2007年 近畿大学医学部予想

                     フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 旧課程と比べて新しく「ベクトル」が出題範囲に加わっただけで、分野にはほとんど変わりはない。レベル的には過去において難問はなかった。典型問題が多く、考え方は単純であることが多い。しかし複雑な式の計算力が必要で、時間的な余裕はないであろう。公式などを駆使して手際よく計算したい。今年度を予想してみる。まず例年頻出の「微分の応用」で接線・極値・最大最小は出るだろう。「三角比の図形への応用」はそろそろ出そうである。正弦定理や余弦定理が絡んでくるのではないか。数学Bの「数列」か「ベクトル」のどちらかは出題されるであろう。数列ならば「群数列・漸化式」であり、ベクトルならば「内積」が関係した「空間図形」であると予想する。
 
【化学】
近畿の化学は、ここ数年の流れからいって必ず80%以上の高得点が期待できる出題となるであろう。何としても避けたいのが「計算ミス」であり、今年度は酸化還元滴定、電気化学が出題されそうである。また、中和滴定のPH曲線や、気体のP、V、n、Tの関係に関するようなグラフに関する出題も考えられる。有機は2006年ム3のような小問集合であろう。各物質とその用途を
よく見直しておくこと! 特にアミノ酸は狙われそうである。

【生物】
 毎年、大問4問中1問が難問であるため、難しい印象があるが、ほかの3問は普通の問題集の標準問題レベルであるので、こわがらずに臨みたい。
まず、標準レベルの3問を解いてしまおう。難問と言っても、しっかり考えたら書くことは限られてくるので、「書いた者勝ち」である。
頻出の分野は、まず必ず出題される免疫、それと腎臓(06・00)・眼(95・00)・ホルモンなど医学部ならではという分野が多い。それに光合成や群系など医学部受験生がおろそかになりがちな植物分野が加わるので注意したい。(06・04・02・01・00・98)免疫は必ず出題されるので当然注意するべきで、さらに今年要チェックなのはしばらく出題されていない神経、呼吸あたりだろう。生物の選択分野(進化分類or生態系)は去年はどちらも出題されていないが、今年は出題がありそうである。今からなら進化・集団遺伝について目を通しておきたい。

【英語】
 近大医学部の英語はここ数年ほぼ同じ傾向である。特徴は文法・語法・構文の比重が高いこと。難度は標準からやや難という程度で、特に難問といえるものは少ないが、それだけに落とせるものはあまりなく、この部分の高い正答率が合否の鍵を握る。特に大問2の「誤り箇所指摘」や大問4の「適当な文の選択」(年度によっては「適当でない文の選択」)は、苦手とする受験生が多く、ここでしっかり稼いでおきたい。一見難しそうに見えても、ポイント自体はごく標準的な、頻出のものばかりなので、標準からやや難関レベルの正誤問題や構文問題を集中的にやり込んで、コツをつかんでおきたい。

今後、藤田保険衛生大学、兵庫医科大学、順天堂大学、東京医科大学、
東海大学、大阪医科大学、福岡大学、関西医科大学、近畿大学(後期)
の予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。 最後は「合格への執念!」何度も同じ受験生と戦
い、ほんの「わずかの僅差」が合否を分け、そして後半になればなるほど苦
しくなるのが医大入試です。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ
 

最後の最後までがんばれ受験生!

最後の最後に笑顔を!

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