学、
関西医科大学、近畿大学(後期)の予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。「合格への執念!」何度も同じ受験生と戦い、ほん
のわずかの僅差が合否を分け、そして後半になればなるほど苦しくなるの
が医大入試です。最後の最後までがんばれ受験生!

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

最後に笑顔を!

トップページにもどる