2007年 東海大学医学部予想

<関西会場は2月7日のみ>

                     フェニックスゼミ講師陣
【数学】
 東海大の数学は第1問は小問集合で基本問題である。第2問、第3問は典型問題であるが、かなりの計算力を要する問題である。例年、数学と数学。からの出題が多く、年度により数学Aになったり、数学Bになったりする。今年度の予想してみる。数学は微分の「関数の増減と極値・最大最小」であろう。数学。はやはり「面積」になるであろう。指数・対数関数や三角関数の「複雑な積分計算」が出題される可能性も高い。数学Bからは「ベクトルと図形」だろう。内積や三角形の面積まで関連しそうである。数学Bの「数列」も小問で問われそう。典型的な問題の解法をチェックしておきたい。本番では時間的な余裕はないので、素早く計算することを心掛けよう。

【化学】
 東海の化学は、計算問題の割合が多いが、盲点をついた様な設問はないので標準的な計算問題の練習が最も効果的である。要注意の単元としては、電気化学(特に銀、銅の電解製錬、鉛蓄電池等)、ヘンリーの法則、接触法・オストワルド法・ソルベー法にからむ計算、濃度・溶解度、緩衝溶液あたりであろう。
有機では、元素分析の計算、エステルの加水分解、糖の加水分解などはよく見直しておく必要がある。加えてヨードホルム反応のシステムを問われる可能性
があるように思われる。

【生物】
 毎年大問5問の出題形式で、そのうちだいたい3問は基本的なことがわかっていれば答えられる問題である。あとの2問は、実験考察問題を含む、思考力をみる問題となる。また、生物の分野は、「生態系」「進化・分類」のどちらかが06には出題されたので、同じ傾向なら片方の分野しか勉強がすんでいない受験生は大変だろう。さらに、70分で実験考察や論述を多く含む問題を解くのは忙しいことになる。ご存じのようにこの大学は、理科から1科目をその場で選んで解答する。攻略法としては、まず生物(および化学)の問題を5問とも目を通して、見たことのある分野であることを確認してほしい。生物を選択したなら、簡単な3問をまずきっちり&手早く解く。あとの時間を実験問題にしっかりかける、という手順となるだろう。分野的には、人体に関するところが頻度が高く、ある器官や器官系をテーマにして出題されることが多い。直前対策としては、時事トピックスをあつかった図表のコラム欄に目を通しておくほか、タンパク質の名称と働きや分類をおさらいしておきたい。

【英語】
 東海大医の英語はここ数年ほとんど同じ傾向で、1日目、2日目とも大問7題から8題で構成されており、読解、語彙、会話文、文法、構文、和訳、英作と、英語の総合力を問う、非常にバランスの良い出題内容となっている。難易度はごく標準的で、基本的なことをしっかり勉強してきた者には平易とすらいえる。それだけに取りこぼしはあまり許されないが、時間が70分とかなりきつい。本番は時間配分に十分配慮すべきである。直前対策として効果的なのは、頻出の文法4択問題や、頻出構文チェック。それと頻出基礎熟語のチェックも欠かせない。文法題は、時制、(準)動詞の語法、仮定法などが非常に多く、それらの項目に穴がないようにしておこう。

今後、大阪医科大学、福岡大学、関西医科大学、近畿大学(後期)の
予想を行う予定です。
インターネットホームページにも事前に掲載していきますので最後の参考に
して頂けたら幸いです。 

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

最後の最後までがんばれ受験生!

敵は自分です。自分の弱い心です。

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