2007年 関西医科大学予想

                     フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 関医の数学は大問4問で,第1問は小問集合であり、出題形式の変化はない。出題分野についても、過去5年間であまり偏りなく、ほぼ全ての分野から出題されている。今年度の予想を試みる。メインの数学。で、極限では「数列の極限」「漸化式と極限」であろう。積分からは「面積」である。そろそろ「減衰曲線」が出そうである。数学Cの「行列」は例年通り出題されるものと思わる。単なる行列の計算からn乗計算まで可能性がある。C・Hの定理の可能性が大きくなっている。数学Aからは「順列」か「確率」が例年出ている。「確率」では期待値や確率分布や分散の公式をチェックしておきたい。数学氓ゥらは「対称式」に関連した計算と「二重根号」の計算、三角比の「余弦定理」と「三角形の面積」と思われる。数学の「三角方程式(不等式)」と「指数・対数方程式(不等式)」は頻出で、今年も出されるであろう。

【化学】
 関西医大の化学は、昨年の予想通り生命・生活との関わりを意識した出題方法となっている。(例:2006年度氤番出題の文章に見られるように特徴がある)そこで今年度は、セルロース繊維、油脂とセッケンが要注意である。
無機ではアルミニウム、カルシウム、リンの性質をよく見直しておく必要がある。また、熱量計算が狙われるように思われる。(特に中和熱、融解熱・蒸発熱)加えてPH計算の練習をしておくのが良いだろう。

【生物】
 関西医大の生物は、難問ではないのだが、「ややこしく、時間がかかる」のが特徴だろう。「誤っているもの(または当てはまるもの)を全て選べ」があるからだ。05・06と大問6問で構成されており、1問1問は難易度はそう高くないが、選択式の問題では、全ての選択肢を正確に読まなければならず、
時間にそれほど余裕はない。計算問題もある。まずは焦らないことである。
分野に関しては、06年度からは、生物IIの範囲は、進化(第4問)・分類(第6問の一部)が出題されているので、「生態系」と「進化・分類」のどちらかに絞るわけにも行かないだろう。また、医学部受験生のあまり得意ではない植物の生活環は05・06に出題されている。関西医大の出題傾向はほぼ必ずDNAが出題されること、また、さまざまな物質の「構成物質」・「構成元素」など
(例えばDNA←ヌクレオチドから構成←塩基・糖・リン酸から構成←CHONP)の問題がよくみられることである。医学部共通の頻出分野(体のしくみ・DNA・発生)はもちろんふだんから勉強しているだろうが、今から確認するなら、図表の後ろにのっている「各種実験のやり方」と、生態系のところの「植物の群系」を見ておきたい。

【英語】
 2005年から2006年にかけて、大問数が3題から5題へと増えたが、これは和文対照英文が大問として二つ独立したためであり、全体としては問題数が減り、やや解きやすくなっている。ただ、会話文の空所補充が選択から、単語を書かせる形式へと変わっており、また、大問1にも発音記号から単語のスペルを書かせる問題が新たに出されているが、これはさほど難しいものではない。依然として長文読解中心で、素早い正確な速読力、パッセージ全体の流れを的確に押さえるパラグラフリーディングの力が要求されており、その傾向は
より強まっていると言ってよい。大問3の「適切な日本語訳になっていないもの」を選ばせる問題と、大問5の「適切な英訳になっているもの」を選ばせる問題は、解答を見ればなるほどと思うが、なかなか本番では見抜きにくい受
験生泣かせの問題である。この対策として、難度の高めの誤り箇所指摘問題や、複数の英文から正しいもの、あるいは誤ったものを選択させる問題などを集中的にやり込み、ポイントに対して鋭く反応出来るようにしておきたい。

最後に近畿大学(後期)の予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。 

最後の最後までがんばれ受験生!

実質本年度医大入試(西日本)の前期「最後の決戦」です。

最後の最後に笑顔を!

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

世話になった全ての人の顔を思い出しながら

そして試験の前に両親に感謝してから戦おう!

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