2007年 順天堂大学医学部予想

                     フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 本学の数学の特徴は、数学B、数学。Cからの出題が多いことと、定理・公式の証明が出されて始めていることである。昨年度は数学Cからの出題が多かったが、数学の図形と方程式、数学。の微分積分はほぼ毎年出題されている。2007年度を予想してみる。「三角比・三角関数」がテーマのひとつになるのではないかと思われる。数学氓フ正弦定理や余弦定理、図形への応用、数学。の微分積分などで三角関数が絡んできそうである。さらに、数学Aからは「確率の計算」、数学2のからは「曲線と接線・法線」ではないか。数学Bは「ベクトルの内積」であろう。数学。からは「数列・関数の極限」と「積分計算」であろう。部分積分・置換積分の公式などはチェックしておきたい。数学Cでは「ケーリー・ハミルトンの定理」が狙われそうである。

【化学】
 順天堂の化学は、全単元から万遍なく出題され、難度も適当な良問集合であるが、量が多いため、時間内での処理能力の勝負となる。直前対策として@化学史(例:◯◯の法則は△△が発見)A合金の名前(ジュラルミン、アマルガム等)Bエチレン系合成高分子の用途(ポリ酢酸ビニルは接着剤等)を見直しておくのが有効であろう。また、化学平衡の計算は必ず出題されるので基本問題を早く解く練習をしておくこと。

【英語】
 読解問題の大問数や文法題の有無、またはその数など、ここ数年多少の変動はあるが、全体として読解問題中心で、そしてテーマ英作が最後に必ずあることには変わりはない。長文はそれほど難度の高いものではなく、ごく標準的だが、全体の時間がテーマ英作を含め70分というのはかなりきつく、正確な速読力を要することは言うまでもない。長文のテーマはほとんどすべて医学、心身の健康に関するもの。最後のテーマ英作文であるが、本番では、述べたい論旨を箇条書き風に、日本語で簡単にメモし、それを簡潔な構文の英語で肉付けするような気持ちで書くと論旨の一貫したものが書ける。その場で英文を書きながら考え、考えながら書く、というような場当たり的なやり方は避けること。

【小論文&面接】
順天堂の小論文の大きな特徴として絵や写真や詩を見せることで受験生に解釈させる最も切り込み方の難しい小論文と言える。1つのアプローチの仕方として医学部の小論文であるが故の「人」を対象にしたアプローチをすべきである。例えば2005年度の英国マンチェスターの一病院の外来待ち合い室であれば、「苦痛の顔をした人」を選択し、「なぜ苦痛を感じているのか?」「その解決策はどうすべきか?」から人を中心にアプローチをし、「常に困難な状況を改善する。そのためにどうすべきか?」という視点で切り込むのである。2006年度の集中豪雨による土石流のため倒壊した家屋から1匹の犬が救出された写真においても必ずフレームワークに「人」がいなくても常に「人」を中心にアプローチをするということである。結論として常に「困難な状況を克服する。そのために人はどうあるべきか?」という視点で行くのである。また、順天堂の名物とも言われる「親子面接」であるが、父兄に幼少の頃からの教育方針や浪人受験生に「なぜ浪人したのか?」「浪人生は入学後崩れる」などや、個別授業を受けていたと言えば「人とうまくやれないからそういう形態の授業を受けていたのではないか?」などかなり厳しい面接を覚悟しておいた方が良いだろう。面接待ち合い室の段階でビデオ撮影等される場合があるので大変である。生徒よりも父兄の方が緊張し、疲れる面接と言える。翌日、父兄が面接で追求されて疲れて寝込むというのもわかる。しかし、国試の実績が高いのでそれ位当たり前なのかもしれない。

今後、東京医科大学、東海大学、大阪医科大学、福岡大学、
関西医科大学、近畿大学(後期)の予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考
にして頂けたら幸いです。 最後は「合格への執念!」

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

への挑戦

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