<<医大受験生のためのセンター国語の対策>>

国語

センター国語は言うまでもなくマーク式の選択肢問題である。センターにはセンターの選択肢の作り方と正解根拠の与え方がある。むろん他のマーク中心の私立大の問題と共通する部分も多くあるが,センターは特に広く注目を浴び,一般の大学入試以上に厳しい視線を浴びる。正解があいまいであったり,根拠が薄弱だったりするわけにはいかない。そのことがセンター特有の独特の選択肢の作り方と正解根拠の与え方をもたらすのである。ここは現代文(小説・評論),古文,漢文の出題のうち,古文での特徴と対策の一部だけを紹介して,我々が受験生諸君のセンター直前の追い込みに必ずや強力な支援者となることをお知らせしておきたい。

《センター古文の特徴と対策》マニュアル一部紹介

A語句の解釈

センターテストは一貫して、問一で、一単語(または一文節)の解釈を三つ問うている。ここに出現する語句は約三〇〇と言われる基本的な単語、慣用句が中心を占めている。重要ないくつかの口語訳を知っていれば、五つの選択肢のうちほぼ三つは捨てられるのに、すべてを五つで考えるのは不経済であり,解答の不確実性も増す。我々の選択した基本的な単語、慣用句、約三〇〇の暗記は、語句解釈の正解率を増すために絶対的なものである。

B文法的説明

センターテストでは、共通一次テスト時代の中心であった同形語の識別が減り、品詞分解的な出題が増えている。しかし、解答のポイントが同形語の識別にある点は同じであり、紛れやすい助動詞である完了「つ・ぬ・り」の発見、「に・なり・らむ・ね・給ふ・侍り」などの識別、多義的な助動詞の意味「む、す・さす」などがポイントになっている。したがって、対策はやはり、同形語の識別、多義的な助動詞について、代表的なものを細かいところまで、我々の創出したアルゴリズムでマスターすることであろう。

C文(和歌)の解釈

センターテストでは、文・和歌の解釈はほぼ毎年一問は出題されている。解答のポイントはつぎのような点にあろう。まず第一は、当然ながら基本語約三〇〇と助動詞(特に「む・べし」)・助詞の口語訳の知識であり、同時に、傍線部の品詞、語順、活用形などとの対応をできる限り、原文通りに訳し移すこと、つまり逐語訳である。第二は、明示されていない動作主・会話主・作歌主などの主体および対象の確認、補足である。つまり誰が,誰の,誰を,誰になどを読み取ることである。第三は、指示語の内容や省略部を推定し、また、直前、前後の文やリード文を傍線部と同等にみなして、その制約を訳し込むことである。第三点の、直接の解答を要求されていない部分の推定、訳し込みなどは一種のトリックであり、そのタネを明かせば簡単なものなのである。コロンブスの卵ではないが、卵は割れば簡単に立てられる。…
 以下は省略する。ぜひ我々のセンター国語の選択肢の分析と対策を役に立てて欲しい。

医歯学部受験予備校フェニックスゼミ

           

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